目次
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  1. 1. 海外で働く人におすすめ!8つの資格の特徴
  2. 1. IELTS
  3. 2. 調理師免許
  4. 3. サービス接遇検定
  5. 4. 日本語教育能力検定
  6. 5. 認定情報技術者(CITP)
  7. 6. 経営学修士(MBA)
  8. 7. 米国上級秘書資格(CAP)
  9. 8. 米国公認会計士(USCPA)
  10. 2. まとめ

海外で働く日本人の数は、年々増え続けています。
とは言え、ネックとなるのが「海外での働き口」です。そのため、実際に海外で働く人が取得している資格について、気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、海外で働きたいと考えている人におすすめの資格を8つ、ピックアップしました。それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

海外で働く人におすすめ!8つの資格の特徴

 

まず前提として、資格を取得する目的は「就労ビザを通すこと」、そして「海外就職・海外転職をより有利に進めること」です。 そのような観点で読み進めていただければと思います。

今回ご紹介する8つの資格は、いずれも幅広い業界・職種のなかからセレクトしています。一つずつ、特徴を確認していきましょう。

IELTS

海外で働くとなれば、まず思い浮かぶのは語学系資格ではないでしょうか?

実際に、世界の共通言語である英語力 を証明する資格を保有していれば、海外で働く際に大きなプラスとなることは言うまでもありません。

語学系資格と言えば、日本国内、および日系企業においては「TOEIC」が根強い人気 です。しかし、海外を視野に入れるのであれば、必然的に海外認知度の高い語学系資格を取ることが理想的でしょう。

そして、数ある語学系資格のなかから本記事でおすすめするのは、海外の専門学校・大学などにおいて、進学時にスコア要求される「IELTS」です。海外留学の際には、「TOEFL」や「ケンブリッジ英検」と並び、用いられることが多い語学系資格 であるため、現地企業からの信頼度を高めるのにもってこいの語学系資格となっています。

調理師免許

飲食業は、日本人が現地で雇ってもらいやすい業種の一つです。近年、高まりつつある日本食ブームと相まって、日本人が多く在住するエリアであれば、日本食を提供するレストランの求人を探すこともさほど困難ではないでしょう 。

日本国内における「調理師免許」は、受験資格に一定期間の実務経験、もしくは各都道府県指定の調理師学校を卒業していることが受験資格です。

国際的な調理師資格は存在しませんが、日本の調理師免許を取得することで、そのまま実務経験のアピールにつなげることができます。

サービス接遇検定

サービス業において、接客スキルやマナーの理解度を測る検定が、「サービス接遇検定」です。こちらも調理師免許と同様に、国際的な資格ではなく、日本独自のものとなっています。

しかし、日本人観光客が多く訪れるエリアの宿泊施設や飲食店などでは、重宝される資格の一つ。すぐに採用が決まるケースも珍しくありません。

日本の接客業で当たり前となっている“おもてなし”文化は、世界から見ても特殊な接客サービスです。そのスキルと経験を現地で示すには、申し分ない資格となっています。

日本語教育能力検定

「日本語教育能力検定」は、アジア圏を中心にニーズが高まっている、日本語学校で働きたい人におすすめの資格です。

日本語教師は無資格でも働ける職種ではありますが、海外での就職を有利に進めるだけでなく、資格を保有することで仕事の選択肢が広がります。たとえば、副業で駐在員家族の家庭教師をするなど、収入の柱を複数もつことが大きな安心につながることでしょう 。

 

認定情報技術者(CITP)

ITに関する仕事は、世界的に需要があり、ビザの申請も通りやすい職種の一つです 。関連する国際資格は多数ありますが、おすすめは日本発の国際資格である「認定情報技術者(CITP)」。

IT人材向け資格制度の推進組織、IP3がアジアで初めて認定した資格となっており、保有者は、業務実績が豊富なプロのIT人材として世界中で認められることになります。

今後、さらなる国際的な通用度が期待される資格のため、海外でIT業界への就職を考えているのであれば、取得しない手はありません 。

 

経営学修士(MBA)

日本国内で一般的に経営学修士と呼ばれる「MBA」は、ビジネススクールの修士号のことを指しており、経営に必要なスキルや知識を修得するためのプログラムを学びます。

多くの欧米企業では、MBAホルダーを経営全般に知識をもった人材として認識しており、本場アメリカでの年間取得者は7~10万人程です 。

幹部候補生としての採用や昇進時において、大きな判断基準となる資格のため、海外で本腰を入れて働くのであれば、取得を検討しておいて損はないでしょう。

米国上級秘書資格(CAP)

“プレMBA”とも称される、「米国上級秘書資格(CAP)」は、秘書としての高度な能力を証明する国際資格です。

高度な英語力はもちろんのこと、ITや会計に関する深い知識、マネジメントやビジネスコミュニケーション能力も相当なレベルが必要なので、取得までには厳しい道のりが想定されます。

その分、海外の企業においては高く評価されますので、他の求職者と差別化を図りたい場合にはおすすめの資格です。

 

米国公認会計士(USCPA)

経理財務、監査のハイキャリアにおける登竜門、「米国公認会計士(USCPA)」。英語力以外の専門スキルが欲しい人におすすめの資格です。

名称に米国を冠していますが、全世界のネットワークを活用した互換制度があるため、一定条件を満たせば、香港・メキシコ・アイルランド・ニュージーランド・オーストラリア・カナダでも会計士として働くことができます。

会計と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実は、日本の公認会計士や税理士と比べると合格率は高めです。こちらも日本国内で受験することができ、1年間の試験回数も多い ため、日本人でもチャレンジしやすくなっています。

まとめ

海外で働くことへの憧れが強くなればなるほど、どうしても気持ちが早まりがちになってしまいます。しかし、準備を怠り、働き口が見つからなければ本末転倒です。

資格取得にはいずれも時間がかかります。十分な学習期間を用意して、海外就職・転職の成功率をより高めていきましょう。