目次
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  1. 1. 心理カウンセラーとはどんな仕事?
  2. 1. 心理カウンセラーとは
  3. 2. 心理カウンセラーの収入
  4. 3. 心理カウンセラーに向いている人
  5. 2. 心理カウンセラーになるための資格
  6. 1. 心理カウンセラーの国家資格
  7. 2. 心理カウンセラーの民間資格
  8. 3. 心理カウンセラーになる方法
  9. 1. 大学・大学院で心理学を学ぶ
  10. 2. 民間スクール・通信講座で学ぶ
  11. 4. まとめ

 

ストレスを抱えやすい現代社会では、悩みや精神的な問題を抱える人も少なくありません。そのような人々に寄り添い、問題解決をサポートする心理カウンセラーは、今後ますます必要とされそうな職業です。

 

今回は、心理カウンセラーの仕事内容や収入・適性などの基礎知識を解説します。加えて、心理カウンセラーになるための資格や専門知識の学習方法についても確認していきましょう。

 

心理カウンセラーとはどんな仕事?

 

まずは、心理カウンセラーの基本的な仕事内容や収入などをご紹介します。

心理カウンセラーとは

心理カウンセラーとは、悩みを抱えている人や、ストレスに耐えきれなくなった人の相談に乗り、問題解決のサポートをする仕事です。心理学の専門知識に基づき、クライアントとの対話を通して、精神的な問題からの回復を手助けします。

 

心理カウンセラーが働く場所はさまざまで、職場によって少しずつ働き方も異なります。以下に、心理カウンセラーの主な活躍の場を挙げました。

 

  • 精神科や心療内科などの医療機関
  • 学校
  • 一般企業
  • 社会福祉施設や児童相談所
  • 家庭裁判所
  • 大学の附属施設
  • 独立開業(個人カウンセリングルームなど)

 

参考:心理カウンセラーとはどんな仕事?業務内容・活躍の場・資格について解説

心理カウンセラーの収入

心理カウンセラーの収入は、働く場所によって異なります。また、さまざまな雇用形態や働き方があるので、人によって収入に差が出てきます。その前提に立った上で、心理カウンセラーの平均年収を見ていきましょう。

 

病院やクリニックなどの医療機関で臨床心理士として働く場合の平均年収は、300~500万円ほどだと言われています。常勤の臨床心理士として1つの医療機関で働くケースもありますが、多くの人が非常勤として複数の職場で仕事を掛け持ちしているようです。非常勤の場合、基本的には時給1500~2000円からのスタートとなりますが、経験によって時給に差が出てきます。

 

学校でスクールカウンセラーとして働く場合は、非常勤扱いになります。この場合も、いくつかの学校を掛け持ちしている人が多いようです。時給は3000~5000円が相場で、年収は300~400万円が平均だとされています。

 

企業で産業カウンセラーとして働く場合は、それぞれの企業の給与体系に沿って給与が支払われます。企業で働く場合の平均年収は300~400万円ほどになるようです。

心理カウンセラーに向いている人

続いて、心理カウンセラーの適性について解説します。

 

心理カウンセラーの主な仕事は、クライアントへのカウンセリングです。そこでは相手の話を傾聴し、共感する必要があります。どんな話を聞いても動揺せず、「私もそう思う」ではなく「あなたはそう感じたのですね」と共感するには、誠意と精神力が必要です。誠意を持って相手の話を聞く力があり、しなやかで強い精神力を持っている人はカウンセラーに向いていると言えます。

 

さらにカウンセリングでは、相手の話を聞くだけでなく、同時に自分の考えを述べる必要もあります。そういった意味では、自分の考えを的確に伝えることもカウンセラーの適性の一つだと言えるでしょう。クライアントと近すぎず遠すぎず、適切な距離を保てるようなコミュニケーション能力も求められます。

心理カウンセラーになるための資格

 

