目次
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  1. 1. フリーランスプログラマーの働き方
  2. 1. 個人事業主として企業に常駐する
  3. 2. 副業として個別案件をこなす
  4. 2. フリーランスプログラマーになる5つのメリット
  5. 1. 仕事を選ぶことができる
  6. 2. 働く時間・場所の柔軟性がある
  7. 3. 年収UPの可能性がある
  8. 4. 経費が自由に使える
  9. 5. 人間関係がシンプルになる
  10. 3. フリーランスプログラマーになる5つのデメリット
  11. 1. 営業や経理などの仕事が増える
  12. 2. 福利厚生や保証が少なくなる
  13. 3. 税金や保険の負担が増える
  14. 4. 収入への不安は常について回る
  15. 5. 企業からの教育環境がなくなる
  16. 4. フリーランスプログラマーの実態
  17. 1. 仕事の単価は案件内容や経験で大きく変わる
  18. 2. 常駐がメインの案件が多い
  19. 3. 40歳までの案件がほとんどを占める
  20. 5. フリーランスプログラマーの将来性
  21. 1. IT人材不足が加速し、需要は増える
  22. 2. マーケティングや経営の知識が必要になる
  23. 3. 稼げる人とそうでない人の差がはっきりする
  24. 6. フリーランスプログラマーに向いている人
  25. 1. 勉強をし続けられる人
  26. 2. 仕事や環境に柔軟に対応できる人
  27. 3. 条件交渉が上手にできる人
  28. 4. 仕事を常に取りに行く姿勢がある人
  29. 7. フリーランスプログラマーとして独立するパターン
  30. 1. 企業でプログラマーとして働いてから独立
  31. 2. プログラミングスクールを卒業して独立
  32. 3. 独学で勉強して独立
  33. 8. フリーランスプログラマーとして独立するまでのステップ
  34. 1. 身に付けたい開発言語を決め、勉強を始める
  35. 2. 小さな実績を積み重ねる
  36. 3. エージェントに登録し、案件を紹介してもらう
  37. 9. フリーランスプログラマーとして成功するために必要な3つのスキル
  38. 1. 自己管理能力
  39. 2. IT全般のスキル
  40. 3. コミュニケーションスキル

近年、フリーランスプログラマーは場所や時間を選ばずに働ける仕事として注目を集めています。
実際のところフリーランスプログラマーとは、どのような職業なのでしょうか。

この記事では、フリーランスプログラマーのメリットや働き方について解説しています。これからフリーランスとして活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。

フリーランスプログラマーの働き方

フリーランスプログラマーの働き方としては、大きく次の2つが考えられます。

  • 個人事業主として企業に常駐する
  • 副業として個別案件をこなす

個人事業主として企業に常駐する

1つ目は、個人事業主として企業に常駐する方法です。この場合、フリーランスプログラマーは客先に常駐する形態が一般的ですが、最近は新型コロナウイルスの影響でリモートワーク中心となっています。
リモートワークができるかどうかは、使用している言語や技術、職場環境によって異なります。システムのクラウド化が進んでいない会社や、職場内にサーバーのある現場では、作業のために出社を求められるでしょう。

副業として個別案件をこなす

2つ目は、本業をしながら副業として個別案件をこなす方法です。副業の場合は、企業に常駐するよりも単発の案件やスポット的に参画することが多いでしょう。
具体的には、簡単なアプリケーションを作成したり、ホームページの作成を期日までに終わらせたりといった仕事があげられます。
業務委託での契約が多くなるため、効率的に高単価を得られる案件を選ぶのがおすすめです。

フリーランスプログラマーになる5つのメリット

フリーランスプログラマーには、5つのメリットがあります。

  • 仕事を選ぶことができる
  • 時間・場所の柔軟性がある
  • 年収UPの可能性がある
  • 経費が自由に使える
  • 人間関係がシンプルになる

仕事を選ぶことができる

フリーランスプログラマーは、受ける仕事を選べるのがメリットです。
企業に雇われている場合は、会社の方針にしたがって仕事をしていくことが求められるため、自分の好きな仕事だけをこなすわけにはいきません。しかし、フリーランスプログラマーは自分で仕事を獲得しなければならない反面、どの仕事を選ぶのかは自由です。最新の技術を使った仕事をしたい、Web系の現場で働きたいといった自分の要望や、対応できるプログラミング言語に応じて仕事を選べます。

