目次
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  1. 1. プログラマーに挑戦するために必要な3つの条件
  2. 1. 人と交流するスキル
  3. 2. プログラマーになるための覚悟
  4. 3. 挑戦できる年齢のリミットは30代後半まで
  5. 2. プログラマー未経験者でも高収入を目指せる
  6. 1. プログラマーは求人に対して求職者が少ない
  7. 2. フリーランスの需要が高い
  8. 3. プログラマーに挑戦する時のステップ
  9. 1. 1.IT業界についてマクロ的な視点で知識を学ぶ
  10. 2. 2.独学でプログラミングの勉強を始める
  11. 3. 3.プログラミングスクールに通う
  12. 4. 4.未経験可の求人を選んで応募する
  13. 4. 地道な努力でプログラマーへの転職を成功させよう

プログラマーに挑戦するために必要な3つの条件

プログラマーに挑戦するために必要な3つの条件

現代社会において、コンピュータは欠かせないツールの一つと言っても過言ではありません。コンピュータを動作させるには、プログラミング言語というコンピュータ専用の言語を用いる必要があります。プログラマーとは、プログラミング言語を駆使してシステムやソフトウェアの開発に携わる職業です。専門的な知識や技術が求められるため、特別な資格や免許が必要だと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、基本情報技術者試験やPHP技術者認定初級試験といった情報技術に関する資格を保有していれば採用の際に役立つものの、プログラマーには特別な免許や資格が必要ないのが現状です。そのため、これまでにプログラマーの仕事が未経験の場合でも努力次第で目指せる可能性がある職業だと言えます。

企業などでは未経験者の潜在能力に期待する「ポテンシャル採用」で採用される場合もありますが、プログラミングを勉強できるスクールに通った上で一定の基礎知識を身に付けてから挑戦するのがおすすめです。接客や営業の仕事には高いコミュニケーションスキルが求められるように、プログラマーにも必要なスキルや知識がいくつかあります。プログラマーに挑戦するためには以下のような3つの条件が求められるため、あらかじめおさえておきましょう。

人と交流するスキル

プログラマーの仕事は、人との交流はほとんどせずにコンピュータと一対一のプログラミングがメインだと考えがちです。しかし、プログラマーにはプログラミングの技術だけでなく、人と交流するスキルも求められます。なぜなら、プログラミングはあくまでもプログラマーの仕事の一部に過ぎないからです。システムやソフトウェアを開発する際には、プロジェクトマネージャーを中心としたチームで進めていくのが一般的です。

接客や営業といった人との交流がメインの職種でストレスが溜まり、人との交流が少ないイメージのあるプログラマーへの転職を検討している方もいるかもしれません。プロジェクトをスムーズに進めていくためには、チームメンバーとの連携や顧客との交流が必要不可欠ですから、プログラマーと言えど、コミュニケーションスキルを身につけておくことは非常に大切です。

プログラマーになるための覚悟

違う職種に転職をする場合でも一定の覚悟が必要かもしれませんが、未経験の職種に転職するとなれば、それ以上の覚悟を持って挑戦しなければなりません。未経験でプログラマーを目指す場合、プログラマーになるための相当な覚悟が求められます。なぜなら、プログラマーは高い専門性と技術力が求められる職業だからです。

プログラミングに関する書籍を読んだり、セミナーに参加する程度では、プログラマーになるための覚悟があるとは言い切れないのが現状です。そこで、スマホアプリやWebアプリを実際に開発してみることをおすすめします。「Java」や「HTML」といったプログラミング言語を用いるので一見難しそうに見えますが、初心者でも開発できるアプリも数多くあります。採用試験までにアプリ開発に挑戦しておくと、採用担当者に向けてそれなりのやる気と覚悟を持って挑んでいることをアピールできます。

挑戦できる年齢のリミットは30代後半まで

キャリアコンサルタントや弁護士のように、未経験で挑戦する場合でも年齢のリミットに左右されない職業も存在します。その一方で警視庁の採用試験では、受験資格の年齢制限が35歳未満と定められています。これを見ると年齢制限が厳しいと捉えられがちですが、平成28年度までは30歳未満だったので基準が緩和された上での年齢制限です。プログラマーの場合は、未経験で挑戦する場合にこういった年齢制限があるのでしょうか。

プログラマーには受験資格といった年齢制限は設けられていないものの、挑戦できる年齢のリミットは30代後半までが目安と考えられているので注意が必要です。なぜなら、プログラマーは常に最新の技術を習得しなければならないからです。しかし、35歳以下だからといって安心するのは時期尚早です。プログラマーの世界では、35歳以下でも1歳でも若い方が採用に有利なのが現状です。

35歳以上でも、ある程度のスキルを身につければプログラマーになれる可能性は少なからず期待できます。ただし、40代の未経験ではプログラマーに挑戦するのは難易度が高いと考えられています。

プログラマー未経験者でも高収入を目指せる

プログラマー未経験者でも高収入を目指せる

未経験の職業に転職する場合、これまでよりも高い収入は期待できないのではないかと考えがちです。しかし、プログラミング言語を駆使するプログラマーは、以下のような理由で未経験者でも高収入を目指せます。

 

