1年目に受験して不合格、翌年に再受験して合格することができました。1度目の時は、過去問をとにかくがむしゃらに解きまくっていたように思います。2度目はメリハリをつけて勉強すること、隙間時間をうまく使うことを心がけました。平日は会社のお昼休みを使って、土曜日は朝9時から3時間必ず集中して勉強するようにしました。そして過去問は1問1問丁寧に解くことを意識しました。
出題範囲も広く、問題数もとても多い試験です。小論文もある上、ほぼ1日がかりの試験なので本当に大変です。小論文についてある方から「この試験はそもそもこれから日本語教師を目指す人たち向けのものだから、現場経験がないことにビビらないように」と言われました。それまでは気持ちのどこかで「経験のない私には無理」と思うことも多かったので、この言葉に救われました。本番の小論文には私の理想論をしっかり書きました。
現在会社員ですが、もちろん日本語教師として教壇に立つことを考えています。そのときに役立てばと思い、通信制大学で日本語教育に関する勉強も始めました。まずは24年春の卒業を目指しています。今は週一回、ボランティアですが日本語勉強会に参加しています。大学生、社会人さまざまですがみんな楽しく勉強しています。これからが大切だと思っていますので、いろんな場面で異文化コミュニケーションに参加していきたいですね。
韓国語講座に通っていた時、韓国人の先生が講師をされていた大学で、韓国人留学生への日本語の授業のお手伝いをしたことがありました。その時に先生から「日本語教師」という職業があるから目指してみたらと言われことが始まりで、その時に一度「受講してみようかな」と思ったのですが、仕事が忙しかったりで後回しにしていたんです。でも日々の仕事に追われる中で日本語教師という言葉がずっと頭に残っていて。2年前思い切って受講を決意しました。
決心したものの実際に講座に申し込むまで、なかなか踏ん切りがつかなくて。一度は入学金を支払ったにもかかわらず、私の決心が揺らいでやっぱり受講をやめたいってお伝えしたことがあったんです。そのとき、催促することなく(返金していただいた上に)私の決心がつくまで待ってくださったんです。その時に、なんというか、信頼できるなと思ったんです。ここでだったら安心して勉強できるかも、と思いました。
模擬授業でホワイトボードに絵を貼った時、マグネットシートが小さすぎて磁力が足りずにずるずる下に落ちて授業が進まなくなってしまったことがありました。焦っていた私に生徒役だった受講生の方が大きなマグネットを貸して下さいました。あの時は本当に助かりました。教育実習で同じクラスだった方々とはとても仲がよくなって、今は住んでいるところもばらばらですが、連絡取り合って近況報告や情報交換してます。
経験豊富な先生方ばかりでしたので、ご自身の経験談も交えた授業は本当に楽しかったです。3か月間の教育実習は、最初の1か月が検定の時期と重なってしまったので、教案作りと試験勉強、そして仕事と本当に大変でした。毎回教案に丁寧な添削をして頂いた先生には感謝しかありません。添削後の教案からは学ぶことも多く、とても勉強になりました。(教案の提出期限守れないことが多かったので、本当に申し訳ありませんでした…)
受講生の立場になってお話を聴いて下さるので、本音を言うことができましたし、どんな小さな不安にも一緒に向き合って下ったので安心感がありました。この安心感があったから1年間がんばれたのだと思っています。そしてなによりも校舎ではいつも笑顔で迎えていただき、ありがとうございました。