目次
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  1. 1. エンジニアの平均年収は高い傾向にある
  2. 2. エンジニアの概要
  3. 1. ビジネス職ではなくクリエイター職
  4. 2. 平均年収が高い理由
  5. 3. 求められるスキルや知識
  6. 3. 年齢別エンジニアの平均年収
  7. 1. 20代前半で約340万円
  8. 2. 20代後半で約440万円
  9. 3. 30代で約500万円前後
  10. 4. 40代以降は約600万円
  11. 4. フリーランスエンジニアの平均年収
  12. 1. 20代前半でも約600万円〜800万円も可能
  13. 2. 30代〜40代だと約1,000万円を目指せる
  14. 5. ITエンジニアの職種ランキング
  15. 1. 第1位 平均年収1,100万円のシステムアナリスト
  16. 2. 第2位 平均年収821万円のシステムエンジニア
  17. 3. 第3位 平均年収610万円のITコンサルタント
  18. 4. 第4位 平均年収420万円のプログラマー
  19. 6. エンジニアは高収入を目指すことも可能

エンジニアの平均年収は高い傾向にある

エンジニアの概要

近年では、プログラミングスクールに通って未経験からITエンジニアを目指す人も増えており、いま注目されている職業の一つです。
そんなITエンジニアですが、就職や転職を検討するにあたって、やはり気になるのが収入面です。現在、業界ではエンジニアの慢性的な不足により、スキル次第では年収1,000万円も十分に狙うことができます。

会社員として働くだけでなく、フリーランスや起業や独立もしやすいのもITエンジニアの魅力の一つです。
では、ITエンジニアとはそもそもどんな仕事で、どんな能力が求められるのか、年齢別の平均年収やITエンジニアとして年収アップする方法についても以下でさらに詳しく解説していきましょう。

エンジニアの概要

エンジニアとは、工学に関する専門的な知識やスキルを持った人材を指す言葉です。エンジニアという言葉自体は広い分野で使われる言葉ですが、現在ではコンピュータやIT分野における、ITエンジニアのことを指す場合が多くなっています。今回は、これから注目の職業であるITエンジニアについて解説します。

ビジネス職ではなくクリエイター職

エンジニアは和訳で「技術者」と訳されるように、技術系の職業です。ITエンジニアの代表的な職種は、システムエンジニア、 プログラマーなどがあります。どちらの職種も企業のクリエィティブに関わるものであり、エンジニアはビジネス職ではなくクリエイター職であるといえます。技術職というと理系出身ではないとなれない職業のようなイメージを持たれる方もいますが、実際は文系出身のエンジニアも多くいます。

平均年収が高い理由

冒頭でもご紹介したようにITエンジニアは一般的な会社員より平均年収が高くなっていますが、それはIT業界全体の人手不足が原因の1つです。企業のものづくりのニーズに対してエンジニアの母数が少なく、引く手数多という状況が年収を引き上げています。

AI、IoT、5Gといった新技術の発展を背景にIT業界はこれからますますニーズが高まっていきますが、IT業界で働くには専門的な知識が必要不可欠のため、他の職種に比べ参入障壁が高いことも年収の高さにつながっています。

求められるスキルや知識

ITエンジニアには技術に関する知識だけでなく、幅広いスキルや知識が求められます。

ITエンジニアに必要なスキルの1つ目は論理的思考力です。ITエンジニアの仕事はシステムを設計したり、設計したものを元にコードを書いたり、論理的に考えることができなければ完成しないものがほとんどです。クライアントが抱える問題を分析し、最適な提案をすることもITエンジニアの仕事の一つであり、論理的に考えて、伝える能力が求められます。

さらにITエンジニアには、コミュニケーション能力も欠かせません。エンジニアはクライアントや社内のメンバーとやりとりをしながら、進行することも多いため、コミュニケーションが必要になってきます。職人のように一人で黙々と作業していれば良いというパターンは少なく、チームで作業を進めることが多いため技術職とはいえど、コミュニケーション能力が求められます。

そして、システムやプログラミングに関する専門的なスキルや知識も欠かせません。ITエンジニアを目指す方は、システムやプログラミングに関するスキルや知識をおさえた上で、論理的思考力やコミュニケーション能力を身につけることが大切です。

年齢別エンジニアの平均年収

年齢別エンジニアの平均年収

ITエンジニアを検討されている方には年齢別の年収も気になるところです。ITエンジニアの年収の年齢による推移を解説します。

20代前半で約340万円

20代前半のエンジニアの年収は約340万円で、まだ400万円には届きません。20代前半は、経験や実績がないため、どうしてもエンジニアの平均年収に比べると低くなりがちの傾向があります。ただ、20代前半は焦らずに着実にスキルを磨き、経験を積むことが今後の年収増加につながります。さらに資格の獲得など努力次第で20代前半でも年収を上げることも可能です。

20代後半で約440万円

20代後半になると約440万円まで上昇します。このタイミングでは、スキルを習得してエンジニアとしての市場価値を上げられるかどうかが年収アップに大きく関わってきます。十分なスキルがあれば、転職することで収入アップを狙うこともできますし、フリーランスとして独立することも可能です。

30代で約500万円前後

30代になると年収は約500万円前後になり、30代のサラリーマン平均の418万円と比べると100万円近く高くなっています。システムエンジニアでは、30代で既に管理職水準の給与を得ることができます。プロジェクトマネジメントなどマネジメント能力を磨くことでさらなる年収のアップも期待できます。