プログラマーは求人に対して求職者が少ない

厚生労働省は「一般職業紹介状況(令和元年8月分)について」を公表し、有効求人倍率を明らかにしています。これによると令和元年8月の有効求人倍率は1.59倍、東京都に限っては2.10倍と高い水準であることがわかっています。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和元年8月分)について

 

このように市場全体の有効求人倍率は高くても、職種や業種によって偏りがあるのが現状です。サービス業や建設業は求人が多いものの、深刻な人材不足が続いている状況ですから、プログラマーの場合も同様で、求人に対して求職者が少ないことが特徴です。

そのため、プログラマーの求職者は企業にとって貴重な存在であることから高収入を目指すことができます。転職する上で収入の高さは重要な項目の一つかもしれませんが、業務内容や福利厚生といった企業の特徴を予めリサーチしておくと良いでしょう。

フリーランスの需要が高い

近年は企業に雇用される働き方だけでなく、パラレルワーカーやフリーランスなど働き方が多様化しています。プログラマーの場合、企業に雇用される働き方よりもフリーランスへの需要の方が高いと考えられています。

なぜなら企業側がプログラマーとして雇用するよりも、フリーランスエンジニアとして雇用した方がコストが抑えられるケースが多いからです。これに対してプログラマー側も企業から固定給を支給される働き方よりも、成果報酬型のフリーランスの方が収入アップに繋がりやすいと考えられています。

このように金銭面に着目すると、フリーランスのプログラマーとして活動する方が企業とプログラマーの双方にメリットがあると言えます。ただし、「未経験からプログラマーを目指す場合の注意点」の章でも詳しく解説しますが、プログラマーとして未経験で挑戦するするのはハードルが高いのが現状です。

プログラマーに挑戦する時のステップ

プログラマーに挑戦する時のステップ

未経験でプログラマーを目指す場合、何も準備せずに挑戦するのは無謀であることは言うまでもありません。これからプログラマーに挑戦しようと決めた場合、以下のような4つのステップに沿って進めていくと良いでしょう。

1.IT業界についてマクロ的な視点で知識を学ぶ

プログラマーに挑戦する場合、まずはIT業界について学ぶことが大切です。なぜなら、どのようなシステムを開発するかに関わらず、プログラマーが活躍できるのはIT業界がメインになるからです。例えばWebプログラマーやゲームプログラマーなど、プログラマーには開発の対象ごとにいくつかの種類があります。

ぼんやりとしたイメージでプログラマーに挑戦するのではなく、開発したいシステムや自分が目指すプログラマー像を明確化することも大切です。IT業界自体が未経験の場合は、イメージと大きく異なるケースもあるかもしれません。

イメージと現実の相違を防ぐためにも、業界だけでなくプログラマーとして働ける企業についてリサーチしておくと安心です。

2.独学でプログラミングの勉強を始める

プログラマーを養成するスクールは数多くありますが、独学でプログラミングの勉強を始めるのも選択肢の一つです。なぜなら、スクールに通わなくても独学で勉強できる手段が豊富だからです。

例えば、インターネット環境さえ整っていれば、プログラミングの学習サイトを利用することでプログラミングの基礎を勉強できます。スクールの場合、決して少なくない費用がかかる上に通学する時間を確保しなければなりません。

一方でインターネットで学習サイトを利用する場合は、自分のライフスタイルに合わせて勉強時間を確保できるので便利です。

3.プログラミングスクールに通う

これからプログラミングの勉強を検討している方の中には、独学が向いていないと感じている方もいるでしょう。独学が自分に合わない場合は、思い切ってスクールに通って勉強するのも選択肢の一つです。

なぜならスクールに通う場合、独学だけでは学べないことも教えてくれるからです。例えばプログラミングの知識だけでなく、プログラマーとして働く上で大切な精神面に関してもアドバイスをもらうことができます。

近年では就職をサポートしてくれるスクールも増えていますから、未経験での就職で不安があったとしてもプログラミングスクールに通えば専門の講師が相談にのってくれることもあるので安心です。

4.未経験可の求人を選んで応募する

ハローワークや求人サイトに掲載される求人には、未経験者でも応募できるものが数多くあります。しかし、専門的な知識やスキルが求められる職種の場合、特に中途採用では経験者のみの応募が条件となっているケースがほとんどです。

未経験でプログラマーに挑戦する場合、「未経験可」の求人を選んで応募することがポイントです。なぜならプログラマーに関わらず、多くの専門職では経験者を優遇して採用する企業が多いからです。

例えば「未経験可」の求人のうち、プログラマーとしてステップアップできそうな求人を選ぶと良いでしょう。研修期間の長い企業を選べば、給料をもらいながらスクールに通っているような状態になるのでおすすめです。

社員研修に重きを置いている企業の場合、独り立ちできるまで丁寧にサポートしてくれるケースが多いので安心です。

地道な努力でプログラマーへの転職を成功させよう

プログラマーは専門的な知識やスキルが必要な職種であるため、未経験での転職は難しいとイメージしがちです。しかし、基本情報技術者試験やPHP技術者認定初級試験といった情報技術に関する資格を保有していれば有利であるものの、特別な資格や免許は必要ありません。

そのため、独学やスクールでプログラミングを学べば今からでもプログラマーを目指せます。未経験でも企業が求める人材であることをアピールし、プログラマーへの転職を成功させましょう。

 

次回は、未経験者が採用されるために必要なポイント、プログラマーになるための勉強のコツを解説していきます。