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令和6年度 日本語教育能力検定試験 解答速報

実施日:2024年10月

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令和6年度の日本語教育能力検定試験受験生の皆様、お疲れ様でした。
ヒューマンアカデミーの解答速報を公開いたします。

以下のアンケートにご回答後に表示されるリンクから、解答速報の閲覧が可能です。

 試験に関するアンケート(所要時間 約1分)

※この解答速報はヒューマンアカデミー独自の見解に基づいて作成しておりますので、実際の解答と異なる場合があります。またこの解答速報は事前の予告なく変更する場合があります。なお本件に関するお問い合わせは、一切受け付けておりません。

試験 Ⅲ 問題17

問題 解答
記述式解答例①

設問の日本語学校では、コミュニケーション重視で意味の理解・やり取りに意識を
向けさせるFonMでRP活動をしてきたと考えられる。そのため学習者が楽しそうな
雰囲気で会話授業に取り組めている反面、語彙や文法などの言語形式上の問題
点が生じた。それを受けて、コミュニケーション重視の言語活動の中で言語形式に
焦点を当てるFonFに修正したと推測する。
50分の授業は、中級レベルであることからタスク先行型で行う。プレタスク後に
ロールカードを配布し、一回目のRP活動をさせる。その中でクラス全体に共通す
る言語形式上の問題点をリストアップし、それらを学習者に問いかけながら訂正す
る。この段階で、必要に応じてモデル会話を配布できるよう準備しておく。最後に
二回目のRP活動をさせ、一回目の問題点が改善されているかを確認する。
言語の形式を重視するFonFSの要素を取り入れることも可能だが、コミュニケー
ション能力を高めるという目的を保つためにFonFを実現するに留めた。(411字)

問題 解答
記述式解答例②

 コミュニケーション能力の向上が依然として目標であるため、学習者のニーズに
合ったRP課題の遂行、すなわち、内容・意味重視のFonMの活動から授業を始め
る。そして、その目標達成のための手段としてFonFを途中に挟み、言語形式への
注意を促す。このような課題先行型でトップダウンの分析アプローチを採ることで、
言語形式の学習そのものを目標に据えたFonFS型に陥ることを回避できる。
 具体的には、まずグループに分かれRP活動を実施する。その際、会話の録音を
する。その後、課題の達成状況に関する自己評価を行い、その上でFonFへと移
行する。録音された会話をグループで聴き、言語形式上の問題点を拾い上げ、そ
れらを改善するための代替表現等を考えて振り返りシートに記してもらう。記入済
みのシートは教師が回収し、その内容を踏まえつつ、教師からも言語形式に関す
る指導を行い、練習もさせる。その後、FonMの活動へ戻り、RPの再実施と評価を
し、締めくくる。(396字)

【重要】解答速報ご利用にあたっての注意事項
この解答は、2024年10月27日(日)に実施された日本語教育能力検定試験の解答です。 試験Ⅱは音声を媒体とした出題形式のため、解答はございません。
  • 解答速報はヒューマンアカデミー(株)が独自の見解に基づき、サービスとして情報を提供するものであり、試験機関による本試験の結果(合格基準点・合否)について保証するものではありません。
  • 試験の詳細につきましては試験機関にお問合せください。
  • 解答速報の内容は予告なく変更する場合があります。
  • 解答速報はヒューマンアカデミー(株)の予想解答です。解答に関するご質問は受け付けておりません。
  • 解答速報の著作権はヒューマンアカデミー(株)に帰属します。許可なく一切の転用・転載を禁じます。