目次
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  1. 1. ■心理カウンセラーとはどんな仕事?
  2. 1. 心理カウンセラーとは
  3. 2. 心理カウンセラーの1日
  4. 2. ■心理カウンセラーの活躍の場・仕事内容
  5. 1. 学校における心理カウンセラーの仕事
  6. 2. 企業における心理カウンセラーの仕事
  7. 3. 医療機関における心理カウンセラーの仕事
  8. 4. 児童相談所における心理カウンセラーの仕事
  9. 5. 家庭裁判所における心理カウンセラーの仕事
  10. 6. 大学附属施設における心理カウンセラーの仕事
  11. 7. 独立・開業する場合の心理カウンセラーの仕事
  12. 3. ■心理カウンセラーになるには?
  13. 4. まとめ

 

心理カウンセラーと言えば、病院などで悩みを抱える人の話を聞いたり相談に乗ったりする人をイメージする方が多いでしょう。実は、心理カウンセラーの活躍の場は病院だけではありません。働く場所によって、業務内容もさまざまです。

 

今回の記事では、心理カウンセラーの仕事内容や仕事場所を幅広く取り上げて、わかりやすく解説します。心理カウンセラーを目指している方は、進路の選択肢を広げるための参考にしてください。

■心理カウンセラーとはどんな仕事?

 

まずは心理カウンセラーの仕事について、その概要を確認しておきましょう。

心理カウンセラーとは

現代社会は「ストレス社会」とも呼ばれ、多くの人が心に悩みを抱えています。ストレスから、精神に不調をきたす人も少なくありません。

 

心理カウンセラーは、心理学の専門知識と技能を活かして、そのような人々に寄り添います。クライアントが悩みを解決したり、精神的不調から回復したりすることを手助けする職業です。

 

クライアントの話を傾聴する仕事なので、もちろん聴くスキルが必要ですが、自分の気持ちや考えを伝えるスキルも求められます。また、安定した状態でクライアントの話を聞くために、自分のストレスをマネジメントする能力も必要になります。

心理カウンセラーの1日

ここでは、心理カウンセラーの1日におけるスケジュール例を2つご紹介します。

 

【メンタルクリニックで働く常勤臨床心理士の場合】

  • 8:00  出勤
  • 9:00   1人目のカウンセリング
  • 10:00  心理検査
  • 11:00  2人目のカウンセリング
  • 12:00  新患対応
  • 14:00  休憩
  • 15:00  3人目のカウンセリング
  • 18:00  退勤

 

【週1日の契約で働く産業カウンセラーの場合】

  • 12:00 企業に出向き、担当者と打ち合わせ
  • 13:00 1人目のカウンセリング
  • 14:00 2人目のカウンセリング
  • 15:00 3人目のカウンセリング
  • 16:00 記録作成、担当者への申し送り
  • 17:00 退勤

 

■心理カウンセラーの活躍の場・仕事内容

 

心理カウンセラーの働き方はさまざまです。この記事では、心理カウンセラーが働く場所ごとに、その仕事内容をご紹介しましょう。

学校における心理カウンセラーの仕事

学校で働く心理カウンセラーは、多くの場合「スクールカウンセラー」と呼ばれます。学校内に設けられた相談室で、生徒の相談に乗ったり、話を聞いたりするのが主な仕事です。普段の様子を知るために教師と連携を取りつつ、生徒をサポートします。また、子育てに悩む保護者からの相談を受けたり、教職員のカウンセリングを行ったりすることもあります。

企業における心理カウンセラーの仕事

企業では、臨床心理士として働くケースと、産業カウンセラーとして働くケースがあります。臨床心理士は幅広い内容のカウンセリングを行うことができますが、産業カウンセラーは産業分野に特化して相談を受けることになります。カウンセリング業務以外に、セミナーなどでメンタルヘルスについての講義を行うこともあります。

医療機関における心理カウンセラーの仕事

精神科や心療内科、メンタルクリニックなどで、心の病を抱えた患者さんやその家族の相談に乗ります。カウンセリングのほか、心理検査をしたり、認知行動療法などの心理療法を行ったりすることも仕事です。小児科や産婦人科、神経内科などで働く心理カウンセラーもいます。

児童相談所における心理カウンセラーの仕事

心理カウンセラーは、児童相談所でも活躍しています。子どもたちへのカウンセリングだけでなく、子どもに関して悩みを抱える保護者の相談にも乗る仕事です。児童相談所では「児童心理司」として働くことになりますが、児童心理司は公務員なので、公務員採用試験で合格する必要があります。

家庭裁判所における心理カウンセラーの仕事

心理カウンセラーは、家庭裁判所で「調査官」として働くこともあります。関係者から事情を聞いたり、事実関係を調査したりして、離婚訴訟や非行に至るまでの経緯やメカニズムに関する調書を作ります。被告人への心理検査や面接を通じて、犯行時の責任能力を明らかにするのも仕事の一つです。必要であれば、カウンセリングを行うこともあります。

大学附属施設における心理カウンセラーの仕事

大学附属の研究施設や心理臨床センターも、心理カウンセラーが活躍する場の一つです。大学に通う学生や地域住民の相談に乗ったり、心理検査や発達検査を行ったりするのが仕事です。大学の附属施設なので、臨床心理士資格を持つ大学教授が心理カウンセラーの役目を務めることもあります。

独立・開業する場合の心理カウンセラーの仕事

上記の職場で経験を積んだあと、個人のカウンセリングルームを開設して独立・開業する心理カウンセラーもいます。開業に必要な資金がそれほど多くはないこと、開業の手続きが比較的簡単であることから、心理カウンセラーは独立・開業しやすい職業だと言えるでしょう。

■心理カウンセラーになるには?

 

心理カウンセラーになるために、資格取得は必須ではありません。しかし、プロのカウンセラーとして仕事をしている人の多くは、何らかの資格を保有しています。

 

心理カウンセラーになるには、大学・大学院で心理学の専門知識を得る方法のほかに、民間のスクールで学ぶという手段もあります。それぞれの方法で、必要な知識や資格を得るまでの期間や費用が異なります。また、「臨床心理士」の資格を得るには、指定の大学・大学院を卒業することが必須となっています。自分に合った方法で心理カウンセラーを目指しましょう。

参考:心理カウンセラーになるには_資格の種類や仕事内容を詳しく解説!

まとめ

心理カウンセラーは、心に悩みや問題を抱えた方の相談に乗り、苦しみを軽減できるようにお手伝いをする職業です。心理カウンセラーが活躍する場は数多くあり、場所によって仕事の内容も少しずつ異なります。

 

心理カウンセラーとして働くために必要な専門知識は、大学や大学院でも学べますが、民間のスクールで習得することもできます。自分に合った方法で知識を獲得し、クライアントの心に寄り添うことのできるカウンセラーを目指しましょう。

 

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