- 1. 多くの人が抱える「仕事が合わない」と感じる原因7選
- 1. 1.働きに見合う待遇をしてもらえない
- 2. 2.人間関係が回復不可能なほど悪化している
- 3. 3.業務内容に不満がある
- 4. 4.会社の理念や方針が自分の価値観に合わない
- 5. 5.職場の雰囲気になじめない
- 6. 6.会社の将来に不安がある
- 7. 7.チャレンジしたいことが他にある
- 2. 仕事が合わない原因が分かったら対策をしよう
- 1. 現状の会社で解決できる場合
- 2. 現状の会社で解決できない場合
- 3. 転職をする決意をしたら取り組んでおくべきこと
- 1. 他の会社でも通用するスキルを身につける
- 2. 自分を見つめ直す
- 3. 転職サイトに登録する
- 4. なぜ仕事が合わないと感じるのか落ち着いて考えよう
「今の仕事が自分に合っていない」そう感じたことはありませんか?
何が原因でそのように感じてしまうのでしょうか。また、そんな辛い状況をどうやって解決すれば良いのでしょうか。
ここでは原因の探し方と具体的な解決方法について解説していきます。
多くの人が抱える「仕事が合わない」と感じる原因7選
多くの人が抱えたことのある、「仕事が合わない」という悩み。
なぜ、今の仕事が自分に合ってないと感じてしまうのでしょうか?その原因を知ることで心のモヤモヤは晴れて、具体的な解決策を考えることができます。
ここでは「仕事が合わない」と感じる原因としてよくあげられるものを紹介します。
1.働きに見合う待遇をしてもらえない
待遇の中でも給料は特に重要です。労働量に対して給与が低いとやる気がなくなってしまうでしょう。また、どんなに結果を残しても給与が上がらない場合には、仕事が自分と合っていないと感じる人が多いようです。
会社の給与形態によっては、成果を出したとしても給与が変わりにくい場合もあります。仕事の結果を正当に評価してもらって対価を得たい場合は、事前にインセンティブ制度の有無などをチェックしておきましょう。自分が時間に対して対価を得たいのか、成果によって対価を得たいのかを自覚しておくことも大切です。
2.人間関係が回復不可能なほど悪化している
働いていく上で人間関係は非常に重要です。仕事は基本的には他の人と連携して行うことになります。顔を合わせただけで嫌な気持ちになるような場合、仕事が合わないと感じる人がほとんどでしょう。
一方で仕事の業務内容が少し辛かったとしても、人間関係が良好であれば続けられることが多いです。気を許せる同僚がいれば、仕事で不満を感じたとしても、悩みを共有することでリフレッシュができます。
人間関係については部署間の異動によって解決することが多いので、異動可能かどうかを上司に相談してみても良いでしょう。もちろん、仕事のやり方が合わないのか、人間性が合わないのかは自分自身で分析しておく必要があります。その区別ができていないと、異動後も人間関係に不満を持ってしまうので異動や転職を繰り返してしまうことになります。
3.業務内容に不満がある
業務内容に不満を抱いたときも、仕事が合わないと感じる瞬間の一つです。
特に新しい職務についた直後は、事前のイメージとの差を感じる場合も多いのではないでしょうか。例えば、外に出て顧客とコミュニケーションをとりながら仕事を進めるのが好きだという人が、社内で完結する業務ばかりを任された場合、業務内容がマッチしていないと言えるでしょう。
ただし、どんな仕事でも事前に業務内容を完全に把握することは難しく、イメージとの多少のギャップは生まれるものです。また、ある程度続けることで習熟度が高まり、面白さが分かってくる仕事も数多くあります。
思っていた仕事と違ったからと安易に転職を繰り返していくと、適応力がないと判断され、今後の自分のキャリアにとって不利になるケースもあります。とくに新しく仕事につく場合は、多少のイメージの差はあるものと最初から構えておくほうがよいでしょう。どうしても業務内容が合っていないと感じる場合は、具体的にどのような業務内容ならよいのかを自己分析しておく必要があるでしょう。
4.会社の理念や方針が自分の価値観に合わない
会社や組織には必ずと言ってよいほど、理念や方針が掲げられています。