働く時間・場所の柔軟性がある

フリーランスプログラマーは、働く時間や場所を柔軟に変更できます。案件によってはある程度制約があるケースもありますが、自分で仕事を選べる以上、希望に基づいた条件のもとで働けます。
また業務委託契約で仕事を引き受ける場合、自分のスケジュールに合わせて仕事を進められるのもメリット。プライベートの予定なども調整しやすくなります。

年収UPの可能性がある

フリーランスプログラマーは、会社員として働くよりも年収が上がりやすいです。
会社員は、どれだけ貢献したとしても基本給が決まっているため、ある程度固定された金額を給料という形でもらいます。企業に勤めるエンジニアは、もし100万円を受け取れるスキルがあったとしても、会社で定められた基本給しか受け取れません。
一方でフリーランスプログラマーは、稼げる金額に上限が決まっているわけではないので、仕事をこなすほど高年収になります。高度なプログラミングスキルや営業力があれば、会社員時代よりも年収を上げることは難しくないでしょう。

経費が自由に使える

フリーランスは個人事業主になるので、仕事にかかったコストを経費として計上できます。経費として計上できるものとしては、書籍・ツール費・交通費・パソコン代などがあげられます。
さらにエンジニアの場合は、クラウドでかかったサーバー代を計上することも可能です。自身のスキルアップのために、経費にできるのは嬉しいポイントです。

人間関係がシンプルになる

フリーランスプログラマーは個人事業主のため、会社内の人間関係に悩む必要がありません。会社員の場合、周りの人間関係が原因で鬱になり、職場に行くのが辛くて辞めてしまった、なんてケースも少なくありません。同じ会社に勤めている限りは、苦手な人とも上手くやっていかなければならず、それを苦痛に感じる人もいるでしょう。
しかしフリーランスプログラマーは、一定期間のみ現場の人間とコミュニケーションを取ればよく、苦手だと思った人とは、案件が終われば無理に付き合う必要がありません。苦手な人との仕事は、場合によって断ることも可能です。

フリーランスプログラマーになる5つのデメリット

フリーランスプログラマーには、5つのデメリットがあります。

  • 営業や経理などの仕事が増える
  • 福利厚生や保証が少なくなる
  • 税金や保険の負担が増える
  • 収入への不安は常について回る
  • 企業からの教育環境がなくなる

営業や経理などの仕事が増える

フリーランスプログラマーは、全てのことを一人でやらなければなりません。会社員は部署ごとにやるべきことが明確化されているため、営業であれば営業の仕事、経理であれば経費処理の仕事のみをやっていれば問題ありません。
しかしフリーランスプログラマーは、仕事の獲得から経費処理まで、全て自分ひとりでこなさなければならないのです。プログラマーとしての技術だけではなく、仕事を獲得するための営業スキルや経費処理のための知識も必要になることを覚えておきましょう。

福利厚生や保証が少なくなる

フリーランスプログラマーは、福利厚生や将来に対する保証が少ないです。会社員なら会社側による福利厚生があり、自分のかわりに天引きで税金を納めてくれたり、交通費などを支給してもらえたりします。
しかし、フリーランスプログラマーは自分で税金を納めなければならず、交通費も実費。会社の待遇が恋しくなることもあるかもしれません。
また、働けない状況になったときに有給はないほか、育休、産休の取得もできないので、収入がゼロの状態になってしまうリスクも少なからずあります。

税金や保険の負担が増える

フリーランスプログラマーになると、会社員と比べて税金や保険の負担が増えるというデメリットもあります。
会社員の場合、社会保険や厚生年金の一部を会社が負担してくれます。しかし、フリーランスプログラマーは国民保険・国民年金に切り替わり、全額自己負担となります。フリーランスとして開業するときには、今までよりも税金関係の負担が増えることを覚悟しておきましょう。

収入への不安は常について回る

フリーランスプログラマーは会社に雇用されているわけではないので、いつ契約が切れるか分かりません。したがって、取引先の事情などで急に契約が切れ、収入源が失なってしまう可能性も十分に考えられます。
収入の不安が常について回るからこそ、収入源は一つにせずに、いくつかの収入源を確保しておくのがおすすめです。

企業からの教育環境がなくなる

企業によっては、社員教育として定期的に研修を行ったり、Webセミナーなどに無料で参加できるようにしたりなどの取り組みをしているところもあります。
しかしフリーランスプログラマーの場合は、自らで学習する姿勢がなければ成長もスキルアップも見込めません。
先輩上司のような存在はいないので、自ら現場先で技術を学んでいく姿勢が重要になってきます。

