目次
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  1. 1. お盆にお供えをする意味と期間とは
  2. 2. お盆のお供えの基本となる「五供(ごく)」とは
  3. 1. 香
  4. 2. 花
  5. 3. 灯燭(とうしょく)
  6. 4. 浄水
  7. 5. 飲食
  8. 3. お盆に選ばれやすいお供えの特徴と理由
  9. 1. お菓子
  10. 2. 果物
  11. 3. 素麺
  12. 4. 花
  13. 4. まとめ

 お盆の時期に、あたりまえのように用意する「お供え」について、具体的な意味や必要とされる理由がわからない方も多いのではないかと思います。また、初めてお盆でお供えを準備する場合、具体的にどんなものを買ったらいいのか、悩んでしまうかもしれません。

そこでこの記事では、お盆という行事をより良いものにするために、お供えという言葉や品々の意味などを詳しく解説していきます。

お盆にお供えをする意味と期間とは

 

お盆は、ご先祖様の霊があの世から帰ってくる期間です。この時期に用意するお供えには、ご先祖様が無事に家までたどり着けることを願ったり、久々の自宅で供養やおもてなしをしたりする意味があります。お供えをする期間は、8月15日を基準とした13日~16日が一般的です。

お供えでは、故人が好んでいたものを用意するのが理想。ただし、夏場は食べ物が腐りやすい時期なので、生肉や魚はお供えには不向きです。また、この期間中に飾った花や食べ物が傷んだ場合は、当然それらを取り替える必要も出てきます。

ちなみに、家族と故人にとって初めて迎える新盆は、なるべく多くの飾り付けやお供え物を用意して、盛大におこなわれるのが一般的です。

 

お盆のお供えの基本となる「五供(ごく)」とは

 

お盆では、宗派が違っていても、明かりを灯した仏壇の前で線香をあげ、「五供(ごく)」と呼ばれるお供えや花を添えることが供養の基本です。そして五供には、以下のような意味や考え方があります。

 

香とは、お線香を意味します。「香」の第一の意味は、その香りをご先祖様や仏様に楽しんでいただくことです。またお線香には、お供えをする家族や拝む人自身を清める目的もあります。お線香の煙が天に上っていく光景には、現世とあの世をつなぐという解釈もあるようです。毎朝、他の五供のお供えをした最後に、お線香をあげるようにしてくださいね。

故人は、お花の香りも好みます。ですから、亡くなった人の好みに合った季節の花々を飾ってみてください。ただし、あまりにも香りが強すぎたり、ツルが長すぎるものは、なるべく避けたほうがいいですね。

また、バラのように棘のある花も、血を流すことを連想させてしまうため、お供えには適さないといわれています。ですから、故人が生前に好んでいたもののなかで、訪れた人々が心穏やかになる花を選ぶのが理想です。

灯燭(とうしょく)

ロウソクなどの明かりを灯すものを意味します。五供における灯燭の意味は、世の中全体を照らす光です。そして仏教では、灯燭の明かりに従うことで迷いがなくなっていくとされています。他には、ゆっくり光を放ちながらいつしか燃え尽くす様子が、人生における無常をあらわす、という考え方もあります。

浄水

きれいなお水を意味します。「死者は喉が渇く」とされているため、お盆の間は仏壇の水を絶やさないようにしてください。ただしなかには、お供えとしてお水をあげない解釈をする宗派もあります。お盆の準備で迷ったときには、お寺の方や年配者に相談するのもいいでしょう。

飲食

「おんじき」と読みます。基本的には、家族が食べているのと同じ食べ物を、ご先祖様もすぐに食べられるように開封して皿に盛るようにします。そしてお盆やお彼岸では、一汁三菜を基本とした御霊供膳と呼ばれる特別なお膳を用意するのが一般的です。

お盆に選ばれやすいお供えの特徴と理由

 

お盆のお供えは、五供に含まれれば何でも良いというわけではありません。供養のマナー違反にならないように、慣習的に選ばれやすいものを購入するのが理想です。

お菓子

お供えの定番は、クッキーやせんべいといった、傷みにくいお菓子です。その後にお裾分けをすることを考えると、相手が扱いやすいように個包装のものを選びましょう。

果物

夏場に旬を迎えるものの多い果物も、お盆のお供えにおすすめです。古くは丸から「縁」が連想されていたため、丸い形状の桃やスイカ、ブドウなどを選ぶのが理想となります。ただしフルーツバスケットは、なかの果物を偶数で割り切れた場合に、故人との縁が切れる意味を持ちますので、個数には注意してください。

素麺

お供えに選ばれることの多い素麺には、地域によってさまざまな意味や由来があります。例えば、素麺の形状から「幸せを細く長く続ける」といった意味を持つこともあります。また、7月7日の年中行事である七夕に備えていた素麺を、お盆にも取り入れたという説もあるようです。

 

お盆の花として選ばれやすいのは、キンセンカ、アイリス、リンドウといったものです。花の場合も、果物と同じように偶数を避けたほうがいいですね。これらの花を3・5・7本ぐらいの本数でまとめて、お仏壇の左右にペアでお供えするといいでしょう。ちなみに、49法要が終わった後の初盆では、花の色を白に統一するのが一般的なマナーです。

まとめ

お盆のお供えには、この時期に自宅に帰ってくるご先祖様をおもてなしする意味があります。そしてお供えは、香・花・灯燭・浄水・飲食からなる「五供」を中心に用意するのが理想です。

お供えする品々にはそれぞれ注意点があります。初めてのお盆に向けた準備は、本記事で解説したポイントをおさらいしたり、年配者に相談したりしながら進めてみてください。