目次
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  1. 1. NLPとは?
  2. 2. NLPの成り立ちについて
  3. 1. NLPの開発背景
  4. 2. NLPの進化について
  5. 3. NLPを学ぶことのメリットとは
  6. 1. 悩みや問題の効果的な解決法が身につく
  7. 2. 深層心理の原理・原則を理解できる
  8. 3. コミュニケーションスキルが向上する
  9. 4. NLPを生かすことができる具体例
  10. 1. プレゼンテーション能力の向上
  11. 2. リーダーシップの発揮
  12. 3. 人間関係の良好化
  13. 5. まとめ

「部下と上手くコミュニケーションがとれない……」「この頃仕事が上手くいかない……」なんて悩みを持っている上司の方は多いのではないでしょうか?そんな方々におすすめしたいのが、NLPを学ぶこと。しかし、NLPがなんなのか知らないという方も多いでしょう。

 

本記事ではNLPとはなんなのかに始まり、成り立ちやNLPを学ぶことのメリットをご説明します。学ぶことで、具体的にどのような事例で生かすことができるのかも併せてご紹介するので、NLPに興味のある方は是非チェックしてみてください。

NLPとは?

発祥の地であるアメリカでは「脳の取扱説明書」とも言われているNLPとは、「Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)」の略。ここでの“神経”とは五感のことで、味覚や嗅覚、触覚などを指します。そんな五感(神経)と言語がどのように脳のプログラミングを構築しているのかを学ぶのがNLPです。

 

具体的には、昔熱いものを手にしてやけどを負った人は「冷ましてからか、直接触らない」というプログラミングが脳に構築されます。すると、以降熱いものを前にした際にはプログラミングされた動きと同じ動きをするようになるのです。

 

このように、人間は1度体験したものを五感や言語によって覚えるということは、プログラミングによって行動が変わってくるということ。NLPは、自身の脳にあるプログラミングを書き換えたり、新しく構築したりしていくことで、より良い人生にしていくことを目的としています。

NLPの成り立ちについて

 

NLPとはなんなのか、簡単に説明しましたが、まだ上手くイメージできていないという方もいるでしょう。そこでここでは、NLPの成り立ちや昨今の進化についてご説明します。違ったアプローチで見てみることで、NLPをより理解できるようになるので、チェックしてみてください。

NLPの開発背景

そもそもNLPは、1970年代にカリフォルニア大学で言語学の助教授をしていたジョン・グリンダーと学生のリチャード・バンドラーの2人によって開発されたもの。人間の脳をコンピュータと同じようなものだと考え、脳のプログラミングを解析することによって「脳の取扱説明書」を作成しようとしたのが始まりでした。

 

その時代、凄腕のセラピストとして名高かったミルトン・エリクソン、フレデリック・パールズ、ヴァージニア・サティア3人の治療方法の共通点を見つけて、それを体系化したのが現代のNLPの基礎。

 

当初は、その時代の主流であった「トラウマのセラピー=患者の話を長い時間をかけて聞く」という治療方法に革命をもたらしたセラピーとして、短期間でトラウマを癒やすために主に利用されていました。

NLPの進化について

開発当初は、トラウマを克服させるために新たなセラピーとしてしか利用されていなかったNLPですが、徐々に「体験→プログラミング」ということを利用してより良く人生を歩むためのツールとして利用されるようになってきました。

 

具体的にはコミュニケーションスキルや営業能力の高い人など、様々な分野の天才を研究することで、天才の行っている考え方や行動などを模倣し、同じような結果を残すことができるようになったということ。つまりNLPはどの分野にも応用できるので、上限がなく、未だに進化途中だということです。

NLPを学ぶことのメリットとは

NLPとは人生をより良くするためのツールである、と上述しましたが、具体的に学ぶことでどんなメリットが得られるのか知りたいという方は多いでしょう。NLPを学ぶことで得られるのは、大きく分けて3つ。

 

どれも社会人であれば身につけておいて損はないスキルで、特に上司に求められるスキルです。それぞれ詳しく説明するので、確認しておきましょう。

 

悩みや問題の効果的な解決法が身につく

NLPを学ぶことで得られる1つ目のメリットは、悩みや問題の効果的な解決方法が身につくということ。悩みや問題を解決できない理由が、そもそもの何故悩んでいるかの原因が分かっていない、問題の状況を正確に把握できていない、というのは往々にしてあることです。