フリーランスプログラマーの実態

フリーランスプログラマーの実態としては、次のような特徴があげられます。

  • 仕事の単価は案件内容や経験で大きく変わる
  • 常駐がメインの案件が多い
  • 40歳までの案件がほとんどを占める

仕事の単価は案件内容や経験で大きく変わる

フリーランスプログラマーは、案件によって大きく単価が異なってきます。自分自身のスキルで決まるのはもちろん、使われているプログラミング言語やシステム構成によっても変わるでしょう。
新しい技術や最新のプログラミング言語が使われている現場ほど高単価になりやすいので、自分のスキルや経験をブラッシュアップし続けることが大切です。

常駐がメインの案件が多い

最近はリモートワークがメインになっているものの、まだまだ客先常駐メインの案件が多いのが実情です。
なぜなら、古くから使われているレガシーシステムが存在していたり、社外からアクセスする手段なかったりと、古いシステムを使っている会社も少なくないためです。その場合は、出勤しなければ仕事ができません。
とはいえ、昨今は着実に社内DX化が推進されています。昔ながらの会社も少しずつクラウド環境に移行されていき、近い将来にはリモートワークが当たり前の時代になるかもしれません。

40歳までの案件がほとんどを占める

フリーランスプログラマーは年齢制限がないものの、案件が多く来るのは40代までと言われています。というのも、年齢を重ねると新しい技術を身につけるのが難しくなるうえ、発注先の担当者に多い30~40代の方からすれば、自分より年上のプログラマーは敬遠してしまいがちなためです。
また、プログラマーは納期が近いと徹夜になったり、休日も働いたりといった状況になりやすい傾向があります。40代以降は、体力的にも厳しくなってくるでしょう。

フリーランスプログラマーの将来性

フリーランスプログラマーは、今後次の動向が予測されます。

  • IT人材不足が加速し、需要は増える
  • マーケティングや経営の知識が必要になる
  • 稼げる人とそうでない人の差がはっきりする

ひとつずつ順番に見ていきます。

IT人材不足が加速し、需要は増える

IT人材は、スキルを持った人材が現時点で59万人不足していると言われています。エンジニアを目指す人は多いものの、途中で挫折する割合が高く、高度なスキルを持った人材が貴重な時代です。
今後は、自動運転やビッグデータ等がさらに活用される時代を迎えることが予想されるため、今以上にスキルを持ったIT人材の需要が急増していくでしょう。

マーケティングや経営の知識が必要になる

フリーランスプログラマーは、自分自身で生計を立てていかなければならないため、マーケティングや経営の知識を身につける必要があります。
会社員は企業に守られているため、担当部署でなければ企業のマーケティングや経営を考える必要がありません。しかし、フリーランスプログラマーはマーケターのように中長期的な活動を自分自身で考え、実践していくのが重要です。

稼げる人とそうでない人の差がはっきりする

フリーランスプログラマーは、スキルによって得られる報酬に大きな差が生じるでしょう。特に、最新の技術を学ばずに古い技術ばかりを使っていると、新しいシステムに追いつけずに需要が減ってしまいます。
フリーランスプログラマーとして働く場合は、常に最新の技術にアンテナを張るようにしましょう。

フリーランスプログラマーに向いている人

フリーランスプログラマーに向いている人の特徴としては、次の4つがあげられます。

  • 勉強をし続けられる人
  • 仕事や環境に柔軟に対応できる人
  • 条件交渉が上手にできる人
  • 仕事を常に取りに行く姿勢がある人

勉強をし続けられる人

IT業界は、常に新しい開発方法やツールが登場しています。技術の流行り廃りが激しい業界のため、常に勉強をし続けなければなりません。
フリーランスのプログラマーになるなら、クラウドの知識やセキュリティ知識も押さえておきたいところです。

仕事や環境に柔軟に対応できる人

IT業界は日々新しい技術が登場しているため、仕事の変化に柔軟に対応できる人が向いています。日々同じ業務を続けるのではなく、新しい技術が登場すればすぐに扱えるようにしなければなりません。
また、フリーランスの場合は常駐先によって環境が大きく変わるため、環境の変化に強い人も求められるでしょう。

条件交渉が上手にできる人

フリーランスプログラマーは自分で営業をしなければならないため、クライアントに対して単価や自分の望む働き方を交渉できるような条件交渉力が重要です。
交渉する際は、いきなり交渉に持ち込むのではなく、ある程度の信頼関係を構築したうえで、自分のスキルの高さや仕事量を説得材料として交渉するのが効果的でしょう。

