目次
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  1. 1. そもそも仕事のやりがいとは?
  2. 2. 仕事にやりがいを感じるポイントを項目別に解説
  3. 1. 収入面
  4. 2. 業務内容
  5. 3. 目標の達成度
  6. 4. 人の役に立っていると実感する
  7. 3. 仕事にやりがいを感じない原因とは
  8. 1. 条件面に満足していない
  9. 2. 目標を持たずに日々過ごしている
  10. 3. 業務内容に意味を見出せない
  11. 4. 他にやりたいことがある
  12. 4. 仕事にやりがいを感じられない人が起こすべき行動
  13. 1. 自分が何にやりがいを感じるのか冷静に振り返る
  14. 2. 今の会社で改善できるか検討する
  15. 3. 一つの仕事をこなすときに目標をもつ
  16. 4. 転職を検討する
  17. 5. 仕事にやりがいがない人は自己分析をすることからはじめよう

「仕事にやりがいを見出すにはどうしたらいいの?」現在の仕事にやりがいを感じず、悩みを持った方は多いかと思います。

そこで、今回は「やりがい」について徹底解説していきます。また現在、仕事にやりがいを感じない人向けに解決方法も解説していきます。

そもそも仕事のやりがいとは?

仕事のやりがいとは、今おこなっている仕事に誇りを持って満足していることをいいます。自分の能力を発揮できる仕事であるか、また自分の仕事がしっかり評価され収入に繋がっているかどうかがやりがいを感じるカギになります。

さらには、やりがいを感じていればいるほど、仕事に対しての業務効率の向上も期待できます。しかし、やりがいを感じる動機は人それぞれです。

仕事にやりがいを感じるポイントを項目別に解説

自分の特技を生かしてできる仕事、上司や同僚、お客さんに感謝されることでやりがいを感じるなど、やりがいを感じる理由は様々です。

仕事にやりがいを感じるポイントにはどのようのものがあるのでしょうか。収入面だけでなく、人の役に立っていると実感できることなど、精神的な充実感を得ることも重要であるようです。

収入面

自分の中で金銭面が満足していれば、自然と仕事にも身が入るものです。自分の仕事の評価を正しくしてくれる会社であるかが重要な要素になってきます。周りよりも成果を上げているのに給料に反映されなかったり、勤続年数を重ねても昇給のチャンスがなかったりすると仕事に対するやりがいは低くなります。

「収入こそが仕事のやりがい」という人は、成果を上げるほど報酬に反映される歩合制の仕事や、成果に対してインセンティブが支払われるなどの会社を選ぶと良いでしょう。

業務内容

上述の収入面とは反対に、収入が低くても自分の性に合うと感じる仕事ができていればやりがいを感じるという人も多いです。自分の特技や趣味でやっていることを仕事にできれば、楽しく仕事ができます。

自分の得意なことを仕事にすることで、業務に熱が入りますし、その結果会社だけでなく自分の成長にもつながるので充実感を得られます。また、自分の好きなこと・得意なことを仕事にすると、自然と人に頼られる、感謝される機会が増え、やりがいに繋がります。

「エン転職」が行ったやりがいに関するアンケート結果によると、全体の62%がお礼や感謝の言葉をもらったときにやりがいを感じると答えています。

 

目標の達成度

仕事でもプライベートでも、目標を設定してそれを達成できたとき、人はやりがいを感じやすいといわれています。大きな目標を達成することも大切ですが、小さな目標をコツコツ達成することの方がモチベーションを保ちやすいのでおすすめです。小さな目標を立てることで、達成感を味わえる機会が増えたほうがやりがいを感じやすくなります。

「エン転職」のアンケート「仕事において、やりがいを感じること」の調査結果では、全体の3位と4位に「目標を達成すること」「仕事をやりとげること」がランクインしています。この調査結果から、目標の達成度がやりがいにつながっている人が多いことがわかります。