会社に雇われているということは、会社の企業理念に従って仕事をしていくことになります。理念や方針は社長や社員全体の価値観から構成されているので、自分の価値観が合わない状態で働くのは辛いものになります。
個人としての価値観と会社員としての価値観を切り替えられると、この問題は起こらないかもしれませんが、自分の本心とは異なった気持ちで働くことになるので、徐々にストレスは溜まっていくことになるでしょう。ただし、必ずしも自分の価値観が正しいとは限らないと考えることも大切です。組織に適応していくためには自分の価値観を少しずつ変化させていく意識も必要となります。
5.職場の雰囲気になじめない
組織や集団にはそれぞれ異なる雰囲気というものがあります。組織内で仕事をするということは、毎日長時間、その場特有の雰囲気と付き合っていくことでもあります。もし雰囲気に馴染めない場合、辛い思いをすることになるでしょう。
また、チームの年齢層やリーダーの方針によっても雰囲気は作られるので、社内体制の変更によって突如として職場の空気が変わることもあるでしょう。異業種に転職する場合は、業種特有の考え方によっても、雰囲気の違いを実感することが多いです。
また、外資系企業から日系企業に転職する場合やその逆の場合でも、企業文化が全く異なることでストレスに感じてしまう人も多いようです。外資系企業は新しい文化をどんどん取り入れていくところが多い一方で、日系企業は古くからの風習を重んじていく場合が多いので、雰囲気のギャップが生まれやすいといえるでしょう。
6.会社の将来に不安がある
正社員として勤めている人の中には、会社に将来性や安定性を求めて入社したという人も多いのではないでしょうか。業績が悪化し続けていたり、経営戦略が迷走していると感じたりした場合は、「この仕事は合わない」と思う人も多いでしょう。
会社の将来性が脅かされる原因には様々なものがあります。会社の業界全体が衰退している、競合他社の成長が著しい、世界的な恐慌が発生、など会社自体に原因がないものを含めると多くの要因があります。ただ一方では、世界全体の技術革新のスピードが速く、今後の展開が見えない昨今のビジネスシーンにおいては、将来に全く不安のない仕事は存在しないともいえるでしょう。
7.チャレンジしたいことが他にある
チャレンジしたいことが他にあると今の仕事に物足りず、不満を持ってしまうことにも繋がります。子どもの頃から夢や目標を持っていたのに、いつしかその夢を忘れてやりたくない仕事をしていることに気付いた時、今の仕事へのモチベーションは下がってしまうでしょう。
また、今の会社での業務を通して、新たに自分がやりたいことが見つかることもあります。年齢が若いうちであれば、自分のやりたいことを追い求めるのも良いことです。やりたいことと向いていることは異なるので、必ずしもチャレンジし続けることが正しいとは限りませんが、一度自分が納得いくまでやりきることで、以降どんな仕事に対しても全力で向き合える原動力になるでしょう。
自分の中でモヤモヤを残したままでは、仕事に対して誠実に向き合うことは難しいです。一度きりの人生として、後悔しない選択をしましょう。
仕事が合わない原因が分かったら対策をしよう
まずは仕事が合わない原因を見つけることが先決ですが、その原因が分かったら対策をしていきましょう。
仕事が合わない原因が今の会社でも解決できるのか、できないのかを客観的に考えましょう。
現状の会社で解決できる場合
仕事が合わない理由によっては、現状の会社に在籍したまま解決できる場合があります。特定の人と人間関係がうまくいってない場合や、業務内容が自分の強みとマッチしていないと感じる場合は、社内の環境を変えることで解決できます。
上司や人事部に相談
まずは直属の上司に相談してみましょう。マネジメント職に該当する社員は、部下がモチベーション高く働けるようにケアをすることも仕事の1つです。
仕事の量や業務内容をコントロールできるのも上司であることが多いので、ある程度のことであればすぐに解決に向けて動いてくれるかもしれません。正直に気持ちを打ち明けてみることで、環境を変えてもらえる場合もあれば、仕事への向き合い方について貴重なアドバイスがもらえることもあるでしょう。
また、人事部に状況や気持ちを報告することも有効です。人事部は組織全体の人員の配置をコントロールしているので、仕事環境を変えてもらえる可能性があります。