仕事を常に取りに行く姿勢がある人

フリーランス業界は、募集している案件に複数人が応募しているのが当たり前の世界です。複数人のなかから選ばれるためには、自分しか持っていない持ち味や、提供できる付加価値をうまくアピールしなければなりません。
また、フリーランスは常に仕事がある状況ではないため、生き残っていくためにも積極的に仕事を取りに行く姿勢が重要です

フリーランスプログラマーとして独立するパターン

フリーランスプログラマーとして独立するためには、大きく3つのパターンが考えられます。

企業でプログラマーとして働いてから独立

一番確実な方法が、企業でプログラマーとして働いてから独立する方法です。企業で経験を積むことで、独立後でも即戦力として活躍できるでしょう。
また、企業に勤めていたときに人脈形成をしておけば、独立後に仕事をもらうことも可能です。

プログラミングスクールを卒業して独立

プログラミング未経験の場合、スクールに通うことで、最短でスキルを身につけて独立できる可能性が高いです。とはいえ、現場経験を積まずに独立するため、フリーランスになりたてのうちは仕事を獲得することや、クライアントとのやりとりに苦労するかもしれません。
プログラミングスクールの場合、現役のエンジニアがメンターとして相談に乗ってくれるケースが多いため、プログラマーとして働くときの心構えなどを聞いておくのがおすすめです。

独学で勉強して独立

最も難しいのが、独学で勉強をして独立する方法です。無理ではありませんが、相当の覚悟を持って勉強しなければなりません。
独学の場合、参考書やインターネット上の情報を元に学習することになりますが、現場レベルの実践的な経験を積めないため、実力が身につきにくいといえます。
独学で独立してフリーランスプログラマーとして営業するときには、ポートフォリオとして提示できる作品を作っておくと良いでしょう。

フリーランスプログラマーとして独立するまでのステップ

フリーランスプログラマーとして独立するまでには、大きく3つのステップがあります。

身に付けたい開発言語を決め、勉強を始める

まずは、身につけたいプログラミング言語を選定することです。プログラミング言語は、用途や役割によってさまざまあるため、自分のゴールに応じて選定しなければなりません。
現時点でプログラミング言語を選定できない方は、HTML/CSS/JavaScriptから学習を始めましょう。

小さな実績を積み重ねる

プログラマーの経験が少ない内は、自分でもできる小さな案件からこなすのが良いでしょう。実績を積み重ねることで、企業に対してもアピールできるものが増えていきます。
小さな案件の具体例としては、簡単なホームページ制作やアプリ作成などです。最初はあまり単価を気にせず、できる限り多くの案件をこなしていきましょう。

エージェントに登録し、案件を紹介してもらう

フリーランスプログラマーが仕事を得るためには、人脈がないと厳しいのが実情です。そこで、もし仕事をもらえるような人脈がないと感じる人は、ある程度実績を重ねたらエージェントに登録することをおすすめします。
エージェントに登録すると、自分の得意な技術や実績に合わせて、エージェントがぴったりの案件を紹介してくれます。ここでも、紹介された案件を一つずつ真摯に取り組むのが大切です。

フリーランスプログラマーとして成功するために必要な3つのスキル

フリーランスプログラマーとして成功するためには、次の3つのスキルが必要です。

  • 自己管理能力
  • IT全般のスキル
  • コミュニケーションスキル

自己管理能力

フリーランスプログラマーは仕事の管理を全て自分自身で行うため、自己管理をするのが重要です。仕事を引き受けすぎて納期に間に合わないことがあれば、クライアントからの信頼を失ってしまいます。仕事の受けすぎにも注意して、自分ができる範囲で仕事量を調整するよう心がけましょう。

また、働き方が自由であるからこそ、フリーランスはルーズな生活になりがちだと言われています。生活リズムや生活習慣にも気をつけましょう。

IT全般のスキル

フリーランスプログラマーは、クライアントから即戦力として期待されています。そのためプログラミングスキルだけではなく、クラウドの知識やITツールなど、IT全般を使いこなすスキルが求められるでしょう。

幅広いスキルを持っていると、当初依頼されていた業務よりも任される範囲が広がるなど、クライアントからの信頼も大きくなります。

コミュニケーションスキル

フリーランスにとって、コミュニケーションスキルは大切です。なぜなら、仕事を獲得するためにも、クライアントとの間に信頼関係を構築しなければならないからです。

コミュニケーションを取るときは、作業に着手しているのかどうか、現在の進捗などを細かく報告すると良いでしょう。「指定の期日に納品すれば良いだろう」と考えるのではなく、小さなことでも確認を進めることで、最終的に作業のやり直しを防止できます。