人の役に立っていると実感する

自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できるとき、人はやりがいを感じやすいです。特に、人と対面して業務を行う仕事の場合は、相手からの直接の感謝の言葉がやりがいになっているケースが多いです。「人の役に立っている」ということは言い換えれば、自分の「影響力」を発揮しているということになります。

自分の仕事が世の中を便利にしている、誰かの人生を変えているなど、自分の仕事の影響力を感じることによってやりがいを見出すことができます。逆に、主にPCと向きあって仕事を進めるなど、個人で仕事を行う環境だとやりがいを感じにくいです。

人の役に立っていると実感することでやりがいを感じるタイプの人は、人と対面して業務を行う仕事に就くことをおすすめします。

仕事にやりがいを感じない原因とは

条件面や業務内容への不満、他にやりたいことがある等、仕事にやりがいを感じない原因には様々なものがあります。ここではそれらの原因について詳しく解説していきます。

条件面に満足していない

金銭面、労働環境、労働時間などの条件が満足していないと、やりがいを感じられないことがあります。

具体例としては、下記が挙げられます。

 ・自分の努力が認められず収入が上がらない

 ・人間関係で苦労している

 ・残業が多く、プライベートの時間が少ない

この場合、自分がやりがいを感じるための条件をノートなどに書き出し、把握しておくことが重要です。金銭面、労働環境、労働時間の悩みは個人で解決できないことがほとんどです。会社や上司に相談しても改善が見込めない場合は、転職も視野に入れることをおすすめします。

目標を持たずに日々過ごしている

とりあえず仕事をこなすだけになっている人に多くみられ、何も明確な目標を持っていないと陥りやすいです。

一方で、どうやっても達成できないようなレベルの高い目標を立てるのもやりがいを失う原因となります。達成感を味わうために小さな目標を立て、少しずつでも自分が成長していることを実感することが大切です。人は「自分が成長している、前進している」という実感を持つことでやりがいを感じることがわかっています。また、育成制度など、マネジメントが機能していない会社の従業員はやりがいを見出せない人が多い傾向にあります。

ただ業務内容を伝えて仕事をしてもらうだけでは人は成長しませんし、従業員も機械的に動くようになりモチベーションが下がってしまいます。従業員が成長できる育成制度を作る、また従業員自身が成長を感じられる職場環境を作ってあげることが大切です。

「エン転職」の調査結果では、「仕事において、やりがいを感じることは何か」という問いに「自分の成長を感じること」と答えた人が全体の46%となっています。約半数の方が自分の成長を感じるとやりがいを感じることがわかります。

業務内容に意味を見出せない

自分の仕事が誰の役に立っているのかが不明確であったり、自分の将来に向けたスキルが磨かれない職務内容である場合、やりがいを感じられないケースが多いです。人間は仕事において誰の役に立っているのか、世の中にどれだけ貢献できているかがとても重要なポイントになっています。

現在の仕事で社会貢献度がわかりにくい場合は、対人の仕事に異動希望を出したり転職したりすることをおすすめします。自分の将来に向けたスキルが磨かれない職務においても、やりがいを感じない原因になります。社会貢献度だけでなく、自分にとってやる価値のある仕事かどうか、価値を見出せる仕事であるかが大切です。

他にやりたいことがある

今の業務ではなく、他にやりたいことがある場合、そちらばかりに気を取られて今の業務に身が入らないことがあります。その場合は思いきって転職するのも選択肢の1つです。他にやりたいことがあるのに、今の仕事にやりがいを感じないのは当たり前といえます。やりたいことがはっきりしているのであれば、転職サイトに登録し、志望とマッチする企業があるか確認してみましょう。

注意点として、自分のやりたいことを仕事にできても労働環境や報酬面で満足できない会社に入ってしまうと、結局はやりがいを失うリスクがあります。やりたいことがある場合でも、自己分析と企業分析を行った上で転職活動を行いましょう。

