BRIDAL
COLUMN#27

面接前にコレだけはしておきたい3つのこと

皆さん、いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、『面接前にコレだけはしておきたい3つのこと』。
面接前にしておきたい準備はいくつもありますが、必要最低限の3つのポイントにまとめてみました。ぜひ、これだけはチェックして練習をしておいてくださいね。ポイントは、『自分の言葉で話せるかどうか』。ここが人生のターニングポイントになるかもしれませんよ。

① 自分が出来ること
…アルバイトや社員経験、または学生時代の活動において培ってきた能力や具体的なスキルなどを、一通り書き出してみましょう。以下の3つの順番で言葉にする作業を進めてみてください。
  1. )自分がやってきた事実
  2. )そこから何を感じ、何を得られたのか
  3. )その経験をもとに、企業に対しどんなことに貢献できそうか
② 自分がやりたいこと・やってみたいこと
…自分の将来的な理想像のようなものです。自分がその職業に就いた時をイメージし、1年後、3年後、どうなっていたいのか、そして、その会社でどんな仕事をしてみたいのか、書き出してみましょう。そのためには、その職種に就いている方へのOB・OG訪問やインタビューなどをしてみることも1つですね。より具体的な将来のイメージがわきやすくなります。
ちなみに、私は大学生時代、はるばる地元埼玉から電車に揺られ、箱根のホテルにお勤めの先輩のところにOG訪問し、お話を伺いました。そのOGの方とは、ブライダル業界に入ってから、数年後に再びコンテストの場でお会いすることができ、嬉しくてすぐに声を掛けさせてもらったのを覚えています。
③ 企業の志望理由
…面接官としてこの質問を投げかけると、どこの企業でも通用しそうな返答をする方がいます。それは、その企業に対する志望理由とは言えませんし、面接官に対しても大変失礼に当たります。一発で、『この人、何も調べてないんだなぁ』と見破られてしまいます。何人もそういった学生や社会人を見てきました。
志望理由を自分の言葉にするためには、まず志望企業のことを研究することから始まります。そして、同業他社についても研究していくと違いがわかり、比較検討していく中で、徐々にその企業の良さが見えてくるはずです。ホームページや口コミサイト、SNSに掲載されている内容等を参考にしてみてくださいね。

最低限この3点について、まずは文字に書き起こし、次に『自分の言葉』で相手に伝えられるように練習してみましょう。

面接では、自分自身のことについてを聞かれます。よくわかっているつもりでも、それをちゃんと言葉に出来るかどうかで、あなたの未来は変わります。こんな言い方をすると、少々大袈裟だと思われるかもしれませんが、それ程、自分が発する言葉には力があるんです。日本には、昔から『言霊(ことだま)』という言葉があるくらいですから、昔から言葉には魂が宿っていると考えられていたんですね。

さぁ、大切な面接にどのように臨むかはあなた次第!しっかりと自分の言葉であなたらしさを出せる面接になるよう、心から応援しています。

次回はスペシャリスト・インタビュー~大手ブライダル企業・元トッププランナーにリアルな話聞いてきました!~【vol.1】についてお話しします。どうぞお楽しみに。


PROFILE
山本 優貴Yuki Yamamoto 山本 優貴

ゲストハウスやプロデュース会社のウエディングプランナー及び責任者、その後に婚礼システム会社での法人営業を経てフリーランスに転身。
現在は、ブライダル系専門学校での講師やセミナー講師、また式場にて経営管理サポートや自身もフリープランナーとして大好きな結婚式に携わっている。
仕事をする中で、2度の産休・育休を経験し、「ママでも諦めない!」をモットーに、大好きなブライダルの仕事と子育てを上手く両立できるよう、業界内の働き方の多様性を目指し、日々奮闘中!

2014年度 BIA主催ザ マスターオブブライダルコーディネーターコンテストにおいて見事グランプリ獲得。

※全国のブライダル業界に従事する方々から、知識・経験・品格を兼ね備えたコーディネーターを選出するコンテスト