目次
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  1. 1. チームビルディングとは
  2. 1. そもそもチームとは
  3. 2. チームとグループの違いについて
  4. 2. チームビルディングでは主に3つのことを行う
  5. 1. 1on1ミーティングでコミュニケーションを図る
  6. 2. 定期的にミーティングを行い組織づくりの強化をする
  7. 3. チームビルディング研修を行う
  8. 3. チームビルディングによる効果
  9. 1. 目標達成の可能性が上がる
  10. 2. ひとりひとりのパフォーマンスが向上する
  11. 3. コミュニケーションが増えるので、ミスが減る
  12. 4. 日々の体験を共有することで新しい発見ができる
  13. 4. まとめ
  14. 5. 「人」と「組織」を変革する6か月メソッド ポジティブ心理学

激化する市場競争を勝ち抜き、ビジネスを安定させるには、成功に学ぶビジネスモデルの導入などが欠かせません。しかし、それら施策はどんなに有能な社員でも、ひとりで実現・成功させることは難しいものです。多様化するニーズに対応し業績を上げていくには、チームビルディングを重視した土台づくり・組織づくりが重要です。

そこで今回は、チームビルディングの目的や具体的な活動内容、実施した際のメリットについて解説します。組織の在り方について見直し、成功のために前進できるチームを目指しましょう。

チームビルディングとは

チームビルディング(Team Building)とは、同じ目的・目標を掲げる個々人の能力を発揮させながら、全員が一丸となれるようなチームを構築することを指します。ワークプログラムや研修などチームの団結力を高める取り組みも含めてチームビルディングと呼び、日本では現在から20年ほど前にチームビルディングが導入されるようになりました。

以下では、チームの定義やグループとの違いについて確認しておきましょう。

そもそもチームとは

そもそもチームとは、同じ目標・方向へ進む人々の集まりをいい、互いに協力関係にあることが基本です。ひとりひとりを尊重し合って個人が役割を果たしていくため、結果としてチームは同じ歩幅で前進しながらゴール(目標)へ到達できます。

現代では、誰かひとりがリーダーとなって統率するようなチームの在り方は好まれず、チーム全員がリーダーシップを発揮していくスタイルが主流です。

チームとグループの違いについて

一方、同じ性質を持ちながら、目的や目標が異なる人々の集団をグループと呼びます。

例えば、同じエリアに拠点を置く支店や部署の社員、同じ役職の社員、入社時の同期などが挙げられます。彼らは共通の性質を持ちますが、目指すゴールが異なり、目標に向かう速度や手段が異なることからチームとはいえません。

 

 

チームビルディングを主体とした組織づくりができると、各チームメンバーが自発的にアクションを起こし、リーダーシップを発揮することで個人の能力を最大限発揮させることが可能です。また、個人の弱みをメンバーがカバーしながら強みを押し出していくスタイルが確立されるため、多様化するニーズにすばやく対応できるチーム・組織の基盤を築けるでしょう。

チームビルディングでは主に3つのことを行う

チームビルディングを行う際、実施する主な内容は以下の3つです。

1on1ミーティングでコミュニケーションを図る

1on1ミーティングとは、上司・部下が1対1で行う短時間の対話のこと。約30分のミーティングを週1回~隔週1回の頻度で行うことで、上司・部下間の信頼関係を築きます。

また、1on1ミーティングは、上司から部下へ情報や評価を共有する一般的なミーティングとは異なり、上司が部下の話に耳を傾ける点が大きな特徴です。

部下から、「〇〇の業務について悩んでいる」「人間関係がうまくいっていない」「将来の目標について」などの相談を受けたら、適切なフィードバッグを行って部下が抱える負担を軽減させましょう。

これにより、部下と豊かなコミュニケーションを築き、成長を促すことができます。

定期的にミーティングを行い組織づくりの強化をする

1on1とは別に定例ミーティングを行うと、組織づくりの強化が可能です。

ミーティングでは主にメンバーの業務進捗や課題を共有し、遅れが出ているメンバーをサポートする体制を整えます。定期的なチームミーティングを行うとチームの意識や足並みが乱れていることにも気が付きやすいため、問題解決のためのアイデアを出し合って効率的に業務を進めることができるでしょう。

ときにはアイスブレイクを兼ねてビジネスゲームを実施したり、ランチタイムを活用したりしてコミュニケーションの取りやすい環境をつくることも欠かせません。

チームビルディング研修を行う

チームビルディング研修とは、チームビルディングを目的に開発された研修プログラムをいいます。研修内容は社内で実施されるワークショップやディスカッションから、社外で合宿を兼ねて行うものまで多岐にわたり、プログラムの実施は外部へ委託も可能です。

チームビルディング研修では、チームに課せられた大小さまざまな課題をメンバー同士協力しながら解決するのが鉄則。ディスカッションではお題に対して論理的な解答を考えたり、合宿では大自然のなかでアクティビティにチャレンジしたりするなどが一般的です。

いずれもチーム全員が一致団結しながら目標達成までのプロセスを体感できるため、チームの信頼を築きながら成功のためのアクションを考える力を養えます。

 

チームビルディングによる効果

チームビルディングを意識した組織づくりができると、具体的に以下のようなメリットがあります。ご自身の組織や部署をイメージしながら見ていきましょう。

目標達成の可能性が上がる

優れたチームビルディングができるとコミュニケーションが増えることからメンバー同士の壁が薄くなり、チーム目標の達成率が向上します。

特に上司・部下一体のチームは、上下間のコミュニケーション不足を解消することで情報共有や意見交換を容易にし、業務をスムーズに遂行できます。「働きやすさ」が増した職場やチームは業務に対するモチベーションを高く保ちやすいため、結果として目標達成の可能性を高められます。

ひとりひとりのパフォーマンスが向上する

チームビルディングでは個々人が持つ能力を発揮させること(=リーダーシップ)に重きを置きます。チームメンバー全員が主体となってチームを成功へ導こうとするプロセスでは、お互いが協調・切磋琢磨し合うことでパフォーマンスに磨きがかかります。

また、難しい課題や問題を解決するたびに、メンバーひとりひとりの経験値も増え、チームや企業の生産性向上にも貢献できるでしょう。

コミュニケーションが増えるので、ミスが減る

チーム内の団結や信頼が強いほど連携や情報共有はスムーズに行われ、ミスやトラブルを未然に防ぐことができます。

また、万が一トラブルが発生した場合はチームですばやくカバーできる体制が整っているので、トラブルによるダメージを最小限に抑えられるでしょう。

日々の体験を共有することで新しい発見ができる

チームビルディングから得た成功体験は、決してひとりでは成し遂げられないものばかり。

“そのチーム”に属すことで新たな成功の可能性を見出せるようになると、業務に対しても新しい発見やアイデア、イノベーションが生まれやすくなります。

また、この発見から新たな成功体験を実現・経験するなど理想的なサイクルを生み出すことができれば、チームは断固として揺らぐことのない固い絆で結ばれるでしょう。

まとめ

チームビルディングの目的や活動内容、チームビルディングが組織へもたらすメリットについて解説しました。

チームビルディングを重視した職場の土台づくり・組織づくりができると、市場競争にも飲まれない強靭なチームを形成していくことが可能です。優れたチームビルディングで業績を上げていくには、今回ご紹介した内容以外にも、ご自身の職場に合わせたチームビルディング活動を取り入れてみてください。

チームビルディングを実施していく過程では他者の気持ちを理解できるだけのコミュニケーション能力や発想力も求められます。部下から信頼を置かれる上司を目指すためにも、この機会にコミュニケーション能力を高めて理想的なチームビルディングを実現させましょう。

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