目次
  1. 1. 日本語教師になって外国人に日本語を教えることで共生社会づくりに貢献したい
  2. 2. 前倒しでeラーニング学習を進め、日本語教員試験の2ヶ月前から受験勉強に集中
  3. 3. 手で書いて覚えることと反復学習を徹底し、日本語教員試験に合格
  4. 4. 同じ目標を持つ仲間ができたことが、ヒューマンアカデミーで学んだ最大の収穫
  5. 5. 日本語教師を目指したい方へ

今回、ヒューマンアカデミー町田モディ校にて「日本語教師養成講座」を受講中の吉村英典さんに、日本語教師を目指した経緯と、日本語教員試験合格の秘訣をインタビュー形式でお伺いしました。(2026年2月取材)

■Profile

吉村英典さん 62歳/男性

大学卒業後、海運会社に就職し、経理や法務などさまざまな業務を経験する。約36年勤務した後、58歳で一般社団法人に転籍。一般社団法人では約4年間の勤務予定であるため、退職後のセカンドライフの職業を模索する中で日本語教師に魅力を感じ、2025年2月よりヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座を受講。同年11月の第2回日本語教員試験に合格。

日本語教師になって外国人に日本語を教えることで共生社会づくりに貢献したい

―日本語教師を目指したきっかけは何でしたか?

私は海運会社で約36年働いた後、58歳で転籍して現在は一般社団法人に勤めています。いまの仕事は2026年6月までの予定で、62歳で定年を迎えるので、退職後に何をしようかと考えているときに、テレビやメディアで日本語教師のことを知りました。日本語教師は、在留外国人の増加で社会的なニーズが高まっており、一般企業退職後のセカンドキャリアとしてもやりがいがあって魅力的だと思い、日本語教師の資格取得を目指すことにしたのです。

シニアの就職は、自分に何か資格や強みがないと難しい面もあります。「登録日本語教員」は日本語教師の国家資格ですから、取得しておけば就職面でも有利になると思いました。

―海運会社に勤めていらっしゃった頃は、海外や外国人の方と接する機会も多かったのでは?

そうですね。海運会社では貨物船の主要航路の港に代理店を設置しており、各代理店のローカルの方々と電話やメールなどでコミュニケーションをとる機会は多かったです。その際の言語はすべて英語で、英語の勉強は学生時代から欠かさず続けてきましたが、逆に外国の人に日本語を教える仕事もいいな、と思ったのが、日本語教師に魅力を感じた理由のひとつです。

近年、インバウンドとして海外から日本に来る人が増えるとともに、外国人との共生社会づくりが世の中で話題になっていますよね。日本語教師になって外国から日本に来ている人たちに日本語を教えることで社会貢献をしたい、という思いもありました。

前倒しでeラーニング学習を進め、日本語教員試験の2ヶ月前から受験勉強に集中

―実際に日本語教師養成講座を始めてみて、いかがでしたか? どんなペースで学習を進めたのでしょう?

2025年2月に入学し、3月から日本語教師養成課程(14科目392単位)のeラーニングを始めました。理論科目の映像授業を視聴して学習したあと、科目ごとに校舎で科目履修テストを受けて次の科目に進みますが※、私の場合は前倒しで、すきま時間にどんどんeラーニングを進めていきました。ノートを取りながら映像授業を視聴して、月1回ペースで受ける科目履修テストの前にノートを読み返して復習する、というやり方で勉強しました。

養成課程の理論科目は5月末頃までに終了し、6月からは日本語教員試験対策のための応用試験対策セミナーを受講しました。この講座もeラーニングで、自分の好きなときに何度もくり返し映像授業を視聴できるので、同じように前倒しで勉強を進めていきました。

応用試験対策セミナーの学習は9月までで終え、9月と10月は、11月に行われる日本語教員試験の受験勉強に集中しました。

※現在は、自宅で履修できる方式(IBTテスト)となっています

―学習時間はどれくらい確保しましたか?

私の場合、平日は仕事があるので、勉強をするのは土日がメインです。この年齢になると朝早く目が覚めてしまうので、日本語教員試験の受験勉強中は、朝5時から7時頃まで勉強し、午後と夜にも各2時間くらい学習時間を取りました。

 

―日本語教員試験の受験勉強をする上で一番苦労したことは何でしたか?

