英会話で実践できる!英単語は例文とセットで学習した方が良い理由

「英単語が覚えられない…」と嘆いている方は、単語のつづりや意味を1つ1つ暗記しようとしていませんか?そのような勉強法は間違いというわけではありませんが、結果が出ていないのであれば、やり方を変えた方が良いかもしれません。ここでおすすめする方法は、例文を覚えてその中で使用されている単語を身につけていくことです。
今回は、単語の暗記につまずきやすい理由や、英単語を例文で学習するメリットについてご紹介します。



単語を覚えられない理由

  • 英単語を覚えられないという悩みは、日本人にとってごく自然なものです。この悩みの背景には、日本人の英単語暗記を妨げる要因が複数存在します。その中でも代表的なものを以下でご紹介します。

    単語を覚えられない理由
  • つづりと発音が一致しない

    英語は、つづりと発音の規則性が少ない言語だといわれています。パターンはあるものの、数多くの例外が存在しており、一筋縄には覚えられません。日本人はローマ字読みという習慣が根付いているため、英語の読み方に慣れるまで時間がかかるでしょう。

  • 英語と日本語が結び付かない

    英単語をつづりと意味で覚えようとしても、なかなか英語と日本語を結び付けることができません。中学生英語程度の簡単な単語であれば、ひたすら暗記するという方法も有効でしょう。しかし、レベルが上がるにつれて英単語の日本語訳も難しい言葉になっていきます。
    日本語でも、なかなかお目にかかることのない意味の英単語を付け焼き刃で暗記しても、すぐに忘れてしまうのです。

  • 現実感がない

    日本人が特別な勉強をすることなく日本語を習得できるのは、日本語に囲まれているからです。一方で、英語に触れている時間は1日の中でもごくわずか。せっかく新しい単語を覚えても、日常で使うことがなければ記憶に定着しにくいのです。

英単語を単語の使い方まで学習する

  • 上述したような理由で、英単語の暗記につまずきやすい日本人にとって、英単語を例文で覚えることは非常に有効な方法です。
    ここでは、例文学習をおすすめする理由をお伝えします。


    英単語を単語の使い方まで学習する
  • 線で覚えるとその単語の応用まで分かる

    1つの英単語を点、そして英単語の連続である文を線と考えましょう。日本語を例にとると、点で日本語を習得した日本人はいないはずです。日常にあらわれる線のケーススタディーで、少しずつ日本語を学んでいきます。つまり英語に関しても、点ではなく線で覚える方が自然と単語の使い方やニュアンスが分かるのです。
    また、1つの英単語が複数の意味を持っているケースは往々にしてあります。線の学習で、単語の応用まで覚えてしまった方が、効率的な単語学習法でしょう。

  • 文脈ごと覚えようとした方が記憶に残りやすい

    例文学習は、シチュエーションごとの内容を学ぶ方法です。日本語の意味だけで英単語を覚えるよりも、例文でシチュエーションと結び付けて覚えた方が、はるかに記憶に残りやすいといえます。

音声を活用する

  • 英語の例文が掲載されている多くの参考書には、英文の音声が収録されたCDが付属しています。ボキャブラリーを増やしたいと考えている方は、音声もぜひ活用しましょう。
    単語の暗記には、なるべく多くの感覚を使うことが重要です。つづりとその日本語訳を眺めているだけの学習では、つづりから想像する発音が間違っている可能性もあります。
    そのため、新しい単語を学習する際には、CDで必ず正しい発音を確認してください。単語を意味だけではなく音でも覚えようとすることで、語彙(ごい)力の向上とともにリスニング力の向上にもつながります。

    音声を活用する

日本語→英語へ変換して練習する

  • 例文学習とは、既存の例文を覚えるだけではありません。自ら例文を作ることも非常に有効な勉強方法です。用意された日本語や、自分の言いたい日本語を英語へと変換する練習をして、単語への理解を深めましょう。

  • ボキャブラリーが広がる

    自分の中に蓄積されている英単語だけでは、自分の言いたいことを100%表現できないかもしれません。言いたいことを適切に表現できる単語を知りたいという気持ちが、ボキャブラリーを広げていくための大切な動機となります。

  • 定着度が高くなる

    自分が伝えたいことを表現するために調べた英単語は、単に勉強するために触れた単語よりも深く脳に定着します。また、覚えたい言葉を積極的に使うなどすれば、さらに定着が早まるでしょう。

  • 文法の確認にもなる

    文を作るためには、語彙力だけでは十分ではありません。それぞれの単語を適切に配置するためには、正しい文法への理解も必要です。自ら文を作る勉強法では、語彙力に合わせて文法力を養うこともできます。

音読をしよう

  • 単語や例文を覚える際には、必ず音読を行いましょう。正しい発音を身につけるという意味もありますが、それと同時に視覚情報(単語を見ること)だけではなく聴覚情報(単語を聞くこと)もフル活用することで、定着率が上がるのです。
    より記憶に残すために、どのような参考書を使う場合でもしっかりと英文を声に出して読み上げるようにしましょう。

    また、音読をすることで英語をスムーズに話す練習にもなります。ゆっくり時間をかければ頭の中で文章を作ることはできるけれども、いざ会話となるとパッと英語が出てこない場合は、口を使う練習が足りていないかもしれません。単語を覚えるときに例文も一緒に音読して覚えれば、スピーキングの練習にもなるので一石二鳥です。

復習は欠かさずに

  • ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス博士は、人はどのようなペースで覚えたことを忘れていくのかを調べる実験を行いました。実験結果によると、その日覚えたことは次の日になると74%忘れてしまうようです。
    せっかく覚えた例文も単語も、定期的に復習しなければ身につかないのです。学習を進める際には、できれば翌日、1週間後、2週間後、1カ月後などのように間隔を徐々に長くした復習をおすすめします。

  • おわりに

    今回は、単語の暗記につまずきやすい理由や、英単語を例文で学習するメリットについてご紹介しました。
    単語を覚えることは、語学学習の基本です。伝えたい単語が出てくれば、話し相手も意味をくみ取ってくれることがあり、ボキャブラリーを増やせば文章もスムーズに読み進めることができます。
    単語学習をより効率的なものにし、実践的な英語力に変えるためには例文とセットで意味やニュアンス、発音まで覚えることがおすすめです。英単語の暗記に苦労している方は、定期的な復習も忘れずに例文と一緒に勉強してはいかがでしょうか。