目次
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  1. 1. 在宅勤務による孤独感を放置してはいけない理由
  2. 1. 心理的なストレス
  3. 2. 生産性の低下
  4. 3. 会社への忠誠心がなくなる
  5. 2. 在宅勤務で孤独を感じたときの対処法
  6. 1. ウェブカメラを使用する
  7. 2. 雑談の時間を設ける
  8. 3. 休み時間を明確にする
  9. 3. 在宅勤務の孤独に負けないためのメンタルエクササイズ
  10. 1. 現状を把握し、解決方法を探る
  11. 2. 明るい未来をイメージする
  12. 3. 3人にアドバイスをもらう
  13. 4. まとめ

在宅勤務を実施する企業数が急増しつつある今、水面下では在宅勤務による弊害が問題視されています。特に、心に穴が空いたような「孤独感」を増大させている人は要注意。

 

この記事では、在宅勤務で強い孤独を感じている方へ向けて、孤独を感じたときの対処法やメンタルエクササイズの方法をご紹介します。孤独やストレスに負けない強いメンタルを育てて、周囲が安心して頼れる自分を目指しましょう。

在宅勤務による孤独感を放置してはいけない理由

在宅勤務における孤独感は、放置すると仕事に悪影響を及ぼす可能性があります。孤独感を放置することによって起きる影響を、以下で見ていきましょう。

心理的なストレス

心理的なストレスが溜まると体調不良を招きやすくなり、鬱などの心の病気に発展してしまう可能性があります。

 

また、些細なことにイライラしやすく、ミスや失敗によりさらなるストレスを生んでしまうという悪循環に陥るケースもあります。同僚や家族との揉めごとが増えているという方は、心理的なストレスが溜まっているサインかもしれません。

生産性の低下

在宅勤務が続くと孤独感が強まり、人はストレスを感じます。孤独感は「閉鎖空間に一人でいることに強いストレスを感じている状態」です。この孤独感を放置すると、集中力が落ちて生産性も低下します。

会社への忠誠心がなくなる

在宅勤務で社員同士のコミュニケーションが不足すると、「会社のために頑張りたい」という忠誠心が薄れやすくなります。特に、上司と部下の信頼関係が崩れたり、業務に対するモチベーションが低下したりすると、離職率にも影響します。

在宅勤務で孤独を感じたときの対処法

 

では、在宅勤務で孤独感を感じたときは、どのように対処をすれば良いのでしょうか?

以下では、孤独感を素早く軽減させる具体的な方法をご紹介します。

 

  1. ウェブカメラを使用する
  2. 雑談の時間を設ける
  3. 休み時間を明確にする

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

ウェブカメラを使用する

在宅勤務中のオンラインミーティングや業務連絡時に、ウェブカメラを使用する機会もあるでしょう。

 

業務中は、会議や特別な連絡以外のときでもウェブカメラをオンにしておくと、「一人で仕事をしている気」にならずに済みます。会話がなくてもカメラ越しに上司や同僚の存在を意識できるので、集中力アップにも役立てられます。

雑談の時間を設ける

決まった時刻のみに会議や朝礼を行なっている会社では、前後の時間で意識的に雑談を挟みましょう。会社に出社しているときよりも深いコミュニケーションを取ることができれば、業務中の孤独感を軽減できます。

 

また、コミュニケーション不足による人間関係の悪化や、報告・連絡・相談の滞りを改善することにもつながります。

休み時間を明確にする

周囲に人がいないワークスタイルは、就業時間と休み時間の境界が曖昧になりやすいものです。休み時間を明確にして業務にメリハリを付けられると、仕事とプライベートをしっかり区分できるので、気持ちのオンオフやリセットがしやすくなるでしょう。メリハリのある働き方ができるだけでも、心を休ませてあげることができます。

 

社員個々で時間を管理することが難しい場合、チャットツールや掲示板を利用して、こまめな勤怠報告を行なうことが有効です。

在宅勤務の孤独に負けないためのメンタルエクササイズ

 

今ある孤独感を軽減して気持ちをリセットできたとしても、「今後続いていく在宅勤務を想像すると気分が落ち込む……」という方もいるのではないでしょうか?

 

ここからは、現状や未来の不安に負けない強健なメンタルを手に入れるためのメンタルエクササイズの方法をご紹介します。メンタルを鍛えることができると、孤独感に大きなストレスを感じることなく、やり過ごせるようになります。

現状を把握し、解決方法を探る

まずは、リラックスした状態で目を瞑り、自分を客観視することから始めてみましょう。現状で辛いと感じることは何か、自分の置かれた状況の何に辛さの原因があるのかを考えていくと、解決方法を見出しやすくなります。

 

また、困難に思っていることや克服したいことがあれば、解決方法と併せて、具体的に書き起こしましょう。それらをいつでも確認できるようにしておくと、ストレスの原因や解決方法を「見える化」でき、余計なストレスを溜めないメンタルを育めます。

明るい未来をイメージする

自分のなりたい未来や目指すべきゴールのイメージを持つことは、屈強なメンタルを手に入れるために欠かせません。「一日の理想の過ごし方」や「一日の目標」など、短期的な未来をイメージして実現できれば、充実した毎日を過ごせます。

 

そうした質の高い日々を繰り返すことで自分に自信が生まれ、「1年後の理想の自分」や「10年後の理想の自分」を実現するための糧になるでしょう。

 

明るい未来をイメージすることが難しいという人は、在宅勤務で良かったことを箇条書きで書き出してみてください。ポジティブな要素を考えるだけでも、メンタルには良い影響が出ます。

3人にアドバイスをもらう

アメリカで発祥したNLPの手法に、「3人の知り合いからアドバイスをもらうことをイメージし、その内容を統合させる」というものがあります。悩んでいる自分に対して、自分をよく知る3人からアドバイスを受けるとしたら、どのような言葉をかけられるでしょうか?

 

3人になりきって現在の自分にアドバイスをしたら、その内容を受け止めましょう。こうすることで、今の自分に足りない思考が補われ、感情を前向きに切り替えられるようになります。

まとめ

在宅勤務で孤独を感じているなら、この機会に自分の心としっかり向き合ってみましょう。孤独感を放置せず有効な対処ができれば、現状抱えているストレスを軽減し、生産性の向上や集中力アップを期待できます。

 

また、今回ご紹介した「現状把握」「明るい未来のイメージ」「3人からのアドバイスを受ける」というメンタルトレーニングは、在宅勤務で孤独を感じるシーン以外でも役立つものです。変化するワークスタイルやストレス社会に負けないようメンタルを鍛えて、“なりたい自分”に近付きましょう。