過去問が手に入らないことです。日本語教員試験は、出題内容とサンプル問題が文部科学省から発表されていますが、過去の試験問題は公表されていません。ヒューマンアカデミーの無料セミナーで講師の先生から「日本語教員試験対策としては、民間資格である日本語教育能力検定試験の過去問を、過去3年分を徹底的にやるといい」とアドバイスされたので、日本語教育能力検定試験の過去問でも勉強しましたが、実際どんな問題が出るのか、やはり不安が残りました。

手で書いて覚えることと反復学習を徹底し、日本語教員試験に合格

―自分なりに工夫した勉強法があれば、ぜひ教えてください。

シニアの方はみんなそうだと思いますが、年をとると記憶力よりも「忘却力」が勝ってきます。新しい知識を頭にしっかり定着させるために、自分の手で書いて覚えることと、くり返し学習することを心がけました。学習用ノートは4冊くらい作りましたね。映像授業を視聴したり、本を読んだりしているだけだと、勉強した気にはなりますが、頭に入らないんです。音声・音韻学の口腔断面図も、自分で図を手描きして細かい舌の位置などを覚えました。

用語に関しては、教材の分野別用語集に加えて、別の出版社から出ている用語集を併用しました。同じ用語でも、本が違うと別の角度から説明されていたりするので、読み比べることで理解がより深まりました。

―苦手な科目や分野はありましたか? もしあれば、その克服法も教えてください。

私たちが受ける日本語教員試験の応用試験は、読解(100分・60問60点)と聴解(50分・50問50点)の2つがあり、私は特に聴解が苦手でした。聴解の克服法としては、とにかく音声をたくさん聴いて、耳を慣れさせることが大事。応用試験対策セミナーでは実践的な文法、聴解問題を解くものも多かったので、何度もくり返し視聴して復習しました。

―試験本番はいかがでしたか? 見事合格されましたが、手ごたえはありましたか?

実は、合格の自信は全然ありませんでした。読解問題は、日本語教育能力検定試験の過去問で問題文の文章の特性を何度も頭に叩き込んだことで質問の意図がある程度わかり、また、それなりの人生経験を積んだシニアの常識から考えると解答しやすい印象もありました。けれども、習ったことをそのまま答えるのではなく、自分の頭で考えて正解を見つけるタイプの問題なので、もしかすると間違えたかもしれないと思う問題がいくつかありました。聴解問題では、私は中国系の学習者の音声を主に聴いて受験勉強をしてきたのですが、本番の試験では中国語ではない母語の学習者の音声で出題され、イントネーションなどが全く違っていて、耳なじみがなく戸惑いました。

「もし不合格だったら、もう一度仕切り直して来年の試験に向けて頑張らなければいけない」と思っていただけに、12月に合格の知らせを受けたときは、嬉しかったですね。あまりにも嬉しくて、ヒューマンアカデミーの受講生専用システムassistのメッセージで「無事合格しました!」と連絡を入れました。

同じ目標を持つ仲間ができたことが、ヒューマンアカデミーで学んだ最大の収穫

―ヒューマンアカデミーで学んでよかった点は、どんなことでしょう?

同じ目標を持つ仲間や友人ができたことです。eラーニング中は個別の自宅学習ですが、科目履修テストは校舎で他の受講生と一緒に受けます。テスト後に教室でオンライン授業を受けたり、グループディスカッションをして発表する機会などもあるので、それをきっかけに仲良くなった人たちとLINEグループを作り、情報交換や励まし合って勉強できたのがよかったです。理論科目の次の実践科目では、オンラインライブ授業で全国の受講生が一斉に授業を受けます。そこでも同じ町田モディ校の受講生の方々と親しくなりました。私よりも若い人ばかりですが、主婦の方や働きながら日本語教師を目指す方など、いろいろな人がいて刺激を受けています。

―今後の目標について、教えてください。

この4月から、実践研修の最終段階となる教壇実習(教育実習)が始まり、6月に修了予定です。日本語教員試験の合格と、実践研修を修了して「登録日本語教員」の登録申請ができます。ちょうど現在の仕事を退職するのと同じタイミングで登録日本語教員になれるので、この資格を活かして、できれば日本語学校で教えたいと考えています。

―どんな日本語教師になりたいですか?

日本で生活したり働いたりする外国人の方々が、もっと日本に対する正しい理解が深まるように、日本語だけでなく日本や日本人について、いろいろなことを教えてあげられる先生になりたいですね。

―最後に、これから日本語教師を目指す方にメッセージやアドバイスをお願いします。

日本語教師は、日本人として日本で生まれ育ってきた経験や社会人経験など、あらゆる人生経験を活かせる仕事です。リタイア後のシニア層の方でも、これから新たにキャリアを重ねていける仕事ですし、やりがいや社会的な意義も大きいと思います。第二の人生の仕事として、生涯現役で続けていくこともできるので、興味のある人は是非チャレンジして欲しいですね。

―ありがとうございました。吉村さんの益々のご活躍に期待します。

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