学びながら教え始めて
自分も変わった2年
大学時代、ドイツ留学で気づいた
日本人も知らない「日本」の深さ
私は大学時代、1年ドイツ留学をしていました。そこで出会った海外の学友の中に日本語を学びたい人が何人かいたため、お互いの国のことや言葉を教えあうことにしたのです。
でも、いざ指導してみると、私は彼らの素朴な質問にうまく答えられませんでした。
「将来と未来ってなにが違うの?」
「平仮名はなぜこの書き順なの?」
それまで当たり前のように話してきた日本語のことを、自分はまったく知らなかったのだと、改めて気づかされた経験でした。
卒業後は一般企業に就職。でも3年以内には、自分がきちんと熱意と誇りを持てる仕事を見定めたい。そう考えていたとき出会ったのが、ヒューマンアカデミーの「日本語教師養成講座」でした。
東京から大阪への転校を経て
受講後半から非常勤講師に
まだ東京の会社に勤務している時に受講を始め、その後、退職を機に実家である関西に戻ったため、大阪校に転入。さらに2年目の秋からは、受講生のかたわら非常勤の講師として働かせていただきました。
私はもともと、自分から積極的に話をするタイプではありませんでしたが、教壇に立ったらそうはいきません。質問しやすいクラスの雰囲気をどうつくるか。十人十色な生徒の疑問にどう答えるか。日本語と文化の知識を深めると共に、自分自身の性格や え方も大きく変わったと思います。
現在は再び東京で日本語教師をしていますが、集まる生徒の国籍や関心によって工夫が必要なクラス運営には、まだまだ手探り。それでも、熱心に学ぶ彼らを支えるために、自分もより成長しなくてはと努める日々です。
試験まで、月別の大まかな
計画を立てる
テキストのボリュームで心折れないよう、5分野のざっくりとした長期スケジュールを設定した後、月ごと・週ごと・日 へとブレイクダウン。