 

NLPでは、自分の感情や思考、行動をコントロールする方法や、状況を正確に把握する方法などを学びます。そのため、悩みや問題の最短での解決方法を導き出すことが可能なのです。

 

また、NLPでは他者の問題を解決する方法も学びます。上司であれば、部下の悩みや問題を解決しなければならない場面に出くわすことも多いでしょう。その際にNLPを学んでおけばスムーズな解決ができ、部下からの信頼に繋がるかもしれません。

深層心理の原理・原則を理解できる

2つ目は、深層心理の原理・原則を理解できるということ。深層心理の原理・原則を知ることで、自分や他者が何を望んでいるのかなどを知ることができ、円滑なコミュニケーションをとることができます。

 

さらに、自分の望むことやゴールを明確にすることで、人生の方向性を決定したり、目標達成の方法を決めたりできるのも深層心理の原理・原則を理解するメリットです。

コミュニケーションスキルが向上する

3つ目にして、NLPを学ぶことで得られる最大のメリットと言っても過言ではないのが、コミュニケーションスキルの向上。NLPでは短期間で他者との信頼関係を築く方法や、自分の影響力や存在感を上げる方法、他者の本音を引き出す方法などを学ぶことができます。

 

コミュニケーションは、相手を理解するところから始まります。つまり、人の心の動きを学ぶNLPは、相手を理解しやすくするのに最適だということ。また、相手を理解して意図を読み取ったら、自分の伝えたいことを正確に伝えることもコミュニケーションには重要です。自分の思考をより深く理解できるNLPを学べば、誤解を招く伝え方を避けることができるでしょう。

 

つまり、NLPを学べばおのずとコミュニケーションスキルは向上するということです。

NLPを生かすことができる具体例

それでは、実際にどのようにNLPを生かすことができるのでしょうか。ここではビジネスシーンに焦点を絞り、NLPを生かすことができる具体例をご紹介します。

プレゼンテーション能力の向上

社会人であれば1度は経験したことのあるプレゼンテーション。他社への売り込みや社内での企画発案など、他者を説得する方法として多く用いられる方法です。しかし、思うように魅力を伝えられなかったり、インパクトに欠けたりして失敗してしまった……なんてことも多いはず。

 

いくら綺麗に話せていたとしても、相手を説得するだけの要素を抑えて構成されたプレゼンテーションでなければ、成功することはありません。しかし、NLPでは、プレゼンテーション能力を向上させるために必要な以下の3つを学ぶことができます。

 

●人を動かす天才が使っているNLP言語

●説得と交渉の戦略的アプローチ

●存在感と影響力を上げる方法

 

リーダーシップの発揮

上司などの他者を統率する立場に求められるリーダーシップは、以下の3つが重要だと言われています。

 

●明確な目標設定

●目標達成のためのプロセス決定

●メンバーに対しての動機付け

 

ここで最も難しいのが、メンバーの動機付け。NLPでは信頼関係の築き方や他者への影響力を上げる方法、相手の話を聞く方法を学ぶので、部下との信頼関係を築くことができ、部下の高いパフォーマンスを引き出すこともできるでしょう。

 

人間関係の良好化

人間関係が悪い職場は離職率も高まりますし、業務のパフォーマンスの質も落ちる傾向にあります。上司が職場の人間関係を良好に保つためには、コミュニケーションを密にとって信頼関係を築くことが大切。

 

NLPで学んだコミュニケーションスキルの向上方法や信頼関係の築き方を利用すれば、上司と部下の関係が良好に保たれるだけでなく、部下同士の人間関係にもスムーズに介入することができ、職場全体の人間関係を良好にできます。

まとめ

NLPは、心の動きを知ることで自分の思考や感情をコントロールし、自分の思い描く人生を歩めるようにする心理学。様々な分野の天才を研究することで、自分がなりたい分野の天才と同じ思考や行動を可能にするものです。つまり、なりたい自分になる近道だということ。

 

上司の方々のなかには、部下とのコミュニケーションや統率に自信のない方もいるでしょう。NLPでコミュニケーションスキルを上げて、信頼関係を築く方法やリーダーシップの発揮方法を学べば、“なりたい上司”になることができます。

 

より良い上司になるため、業務成績を上げるためにNLPを学んでみてはいかがでしょうか?