目次
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  1. 1. 国際交流の定義とその種類とは?
  2. 2. 国際交流の6つのメリットとは?
  3. 1. 言語力が養われる
  4. 2. 積極的なコミュニケーションをするようになる
  5. 3. さまざまな価値観に触れられる
  6. 4. 地域社会や文化の再構築につながる
  7. 5. 地域特性の理解
  8. 6. 産業・経済の活性化
  9. 3. まとめ

グローバル化が進むなか、ますますその必要性が高まっている国際交流。大切なことだとは知っていても、具体的にどのようなメリットがあるのかは、あまり考えたことがない方も多いかもしれません。

国際交流には、個人レベルでも地域レベルでも、多くのメリットがあります。この記事では、国際交流で得られるメリットを、国際交流の定義に関する解説も交えながらご紹介します。

国際交流の定義とその種類とは?

 

まずは、国際交流とはどのようなものなのか、定義と活動の種類を知っておきましょう。

「国際交流」とは、他国の人と交流することでお互いの国についてよく知ること、またはそのための活動を指す言葉です。ときに「異文化交流」と呼ばれることもあります。

社会のグローバル化が進むなかで、国レベルの関係者同士での外交だけでなく、一般市民が交流して、異文化に対する理解を深める必要性も高まってきました。日本が今後も世界に開かれた社会であり続けるために、国際交流はますます重要な取り組みになっていくでしょう。

国際交流の具体的な活動例には、次のようなものがあります。

  • 姉妹都市交流
  • キャンプ誘致
  • 多言語による生活情報発信
  • 教育交流
  • 交換留学
  • ワーキングホリデー
  • 海外旅行 など

このように、一口に「国際交流」と言っても、そこには幅広い活動が含まれます。地域で開催される交流会のイメージが強いかもしれませんが、留学や旅行中におこなうコミュニケーションも、立派な国際交流の一つです。

国際交流の6つのメリットとは?

 

国際交流が必要とされ続けているのは、そこに明確なメリットがあるからです。ここでは、国際交流の主なメリットを6つ取り上げて解説します。

 

言語力が養われる

国際交流では、日本語とは異なる言葉を用いる人々と交流することになります。

「どうにかして相手とコミュニケーションを取らなければ」という状況に身を置くことができるため、自然に他国の言語を習得できるのです。実際、留学や旅行先での外国語習得は、日本国内の英会話教室で学ぶよりも効率が良いと言われています。

他国の言語を使えるようになれば、海外の人とつながりを得る機会がますます増えていきます。言語を知ることは、多種多様な文化や価値観に対するさらに深い学びにも結びつくでしょう。

積極的なコミュニケーションをするようになる

日本人は一般的に、初対面の相手への接触行動や、非言語コミュニケーションが少ないと言われています。日本人同士であれば、このようなコミュニケーション方法でも意思疎通に問題が起こることは少ないかもしれません。

ただ、非言語コミュニケーションは、良好な信頼関係を築き、人間関係を良好にすることにも効果があるとされており、ビジネスでも役立つスキルです。

国際交流の場では、言葉を使ったコミュニケーションが難しくなります。だからこそ、身振り手振りをいつもより多用して、言いたいことを積極的に伝えようとすることが可能になるのです。非言語コミュニケーションも含めて積極的なコミュニケーションを図れる国際交流は、コミュニケーションに自信がなく、「もっと積極的なコミュニケーションを図れるようになりたい」と悩む方にこそおすすめです。

さまざまな価値観に触れられる

価値観の大部分は、生まれ育った環境によって作られています。異なる国で育ち、自分とは異なるバックグラウンドを持つ人々と交流することで、多様な価値観に触れることが可能です。

国際交流をおこなったことで、自分の世界がぐっと広がり、日本国内での悩みや生きづらさが解消したという声も多く聞かれます。「これまで常識だと思っていたことが、実は常識ではないとわかった」「全く違う価値観に触れたことで、自分の考え方も変化した」など、国際交流によって得られるものは多いです。

地域社会や文化の再構築につながる

文化や価値観の異なる人々と交流すると、自分がそれまで持っていた固定概念が覆されます。すると、外国の人々だけでなく、国内の人々に対するときにも、さまざまな考え方をより寛容に受け入れやすくなるのです。

特に姉妹都市間での交流など、地域単位での国際交流においては、異文化コミュニケーションを経験した地域住民や学生の意識改革が起きます。客観的な視点からふるさとの良さや課題を再発見でき、地域全体が異質な文化を受け入れやすくなるため、新たな視点から見た地域社会・文化の再構築にもつながっていくでしょう。

地域特性の理解

地域レベルの交流では、「地元の祭りに参加してもらう」など、地域固有の文化を体験・共有するような交流が可能になります。

こうしたイベントにより、地域の特性に関して、個人レベルで国外からの理解を得られるでしょう。それだけでなく、地元の参加者自身もその土地の文化を改めて理解し、地域の素晴らしさを感じることができます。

産業・経済の活性化

地域や学校レベルの国際交流を地道に続けていくなかで、個人同士・企業同士のつながりが生まれます。その結果、お互いの分野で技術を吸収し合い、地場産業や新たなビジネスが生まれる可能性があります。

また、異なる文化から刺激を受けた個人が、地域を活性化させる原動力として活躍することもあるでしょう。

まとめ

国際交流には、個人レベル・地域レベルともに多くのメリットがあります。地域で開催される交流会に参加したり、海外旅行中や留学中に積極的に交流を図ったりして、自らの価値観を広げましょう。多様な文化や考え方に触れることで、自分が住む日本の良さを再発見したり、地域の課題を見出したりすることもできるはずです。

ぜひ機会を見つけて、さまざまな国の人々とコミュニケーションを取ってみましょう。