心理カウンセラーになるために、必ず資格を取らなければいけないということはありません。しかし、資格保有が採用条件となっている職場も多く、プロとして働いている人の多くが何らかの資格を保有しています。ここでは、心理カウンセラーの仕事につながる資格のうち、主なものを取り上げて紹介します。

心理カウンセラーの国家資格

【公認心理師】

心理カウンセラーに関する国家資格としては初となる資格で、2017年に新設されました。あとに述べる臨床心理士との共通点が多いのですが、臨床心理士と違って公認心理師には更新制度がありません。

 

第1回の試験が2018年12月だったこともあり、まだじゅうぶんなデータは蓄積されていませんが、働く場所や仕事内容は臨床心理士に近いものが想定されています。国家資格である公認心理師資格を持っていると、就職で有利になることが予想できます。

心理カウンセラーの民間資格

【臨床心理士】

臨床心理士資格は、日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。民間資格の中では、特によく知られている資格で、その信頼性も高いと言えます。

 

臨床心理士には更新制度があり、一度取得したあとも5年ごとに再認定を受けなければいけません。専門分野について、常に勉強し続けることが求められる資格です。

 

【認定心理士】

認定心理士資格は、日本心理学会が認定する民間資格です。16歳以降における通算2年以上の日本滞在、大学・大学院における必要科目の修了、日本心理学会指定の科目の単位取得などさまざまな条件がありますが、独自の試験が設けられていないのが特徴です。

 

【産業カウンセラー】

産業カウンセラー資格は、日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格です。民間企業などで働く心理カウンセラー向けの資格であるため、一般的な心理学の知識に加えて、産業心理学や労働法令などについての知識も求められます。

 

【米国NLP™協会の各種資格】

米国のNLP™協会が認定する各種資格を、日本にいながら取得することもできます。NLPとは「Neuro-Linguistic Programming」の頭文字を取ったもので、日本語では「神経言語プログラミング」と訳されます。言葉と思考について体系的に学ぶことができ、特にコミュニケーション能力を高めることができるので、カウンセリングなどの実践の場で役立つ資格です。

心理カウンセラーになる方法

 

続いて、心理カウンセラーとして働くために必要な専門知識を学ぶ方法をご紹介します。

大学・大学院で心理学を学ぶ

臨床心理士や公認心理師の資格を取るためには、大学および大学院で6年かけて心理学を学ぶルートが一般的です。特に臨床心理士では、指定の大学院か専門職大学院を卒業することが受験の条件となっています。

 

中には、公認心理師と臨床心理士の両方を取得できる大学・大学院もありますので、取得したい資格についても考えながら大学・大学院を選びましょう。

民間スクール・通信講座で学ぶ

大学・大学院のほかに、心理カウンセラー向けの民間スクールや通信講座に通う方法もあります。比較的短期間で資格取得を目指す講座もあるので、状況に合わせて選択すると良いでしょう。

 

ヒューマンアカデミーでは、業界最大規模の「心理カウンセラー講座」を開講しています。この講座では米国NLP™協会認定資格の取得を目指すことができます。全国各地の校舎で無料説明会を開催していますので、心理カウンセラーを目指している方は参加を検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

心理カウンセラーは、人々の精神的なトラブルや悩みに寄り添い、問題解決のサポートをする職業です。ストレス社会の現代において、多くの人から必要とされる仕事だと言えるでしょう。カウンセリングにおいてはクライアントと丁寧で深いコミュニケーションを取る必要があるので、コミュニケーション能力が求められる職業です。

 

心理カウンセラーになるために資格は必須ではありませんが、多くのプロが資格を取得した上で働いています。専門知識を得る方法は、大学や大学院のほか、民間スクールや通信講座なども用意されています。自分の目標や状況に応じた学び方を選択すると良いでしょう。ヒューマンアカデミーでも心理カウンセラー講座を開講しています。全国各地の校舎で無料説明会がありますので、ぜひご参加ください。

 

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