40代以降は約600万円

40代以降は約600万円まで上がります。こちらも一般的な40代のサラリーマンの平均年収477万円と比べて高い水準になっています。50代前半では年収もピークになり、700万円近くの年収を得ることができます。さらに、自身が持っているスキル次第ではさらに上の収入も狙えます。

経験や人脈も蓄積されているタイミングなので独立して起業するという選択肢も見えてきます。起業してうまく行けば年収1,000万円も十分可能ですし、会社を上場することができれば億万長者も夢ではありません。エンジニアは自分でサービスを作ることができるので、起業しやすい職業ともいえます。

フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収

エンジニアは他業種に比べて独立しやすい業種であり、会社員として働くだけでなくフリーランスのエンジニアとして活躍している方も多くいます。フリーランスになればリモートワークなど、自宅にいながら仕事をすることも可能ですし、地方にいながら東京や世界中の企業の仕事を行うことも可能です。

時間や場所に縛られずに自由な働き方が実現できるなどフリーランスに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。自由な働き方が実現できるというメリットだけでなく、年収の面でも会社員よりも高くなることが多くなるなど収入の面でもメリットがあります。

ITエンジニアの選択肢の一つである、フリーランスエンジニアの年収について解説します。

20代前半でも約600万円〜800万円も可能

20代前半でもフリーランスエンジアの場合はスキルさえあれば、約600万~800万の年収を得ることも可能です。会社員としてエンジニアで働く場合の20代前半の平均年収が340万円なことを考えると非常に高い収入が期待できます。現在は、クラウドソーシングサイトの普及や副業の推進などフリーランスとしても以前より活躍しやすい環境が整っています。いきなり独立という形だけでなく、会社員をやりながら力試しで、社外のプロジェクトに挑戦してみるという選択肢もあります。

30代〜40代だと約1,000万円を目指せる

スキルや経験が成熟した30代~40代であれば年収1,000万円も十分に目指せます。1,000万を目指すには、より上流の案件に関わることやITやコンピュータのスキルを磨きスペシャリストとしての地位を確立することが必要です。エンジニアとして自分でシステムを作るだけでなく、全体をマネジメントする能力が必要です。

また、フリーランスはシステムなどの知識やスキルだけでなく、営業力や人脈が収入に直結します。フリーランスを目指す方は会社員の頃から意識的に技術以外の能力や経験を磨くことで、フリーランスとして成功する確率を高めることができます。

ITエンジニアの職種ランキング

ITエンジニアの職種ランキング

ITエンジニアは、コンピュータやIT分野に関わるエンジニアのことですがいくつかの職種があります。ITエンジニアの職種ごとの年収についてランキング形式で解説します。

第1位 平均年収1,100万円のシステムアナリスト

第1位はシステムアナリストです。平均年収は大台越えの1,100万円となっています。システムアナリストは、システム開発に置いて最も上流を担当するエンジニアです。クライアントからヒアリングした内容を元に分析、課題の発見と課題を解決する提案をします。コンピュータやIT分野の知識やスキルに加えて、コミュニケーション能力や課題解決能力が必要とされます。

一般的にはシステムエンジニアとして十分に経験を積み、その後プロジェクトマネージャーなどの経験を経た後にシステムアナリストになる方が多いです。

第2位 平均年収821万円のシステムエンジニア

第2位は、システムエンジニアで平均年収821万円です。システムエンジニアとは、システムの設計から開発までを担当するエンジニアです。システムエンジニア(System Engineer)の頭文字をとりSEと呼ばれることも多い職種です。

システムエンジニアは、クライアントがどんなシステムを必要としてるかをヒアリングし、実際に作れるように設計図を作成するのが仕事です。家づくりに例えると建築士のような役割です。システムエンジニアは、リーダーやマネジャークラスになると年収がどんどん上がっていきます。

社会システムや社内のシステムが問題なく稼働しているのは、システムエンジニアの努力によるものです。

第3位 平均年収610万円のITコンサルタント

第3位は、ITコンサルタントです。ITコンサルタントも平均年収610万円と高い水準にあります。ITコンサルタントは、企業の経営課題をITの分野から解決するITに特化したコンサルタントです。

クライアントから企業の課題をヒアリングし、IT分野の課題を洗い出します。システムの導入などその課題を解決する提案を行い、その後のプロジェクトのマネジメントなども担当します。ITコンサルタントとシステムエンジニアは業務上似ている部分も多いですが、ITコンサルタントの方がより上流の工程を担当すると考えると良いでしょう。

プログラマーやシステムエンジニアなどIT関連の経験を積んだ後に転向するのが一般的です。

第4位 平均年収420万円のプログラマー

第4位は、プログラマーで平均年収420万円となっています。プログラマーとは、システムエンジニアなどが設計したシステムなどのプログラミングを担当するエンジニアです。

プログラミング言語を駆使して実際にシステムを作り上げるのがプログラマーです。プログラマーはITエンジニアの登竜門的存在であり、未経験から目指す方はまずはプログラマーからキャリアがはじまる場合がほとんどです。経験とスキルを磨くことでシステムエンジニアやシステムアナリストなどへのキャリアップが可能です。

 

エンジニアは高収入を目指すことも可能

パソコンやスマートフォンを誰でも使うようになった現代。あらゆるものがインターネットにつながり、IT技術が私たちの生活に欠かせないものになっています。そんな時代を作り上げるエンジニアという職業はこれまで以上に必要とされます。

エンジニアになって年収1,000万円をあなたも目指してみませんか?次回は、海外のエンジニアの年収、さらにエンジニアとして年収をアップさせる方法をご紹介していきます。ぜひ、これからITエンジニアを目指す方は参考にしてみてください。