キャリアコンサルタント養成講座修了生 山口明子様
都内百貨店を早期退職後、起業して小さなセレクトショップを経営。顧客からのキャリア相談増加を機にキャリアコンサルティングの資格を取り、フリーランスにて地元宇都宮で活躍中。
同じ資格試験に挑戦する「同志」のような仲間と出会えた
キャリアコンサルティングの資格をとろうと思ったきっかけは何でしょうか。
経営する店舗に来店するお客様(主に子育て女性)のキャリアについての相談に応じることが増え、カウンセリングやコンサルタントを学びたいと考えていたところ、キャリアコンサルタントという仕事があることを知りました。百貨店勤務時代、会社で初めて育短勤務を取得し、後進女性社員のロールモデルとなった経験もあり、子育て、退職、起業、離婚等、私の人生経験は誰かの役に立つのかもしれない。50代にもなり、そろそろ世の中にお返しする時期が来たのかなと思い、資格取得に挑戦しました。
ヒューマンアカデミーを選んだ理由を教えてください
大手なので安心感がありました。地方都市在住なので、オンラインクラスで探していました。ヒューマンアカデミーは通学クラスだけでなく、zoomを使ってのオンラインクラスが2つ設定されており、振替にも対応してくれることはありがたいなと感じました。
実際に受講してみていかがでしたか?
zoom講習に入る前に、eラーニング講義動画を見る必要がありましたが、自分のペースで視聴することができたので、スムーズに学習することができました。授業カリキュラムがしっかりと体系化されており、スクールや講師の指示通りに学習を進めていけば、自然と知識が身についていきました。
私は、人事や労働組合、需給調整の実務経験がゼロ。法律やアセスメントツールの知識を習得するのにとても苦労しました。しかし、講師の先生の「いつか必ず、実生活で自分や大切な人の役にも立つ」という言葉に励まされて、なんとか頑張りきることができたと思います。
課題(宿題)がとても多く、ため込んだら苦しくなることが予想できたので、なるべく前倒しで取り組むようにしました。養成講座での課題で習得した知識は、現在、キャリアコンサルタント業務に就くにあたり、とても役に立っています。
受講中の印象的なエピソードについて教えて下さい。
受講生のみなさんは、年齢も職業も多種多様ですが、同じ資格試験に挑戦する「同志」のような仲間意識があり、毎回のレッスンがとても楽しみでした。zoomクラスだったので、パソコン越しにしかお会いしていませんでしたが、学科試験当日、会場で待ち合わせをしました。皆さんと初めて対面でお会いした時は、お互い、まるで芸能人に会ったかのような嬉しい気持ちになり、緊張がほぐれて実力を発揮できたように思います。
また、試験前日には、新宿校の学務長先生が合格祈願の写真(神社とお守り)、激励のお言葉をメールで送ってくださったのが心強かったです。それをクラスメンバーのグループラインで共有し、皆で盛り上がりました。ヒューマンアカデミーで受講してよかったなと思った瞬間です。
今はどんなお仕事をされていますか?また、今後の夢や目標について教えてください。
厚生労働省委託事業・栃木キャリア形成学び直し支援センターの業務委託コンサルタントとして、企業のジョブカード導入支援に伴う、在職者キャリア面談を担当しています。県内の様々な企業に直接出向き、対面で面談を行っています。
ヒューマンアカデミーのご縁で、国キャリ受験生のための面接試験対策講座の相談者役を担当させていただくこともあります。
今後は、より的確な相談支援ができるよう、2級技能士の資格取得を目指しています。
一級技能士の方が主催する勉強会や個別指導、キャリアコンサルタント同志の合同練習会に参加し、日々研鑽、学習を続けています。
将来は、私の店舗内に「キャリア支援相談コーナー」を設置し、生き方(キャリア)と見せ方(ファッション)の両方をサポートしていきたいです。企業や個人問わず、それぞれの課題やお悩みの支援ができるような仕組みを作り、地域、ひいては日本を元気にしたいと思っています。
今、キャリアコンサルティングに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします
人の可能性を最大限に信じて支援するキャリアコンサルタントの仕事は、相談者の能力や価値観を見極める観察眼も必要です。ご自身の人生経験も役に立ち、年齢を重ねることがむしろ強みにもなるという、人生100年時代にふさわしい職業ともいえると思います。また、コンサルティングやキャリア形成の理論、相談過程において必要な技能など、キャリアコンサルティングに必須の知識の勉強は、ご自身の人生の振り返りにもなり、とても面白いですよ!