目次
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  1. 1. <井戸センター長にInterview>
  2. 2. 地域若者サポートステーションとは
  3. 3. ちたサポでは実際にどのようにサポートをしていますか
  4. 4. ちたサポならではの特徴は
  5. 5. 井戸センター長のもう一つの顔「ヒューマンアカデミー名古屋校のキャリアコンサルタント養成講座のサブ講師」から 受講生へのメッセージ
  6. 6. <修了生:山田相談支援員にInterview>
  7. 7. キャリアコンサルタントになるきっかけは
  8. 8. ちた地域若者サポートステーションの仕事で印象に残っていることは
  9. 9. 地域若者サポートステーションの仕事の魅力は
  10. 10. 【地域若者サポートステーションの仕事に興味がある方へ】

井戸千尋さん
ちた地域若者サポートステーション センター長
ヒューマンアカデミー名古屋校 キャリアコンサルタント養成講座 サブ講師

 

<井戸センター長にInterview>

地域若者サポートステーションとは

地域若者サポートステーションは全国に177箇所(サテライト会場も含む)あり、厚生労働省の事業にあたります。ちた地域若者サポートステーションは愛知県労働局経由で委託を受けたNPO法人ICDSが運営をしています。事業は15歳から49歳までの未就労者の就労支援、また仕事されている方で週20時間以下の雇用保険のついていないアルバイトの方・単発バイトの方も対象。ご家庭の事情で働きながらでないと学校に通うことができない夜間や定時制の学生、学校の卒業見込みの3ヵ月前の学生に対して就労支援を行っています。利用者の多くはハローワークや図書館、市・町役場のリーフレット設置、また各地域の広報誌記載、また地域連携先からの紹介などを通じて制度を知り利用いただいています。

 

ちたサポでは実際にどのようにサポートをしていますか

学生の頃にアルバイトなどしたことがあるかないかによっても対応の仕方が違います。また今まで何に興味を持ってきたか、学んできたかなど、ご自身の好きなことや話しやすいことを話していただき自己理解を深めていただく。いきなりキャリアについて話そうとしても目的意識が希薄であったり、自分のことを話すことをためらう方も多い中で関係を構築し心を開いていただくことからまずははじめます。自己理解を深めて職業理解に入っていくのが大まかな流れになっています。そして求人票の見方、応募の仕方、履歴書・職務経歴書の書き方、面接の仕方を学んでいただきます。また個人の課題、例えばパソコンのスキルやコミュニケーション能力を学ぶプログラムやオンラインを使った職場体験なども実施し応募に向けた支援・動機づけをしています。サークルという名称の就労に対して必要な授業も実施しています。以前はビジネスマナーなどがその類でしたが今はその手前の挨拶の仕方、相手の目を見て挨拶するメリットとデメリットやグループワークを通して人との関わり方、受け身ではなく自ら声をかけるなど細かな、でも仕事をするうえで重要なことも課題を持って取り組んでいきます。実は就職がゴールではなくその後の定着までがサポートステーションの業務に含まれています。

就職後も定期的な面談を通して職場で困ったことがないか確認し一緒に解決方法を考えたりアドバイスしたりしながら末永くサポートしていくお仕事になります。

ちたサポならではの特徴は

一歩踏み込んだ地域連携が必要で、例えばちたサポと社会福祉協議会を繋げるのではなく、井戸さんと〇〇さんを繋げるという具体的な対応をしなければ人についての支援は難しいと感じており、支援対象者に対して何人かが関わることをすすめています。実際それが同じような支援サービスを行っているところであっても役割分担を話し合い、就労に向けて様々な角度でサポートしています。キャリアコンサルタント養成講座で資格取得のために学んできたスキルの活用に加えて、より関係構築が難しい就職に対して一歩踏み出せない・躊躇している方にも心を開いて、安心感を持ってもらうことに一番注力しています。信頼関係を作ることにフォーカスしそれができてからはじめて就職に向けてのサポートをスタートしています。

