目次
  1. 1. 自分自身への挑戦として、日本語教師養成講座の受講を決意
  2. 2. 最初はeラーニングに不慣れで苦戦するも、自作ノートと毎日の継続学習で克服
  3. 3. すきま時間を有効活用し、繰り返し学ぶことで知識を定着させた
  4. 4. まずはボランティアで、地元の外国人の子どもたちに日本語を教えてみたい
  5. 5. 日本語教師を目指したい方へ

今回、ヒューマンアカデミー大宮駅前校にて「日本語教師養成講座」を受講中の佐々木このみさんに、日本語教師を目指した経緯と、日本語教員試験合格の秘訣をインタビュー形式でお伺いしました。(2026年2月取材)

■Profile

佐々木このみさん 40代/女性

3児の母。結婚後も不動産会社で働いていたが、15年ほど前から専業主婦に。子育てがひと段落ついたことを機に何か新しいことを始めたいと考え、日本語教師に興味を持つ。2025年4月よりヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座を受講。同年11月の第2回日本語教員試験に合格。

自分自身への挑戦として、日本語教師養成講座の受講を決意

―日本語教師に興味を持ったきっかけを教えてください。

子育てが落ち着いてきて、時間に少し余裕が出てきたことが最初のきっかけです。何か新しいことを始めたいと思い、資格取得だけでなく、趣味やお稽古事なども含めていろいろと探している中で、登録日本語教員という資格があることを知りました。

日本語教員は国家資格としてスタートしたばかりの新しい資格であることに、まず魅力を感じました。若い世代だけでなくセカンドキャリアとして日本語教員試験に挑戦する受験生も多く、年齢や経験に関係なく目指せる資格だと感じ、自分も挑戦してみたいと思ったのです。

また、我が家では子どもたちが中学受験に向けて勉強していたこともあり「受験生の子どもが勉強している時間に一緒に勉強してみよう」「勉強するママの姿を子どもに見せたい」と思い、自分自身への挑戦として日本語教師にチャレンジすることに決めました。書道や絵画などの習い事も検討しましたが、せっかくなら何か新しいことを学んでみたい、学んだことが1年くらいで資格などの形になるようなことに挑戦してみよう、と考えたのです。

―ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座を選んだ決め手は、何だったのでしょう?

前年度の日本語教員試験の合格実績があり、合格者の声が多く紹介されていた点に、安心感を持ちました。日本語教員試験では、基礎試験が免除される「養成機関ルート」で受験できる学校が限られていますが、ヒューマンアカデミーは養成機関ルートで受験が可能な学校(登録日本語教員養成機関・登録実践研修機関)だったので、自分に合った学習環境だと感じ、ヒューマンアカデミーを選びました。大宮駅前校が自宅から近く、通学の際に便利だったことも、決め手のひとつです。

最初はeラーニングに不慣れで苦戦するも、自作ノートと毎日の継続学習で克服

―実際に日本語教師養成講座を始めてみて、いかがでしたか?

最初の頃はeラーニングでの勉強のやり方がよくわかっておらず、苦戦しました。日本語教師養成課程では映像授業で学んだあと、最後に科目履修テストを受けるのですが、私はいつも合格ラインぎりぎりでした。テストを一緒に受けた受講生の方に「どうやって勉強しているの?」と聞いたり、自分なりにノートを作ったりして勉強方法を試行錯誤するうちに、科目履修テストの点数も上がっていきました。

―日本語教員試験の試験勉強をする上で一番苦労したことは何でしたか?

学習を開始してから試験までの期間が短かったので、日本語教師養成講座の講義や科目履修テストの学習と本試験対策を並行して進めることが大変でした。学習範囲も広く、特に言語学や文法の専門用語に慣れるまでに苦労しました。また、家事や日常生活と両立しながら勉強時間を確保する必要があり、限られた時間の中で効率的に学習を進める工夫が求められましたし、家事の合間に勉強する際は集中力を切らさないようにするのが大変でしたね。

 

―1日に何時間くらい勉強しましたか? どんなペースで、日本語教師養成講座と日本語教員試験の勉強を進めていったのでしょう?

午前中に2時間、午後に1~2時間、できる日はプラスαで勉強することを目標に、規則正しくコツコツ勉強することを大事にしました。

日本語教師養成講座の養成課程は7月末までにほぼ修了し、8~10月は日本語教員試験の試験勉強に専念することに。けれども、子どもたちの学校の夏休み期間中は学習塾の送迎や家族旅行などで予想外に勉強が進まず、9月と10月は平日の日中は勉強を最優先し、土日も子どもと一緒に勉強する、という感じでスパートをかけました。

すきま時間を有効活用し、繰り返し学ぶことで知識を定着させた

―日本語教員試験はいかがでしたか? 見事合格されましたが、手ごたえはありましたか?

思っていたよりも緊張しましたね。過去5年分の日本語教育能力検定試験の過去問をくり返しやり込んだのですが、日本語教員試験の本番では、見たことがない問題が出て、「どうしよう?」と頭が一瞬真っ白になりました。試験後は「なんとかいけたかな」という思いと、「もし合格できなかったら来年また試験を受け直さないといけない」という不安が半々。12月に合格の通知が届いてホッとしました。

―自分なりに工夫した勉強法があれば、ぜひ教えてください。

まとまった時間がとれない日も多かったため、短時間でも教材にふれることを意識しました。一度で理解しようとせず、同じ内容をくり返し学ぶことで少しずつ知識を定着させていきました。また、出先ではスマートフォンで動画を視聴したり、問題集を何度も解き直したりするなど、すきま時間を有効に活用するよう心がけました。

 

―ヒューマンアカデミーでの勉強で、日本語教員試験の合格に役立ったことは何ですか?

eラーニング形式なので講義動画をくり返し視聴でき、勉強を進める中でわからなかった単元を何度も振り返ることができたのがよかったですし、映像授業だけでなくZoomによるオンラインライブ授業もあり、疑問点をその場で講師に質問できたことも大きな助けになりました。受講生同士で情報交換ができ、学習の励みになったことも大きかったです。

また、私は日本語教員試験対策のための応用試験対策セミナーを受講したのですが、このセミナーはすごく役立ちました。特に、聴解試験のコツがつかめたのがよかったです。

まずはボランティアで、地元の外国人の子どもたちに日本語を教えてみたい

―今後の目標について、教えてください。

現在は日本語教師養成講座の実践研修を受けていて、4月から教壇実習(教育実習)が始まります。講座が修了したら、まずはボランティアで小学生など子どもに日本語を教えてみたいですね。いきなり日本語教員として日本語学校などで教えるのはまだ自信がないので、ボランティアの形で「教える」経験を積めたらいいな、と思っています。

また、長女が現在海外で暮らしているのですが、うれしいことに日本語教員試験、日本語教師に興味を持ってくれています。まだまだ私も勉強している身ではありますが、わたしの経験などアドバイスできたらいいなと思っております。

―最後に、これから日本語教員試験を受験する方へのメッセージやアドバイスをお願いします。

日本語教員試験は新しい試験で過去問もなく、情報が少ないため不安を感じることもあると思いますが、基礎から丁寧に学習を積み重ねていけば、十分に挑戦できる試験だと感じました。私自身も未経験からのスタートでしたが、学習を深める中で理解が深まり、「学ぶ楽しさ」を実感するようになりました。

日本語教師は、学んだことを活かして学習者の成長を支援できる、やりがいのある仕事だと思います。ぜひ、前向きな気持ちで取り組んでみてください。

―ありがとうございました。佐々木さんの益々のご活躍に期待します。

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