仕事にやりがいを感じられない人が起こすべき行動

仕事にやりがいを感じられない原因が分かったら、次は何をすべきなのでしょうか。ここでは仕事にやりがいを感じられない人が起こすべき行動について解説していきます。

自分が何にやりがいを感じるのか冷静に振り返る

何にやりがいを感じるのかは、人によってポイントや度合いが違います。そのため、過去の仕事で、どのタイミングが充実していたのか、落ち着いて思い出すのが大事です。できればノートなどに記述してまとめることをおすすめします。

ノートに書き出すことで頭の中が整理され、客観的に問題点を見ることができます。

 ・収入が増えるとやりがいを感じる

 ・人に感謝されるとやりがいを感じる

 ・目標を達成するとやりがいを感じる

 ・自分のスキルが向上したことを実感できたときにやりがいを感じる

など、人によってやりがいを感じるタイミングは異なるので、まずはノートに書きだしてみましょう。

今の会社で改善できるか検討する

業務内容に満足がいかないようであれば、他の部署への異動を申し込んでみたり、上司に担当する業務を変更してもらうように交渉してみるなど今の会社で改善できるか検討してみましょう。注意点は、自分の特技はなんなのか、自分の長所を生かせる部署はどこなのかをしっかり分析しておくことです。自己分析を行うことはやりがいのある仕事に就くために非常に重要なプロセスです。

また、就業規則で許可されていれば、副業にチャレンジしてみるのも一手です。自分の持っている能力がどの仕事で評価されるのかは実際にやってみないとわかりません。副業で様々な仕事を経験してみて、自分に合う仕事を探してみてください。

労働環境や金銭面においても、会社側に相談して改善されることがあります。改善されない、取り合ってくれない場合は個人をしっかりみてくれない会社である可能性があります。転職をするきっかけを得られたとプラスに解釈すると良いでしょう。

一つの仕事をこなすときに目標をもつ

今の仕事のままでも、何か目標を持つことでやりがいに繋がることはあります。

今の仕事をどうすれば効率化できるのかと検討したり、そもそも必要ない業務である可能性を探ったりと、常に改善の意識をもって仕事に取り組むことでやりがいを見出すことができるでしょう。やりがいを求めて好きな仕事を探すのも手段の1つですが、まずは今の仕事にやりがいを見出す工夫をしてみるのも良い手といえるでしょう。

転職を検討する

どうしても社内で改善できないようであれば、転職も視野に入れるのがおすすめです。その際は、自己分析をしっかりしましょう。

その際、下記の3点を押さえておくとよいでしょう。

 ・自分の好きなこと、得意なことは何か

 ・自分の好きなこと、得意なことを生かせる仕事・職種・業界は何か

 ・自分がやりがいを感じるときはどんなときか

そして転職活動をするときは、仕事しながら並行しておこなうことをおすすめします。仕事を辞めてから転職活動を始める場合、転職活動が長引いて収入がない日が続くこともあり得ます。しっかりと収入がある中で、転職活動を進めていきましょう。

仕事にやりがいがない人は自己分析をすることからはじめよう

これまで、仕事にやりがいを感じない原因と、やりがいを見出す方法について解説してきました。

仕事にやりがいを感じられない場合、まずは自分が何にやりがいを感じるタイプなのかを見定めて、今のどの部分に満足がいかないかを洗い出す必要があります。そのうえで、現在の職場で改善できないかを検討するのが重要です。

好きなことを仕事にすることでやりがいを感じることもできますが、現在の仕事でも意識を変えることでやりがいを見出すことができます。「エン転職」の調査によると、仕事を楽しむために何か工夫をしているかという質問に対し、「工夫をしている」と答えた人は全体の77%もいました。多くの人が仕事を楽しむために自分なりに工夫をしているようです。

それでも改善できない場合には、転職をおすすめします。人間関係に悩んでいたり、今の仕事にどうしてもやりがいを見出せない場合は転職をして環境を変えるのが1番です。転職活動の際は自己分析をしっかりおこない、自分がやりがいを感じられる仕事は何なのかを認識してこくことが重要です。