社内全体の調整を行う必要があるので、すぐには対応してもらえないかもしれませんが、相談することで何かしらの改善策を提示してもらえるかもしれません。いずれにせよ、自分だけで悩み続けるのは良いことではないので、他者に相談することを考えましょう。
現状の会社で解決できない場合
会社の理念や方針が自分の価値観と合わない場合、その会社で仕事を続けるのは難しいかもしれません。自分の気持ちに嘘をつきながら、日々を過ごすのはとても辛いことです。現状の会社では解決できないこともあるので、その対処法も身に付けておきましょう。
転職を視野にいれる
他にやりたいことがはっきりと決まっている場合は、自分に合っていると感じる会社に思い切って転職するのも選択肢の1つです。ただし、転職を実行に移す前に仕事が合わなかった理由をしっかりと把握しておきましょう。
また、転職先の企業のことをしっかりと調査しておく必要があります。イメージと大きなギャップがあった場合、また仕事が合わないと感じてしまい、転職を繰り返す事態にもつながります。
転職をする決意をしたら取り組んでおくべきこと
仕事が合わない理由について、会社内で解決が難しい場合は転職を検討しましょう。解決できない状況が長引いても良くないので、可能な限り早めの決断が重要です。
それでは、転職することを決めたあとは何に取り組むべきなのでしょうか。ここでは転職に失敗しないためにも、やっておくべき準備について紹介します。
他の会社でも通用するスキルを身につける
転職後の会社でも通用するスキルを身に付けておくことが重要です。資格の取得やプログラミングの勉強など、独学でもできることは多いです。仕事をしながら次のやりたいことに向けて準備しておくと良いでしょう。
辛い仕事を続けながら勉強をするのは大変かもしれませんが、可能な限り在職中にスキルアップと転職活動を行うようにしましょう。退職してからのスキルアップ、転職活動は収入がなくなることの不安によって焦りを生んでしまうことになります。
不安から逃れたいという気持ちから、焦って本来行きたくなかった企業に入社してしまうと、再び合わない仕事と向き合うことになってしまうかもしれません。
自分を見つめ直す
スキルアップに努めながらも、今一度自分を見つめ直すことも大切です。日々の仕事に追われていると、自分の気持ちや本当にやりたいこと、将来像についてじっくりと考える余裕を持つことができません。
この機会に今後どういったキャリアを築いていくのか、自分に向いている業務はどのようなものかを考えましょう。これらが整理できると転職活動も進めやすくなるでしょう。また、ここでしっかりと自分の考えを整理することで、転職ではない解決策が見つかるかもしれません。少し前の自分よりも冷静になっているので、また違う視点から考えることもできるでしょう。
転職サイトに登録する
自分のキャリアについてしっかりと考えた上で、転職への気持ちが固まったのであれば、転職サイトへの登録をしましょう。
転職サイトには求人へ自分から応募するタイプと転職エージェントが企業との間に入ってくれるタイプの2種類があります。転職エージェントを利用すると、自分の条件にあった求人を紹介してくれる、キャリア相談に乗ってくれるなどのメリットがあります。どの仕事を選べばよいのか迷っている場合は、エージェントとの面談で、自分の状況と考えを伝えて最適な仕事を探してもらいましょう。
また、ここで事前に考えたことや身に付けたスキルが活きてきます。しっかりと考えをまとめておき、行きたい企業を定めておくことでエージェントも仕事の紹介やアドバイスをしやすくなります。独学とはいえ、一定のスキルが身に付いているのであれば未経験の職種に転職する糸口を探してくれるでしょう。
なぜ仕事が合わないと感じるのか落ち着いて考えよう
「仕事が合わない」と感じてすぐに転職を決めてしまうと、転職先でも同じ思いをして後悔することもあります。あまりにも自分本位な理由で転職を繰り返してしまうと、どんどん仕事を見つけるのが難しくなってしまいます。
仕事を辞めたい理由が何なのかをしっかりと考えることが大切です。まずは周囲の人に相談するなどして、今の会社内で問題を解決できないか考えるようにしましょう。そこまで考えて解決できないと分かった場合に初めて転職を考えていきましょう。