井戸センター長のもう一つの顔「ヒューマンアカデミー名古屋校のキャリアコンサルタント養成講座のサブ講師」から 受講生へのメッセージ

キャリアコンサルタント養成講座の学習は自分の人生でちょっと先行きがモヤっとしていたものがスッキリした景色に変わる学習だと思います。学んだスキルを周りの支援に活用する前に自分のキャリアについてまず向き合い、言葉や言動についても気を付けるようになることで曇りがはれ視界がクリアになっていくように感じます。私はキャリアコンサルタントになる前にニュースなどで若者の自死が気になりどうしてなのか考えることが多く自分の残りの人生でできることがあれば役立てたいと思っていました。キャリアコンサルタントの資格を取得し現場に携わる機会を経て今思うことは、きちんとした知識やスキルがないと役立とうとする手法も間違えてしまう可能性があるということも分かりました。サブ講師として授業に入る中でキャリアコンサルタント養成講座の受講生たちは最初の頃は女子会のトークみたいな世間話のような会話から、修了間際には根幹を把握し真髄に迫ったキャリアコンサルタントの視点で話すようになっています。資格取得しキャリアコンサルタントとしてさまざまな方と出会いに関わる中でキャリアコンサルタントの○○さんがいてくれて良かったと言ってもらえるキャリアコンサルタントを目指して成長してほしいです。

 

山田浩美さん
ちた地域若者サポートステーション 相談支援員

 

<修了生:山田相談支援員にInterview>

キャリアコンサルタントになるきっかけは

自分のこれまでのキャリアについて、このままでいいのか?将来自分のキャリアをどのように活かしていくことができるのか?について考えていた頃に国家資格でキャリアコンサルタントという資格があることを知ったことがきっかけです。当時は総務人事の仕事についていて現職にも直ぐにでも活かすことができる学びかもしれないと考え受講しようと決めました。また、コンサルタントというキーワードからキャリアで何か役にたつことができるのか?など漠然とした興味だったことを記憶しています。授業では同じ資格取得を目指すクラスメイトから刺激をもらいながら一緒に学ぶことができる大変良い環境でした。修了まで毎回確認テストがあり、学んだことをしっかり身に付けるシステムで、分からないことも直ぐに聞いて解決できました。キャリアコンサルタントの資格取得後も1年間はまだ総務人事の仕事を続ける中で学んだスキルは良い影響を与えてくれました。けれども人事としてキャリアについて相談を受けることや、メンタル不調でなかなか仕事できない人との関わりを通してその方々が会社を辞めた後どのように仕事に就いていったのかという思いが強くなり1年後にNPO法人ICDSに転職しました。

ちた地域若者サポートステーションの仕事で印象に残っていることは

中学生や高校生、若い頃からのキャリア教育の必要性に興味をもっていて、ちた地域若者サポートステーションは15歳~のキャリアサポートということもあり自分の想いや仕事のやりがいを感じながらできる仕事ではと考え働きはじめました。ちたサポの仕事をはじめた中でうれしかったことはたくさんあるのですが、難関国家資格を目指していたけれど挫折してしまって仕事をする意義を見出せず自分の殻に閉じこもってしまった方は印象に残っています。なかなか心を開いていただけず話もしてもらえなかったのですが時間をかけながら少しずつ関係性を築くことが出来ていきました。その中で仕事に向けてのけじめとして、あきらめきれない資格をもう一度本気で挑んでダメだった時は就職を目指そうと約束しました。試験までは勉強の進捗を一緒に確認したりしながら私ができることで応援しました。残念ながら合格することはできなかったのですがその後、職場体験へ一歩踏み出すことができました。偶然かもしれませんがその仕事に興味を持ち、企業からももう少し長くやってみないかと声もかかり、そこからは加速してバイトではなく派遣で、更にそこから1年足らずで正社員へとあっという間にステップアップしていきました。自分のことのようにうれしく、でも定着支援までが仕事なので引き続き見守り続けて、今も仕事頑張ってくれています。

地域若者サポートステーションの仕事の魅力は

サポステの魅力はいろんな環境・いろんな境遇の方と信頼関係を築くためのコミュニケーションを重ねながら「きっかけ・気づき」を与えることで前向きな方向に動かしていくことだと思います。大学や高校でのキャリアコンサルタントの仕事も対応しましたがどちらも一期一会みたいなサポートであるのに対して、ここではじっくり一人ひとりに関わることができる、相談者のペースに合わせてできるというのが魅力だと思います。

【地域若者サポートステーションの仕事に興味がある方へ】

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