COLUMN#19
ウェディングプランナー仕事研究①~新規担当プランナー 前編~
皆さん、いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。
今回のテーマは『ウェディングプランナー仕事研究①~新規担当プランナー 前編~』です。プランナー職を目指される皆さんであれば、実際に、ウェディングプランナーがどんな仕事をしているのか、気になるところですよね。本コラムから複数回のコラムに渡って、その内容について具体的にお話ししていこうと思います。まず、今回は、【分業制】における新規担当プランナーの業務内容や仕事のやりがいについて深く掘り下げていきましょう。
会場に所属するウェディングプランナーには、様々な種類があると前回コラムでお伝えしましたね。一貫性と分業制(新規・施行)についてです。(※詳しい説明は、ぜひ前回コラムをご覧くださいね。)
まず、分業制における新規担当プランナーの役割としては、主に以下のような内容です。
- 資料請求の対応
- 集客戦略の考案
- ネット媒体の更新作業
- 新規接客対応(会場案内・内覧ともいいます)
- お客様の契約手続き対応〜施行担当者への引き継ぎ
ちなみに、大手の企業の場合には、①〜③はマーケティングの部署が担当したり、②においては、店舗の責任者が担当したりすることもあります。中小企業の場合には、1個人に任せられる業務の幅が広いケースが多いので、慣れてくると①〜⑤まで全て担当するということもあります。
上記のように、各企業によって①〜③は、新規担当プランナーでないケースもありますが、一般的には④〜⑤は必ず新規担当プランナーが行う業務です。
続いては、1週間の中で、新規担当プランナーがどんな業務を行っているのかを見ていきましょう。
主に土日祝日には、④の『新規接客』がスケジュールの中心となります。会場の人気があり、お客様の来館数が多い会場ですと、1人で1日に2〜3組程度のお客様を対応することもあります。
1組あたりの接客時間は、3時間前後の会場が多いようです。ご成約までお話が進められた場合には、4時間前後になることもあります。1組の接客後には、続けて2組目の接客に…そんな日も時には出てくるかもしれません。
ウェディングプランナーは、土日祝日が繁忙日ですので、基本的にはそれ以外の平日にお休みを取ります。平日の5日間のうち、出勤である3日間は何をするかというと、週末に対応したお客様の事務手続きや、引き継ぎ書の作成など、デスクに向かって細々とした事務作業を行っていることが多いです。プランナーにイメージにあまりないのかもしれませんが、意外に、デスクワークは多いです。
今回は、新規プランナーの具体的業務やスケジュール感についてお伝えしましたが、おわかりいただけたでしょうか?
次回コラム『ウェディングプランナー仕事研究②~新規担当プランナー 後編~』では、新規プランナーのやり甲斐や魅力を存分にお伝えしていきたいと思います。どうぞ、お楽しみに。
- PROFILE
- 山本 優貴Yuki Yamamoto
ゲストハウスやプロデュース会社のウエディングプランナー及び責任者、その後に婚礼システム会社での法人営業を経てフリーランスに転身。
現在は、ブライダル系専門学校での講師やセミナー講師、また式場にて経営管理サポートや自身もフリープランナーとして大好きな結婚式に携わっている。
仕事をする中で、2度の産休・育休を経験し、「ママでも諦めない!」をモットーに、大好きなブライダルの仕事と子育てを上手く両立できるよう、業界内の働き方の多様性を目指し、日々奮闘中!
2014年度 BIA主催ザ マスターオブブライダルコーディネーターコンテスト※において見事グランプリ獲得。
※全国のブライダル業界に従事する方々から、知識・経験・品格を兼ね備えたコーディネーターを選出するコンテスト