目次
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  1. 1. アロマセラピストってどんな仕事?
  2. 1. アロマセラピストとは
  3. 2. アロマセラピストが活躍する場所
  4. 2. アロマセラピストになるには資格が必要?
  5. 3. アロマセラピストに向いている人
  6. 4. まとめ

近年はボディクリームやシャンプーなど、様々な商品に配合されていて身近な存在である「アロマオイル」。そんなアロマオイルを使って身体や心の調子を整えるアロマセラピストという仕事をご存知でしょうか?実は医療施設などでも活躍している、今注目の職業です。

 

本記事では、アロマセラピストについて解説。仕事内容から必要な資格、向いている人まで詳しくご説明するので、アロマセラピストに興味のある方やそもそもアロマが好きな方は是非チェックしてみてください。

アロマセラピストってどんな仕事?

 

そもそも、アロマセラピストとはどんな仕事なのか良く知らないという方も多いでしょう。そこで、ここでは、仕事内容と活躍の場をご紹介します。

アロマセラピストとは

アロマセラピストとは、天然の植物や花より抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使って人々の心や身体を癒す仕事。ストレス緩和などのリラックス効果、美容や医療効果を目的としたアロマセラピーを行い、昨今のストレス社会において需要が高まっている仕事でもあります。

 

アロマセラピストが最も多く活躍しているのがアロマサロンなので、ここではアロマサロンにおけるアロマセラピストの主な業務をご紹介します。

 

・アロマトリートメント

アロマセラピストの最も一般的な業務。エッセンシャルオイルを使ってマッサージを行い、身体や顔のコリをほぐしたり、脚やせ効果や小顔効果を目指したりなど、様々な目的で行われる施術です。

 

・カウンセリング

アロマセラピストの真価が発揮されるのが、カウンセリング。お客さんの心や身体の状態、好きな香りなどを施術前にヒアリングします。その内容をふまえて、300種類以上あるエッセンシャルオイルの中からお客さんの状態に適したエッセンシャルオイルを選ぶのは、正しい知識を有しているアロマセラピストだからこそできる業務だと言えるでしょう。

 

・その他

お客さんの状態や目的によっては、オイルの調合が必要になることもあります。また、サロンで働いている場合、備品や部屋の掃除、電話対応や経理業務などの雑務をしなければならないことも。職場によって業務の範囲は異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

アロマセラピストが活躍する場所

アロマセラピストが活躍する代表的な職場はアロマセラピーサロンですが、近年は活躍の場を広げており、意外な場所で活躍しているケースもあります。ここではアロマセラピストが活躍できる場所をご紹介するので、チェックしてみてください。

 

・アロマセラピーサロン

・エステティックサロン

・ホテルのリラクゼーションルーム

・整体・整骨・鍼灸院や理学療法の現場

・心療内科など医療施設

・介護施設

・アロマスクールの講師

・自宅サロン

 

サロンではマッサージなどのアロマトリートメントが主な業務ですが、理学療法の現場や医療施設、介護施設などでは、待合室や施術室にアロマを使用して患者さんにリラックスしてもらうためのアロマセラピーを行います。また、同じサロンであっても「眠れない」という悩みのお客さんには安眠効果のあるアロマをおすすめするなど、悩みに適したアロマを調合・販売するお店もあります。

 

お客さんの身体に触れないで活躍するアロマセラピストも多数いるので、自分がどんな環境でどのように働きたいかをイメージして選びましょう。

アロマセラピストになるには資格が必要?

アロマで人々の心や身体を癒すアロマセラピストは、エッセンシャルオイルの専門的な知識だけではなく人体の仕組みや、においが脳や身体にどう影響を及ぼすかを知る生理学の知識が必要となります。しかし実は、日本ではアロマセラピストの国家資格はありません。そのため、基本的にはアロマセラピストになるために資格は必要ないというのが現状です。

 

しかし多くのアロマセラピストは、民間の機関が行っている資格を取得することで知識や技術の裏付けをして活動しています。一般的なアロマセラピストになる道のりは、以下の3パターン。

 

・スクールなどで資格を取ってアロマサロンに就職

・無資格でアロマサロンで働き、その後資格を取得

・アロマグッズを扱う店舗などで働く

 

もちろん独学だけでアロマについて学んでも良いのですが、何の資格や経歴もないままにアロマセラピストを名乗っても、信頼を得るのはとても難しいでしょう。就職が難しくなったり、自分でサロンを開く場合は顧客の獲得が難しくなったりするので、資格を取得しておくのがおすすめです。

アロマセラピストに向いている人

 

アロマセラピストの仕事内容を知って、アロマセラピストになりたいと思ったけれど「自分が向いているのか不安」と思っている方もいるでしょう。そこで、ここでは、アロマセラピストに向いている人をご紹介します。自分に当てはまるかどうか、チェックしてみましょう。

 

アロマセラピストが向いている人の条件は、以下の5つ。

 

・アロマが好き

アロマセラピストは、それぞれのエッセンシャルオイルの効能や香りの特徴などを把握しておかなければなりません。しかしエッセンシャルオイルには300以上の種類があるので、好きでなければ覚えるのは難しいでしょう。

 

・コミュニケーション能力が高い

お客さんに最適なエッセンシャルオイルを選ぶためには、カウンセリングでお客さんの心や身体の状態を正確に知る必要があります。身体の不調であればお客さん自身も把握していることが多いですが、心の不調は自分で把握できていないことがほとんど。自覚していない症状などを聞き出すためにも、コミュニケーション能力は必須です。

 

・メンタルが強い

心や身体に悩みや問題を抱えているお客さんの話を聞くことは、予想以上に心に負担がかかります。自分の心が健康でない状態ではお客さんを癒すことはできないので、癒すことが役目のアロマセラピストは、メンタルが強くなければ勤まりません。

 

・体力に自信がある

アロマセラピーサロンでは、1日中マッサージを行うケースもあります。マッサージはある程度力を込める必要があるので、身体的にハードな仕事です。1日中立ち仕事、ということもあるので、体力に自信があった方が良いでしょう。

 

・常にスキルアップの意欲がある

アロマセラピーは人の心と身体を癒す施術なので、ゴールがあるわけではありません。また、まだまだ発展途上の分野なので新たな技法や知識が生まれることもあります。お客さんにより適した施術をして、適したエッセンシャルオイルをすすめられるよう、常にスキルアップする意欲を持ち続けることは重要でしょう。

まとめ

心と身体を癒すアロマセラピストは、アロマのプロフェッショナルというだけではなく、香りと人間の心や身体との関係性にも精通している仕事です。美容目的の施術が多いですが、近年はストレス緩和やリラクゼーション効果を期待して、様々な場所で活躍しています。そんなアロマセラピストに向いているのは、向上心があって心身共に健康な人。悩みを把握するためにコミュニケーション能力も必要となります。

 

アロマセラピストには国家資格がないため、民間の機関が行っている資格を取得するのがおすすめ。どんな仕事をしたいかによって最適な資格も異なるので、まずはどこでどんな働き方をしたいかを今回の記事を参考にして決めましょう。