ヒューマンアカデミーの受講生へインタビュー! 今回お話をうかがったのは、デザイナーとしてアパレル業界から建築業界へと転身を果たした寺田桃己さん。なぜCADを学んだのか、転職への急展開など、受講生だからこそ体験したさまざまなエピソードをお聞きしました。
どうせ転職するなら新しい世界へ。 その手段として、CADを選ぶ。
以前は、アパレル業界でバッグや財布などのデザインをしたり、図面を起こしたりする仕事をしていました。紙ではなく、パソコン上にイラストレータを使って描くという作業です。
その仕事は好きだったのですが、会社とあまりそりが合わないところもあり、転職を考えていたのです。どうせ転職するなら何か新しいスキルを身につけて、今までとは違う世界に挑戦したいと思っていました。その時に頭に浮かんだのが、CADを習うことだったのです。
パソコンで図面を描いたり、細かい作業をしたりするのは、全然苦ではないんです。でも、イラストレータは図面向きではありません。図面なら、やっぱりCADが適しています。CADは、以前通っていた専門学校で少し学んだことがありました。図面を引くことを本格的にやっていくのなら、CADのスキルがあったほうがいい。それにCADができれば、業種を問わずいろんな世界に飛び込めるんじゃないか。そんな思いから、以前から興味があった建築系のCADを学ぼうと決めたのです。
相手の立場でリアルなアドバイスを。 ヒューマンに感じた親身な姿勢。
スクール選びは3、4校ぐらいに資料請求して、そのうち何校は体験入学にも参加しました。そして最後にヒューマンを見学したんですが、その際のやりとりが自分としては印象的だったんです。
それまでのスクールは、授業風景を見たり、費用の説明を聞いたり、だいたいサラッとした見学で終わっていたんですね。ところがヒューマンでは、担当者の方から「どんなスクールを見学されたんですか?」と聞かれ、それぞれのスクールの傾向や特長などを話してくれたんです。それが、だからヒューマンのほうがいい、と言いくるめるような話ではなく、「こういう志望なら、こういう理由で、このスクールのほうがいいですよ」と、こちらの立場になって説明してくれたんですね。
私にはそれが、どうせお金を払うんなら、ちゃんとしたところでしっかり勉強したい、という自分の気持ちをわかってもらえているように感じたんです。これぐらい相手のことを理解してくれるスタッフがいるのなら安心だなと思って、ヒューマンに通うことにしたのです。
CADとイラストレータの違いに悪戦苦闘。 小さな気づきで、コツをつかむ。
CADの勉強は、なかなか大変でした。最初のほうは、CADとは?といった座学が少しあったのですが、全体的には実際に手を動かして覚えなくてはならない内容が多かったですね。
まず、ソフトの操作自体が難しかったです。前職で使っていたイラストレータとかなら、マウスを動かしながら好き勝手に線が描けるんですが、CADは数値入力した座標にそって線や点を置いていくというやり方なのです。自分が命令して機械が描くという、遠隔操作のような感覚になかなか慣れませんでした。
でも、ひたすら図面を描いていくうちに、以前イラストレータでやっていた図面の引き方と発想的に近い部分があることに気づいたんです。そこからは、自分でも驚くほど作業が速くなって。先生もびっくりしたようで、「センスあるね〜」なんてほめてくれたりして(笑)。うれしかったですね。これまでやってきた経験の先に、AutoCADという新しいスキルが積み重なっていく感じが、すごく楽しいと思えたんです。CADを始めてよかったなと思いました。
モチベーションを上げるため、 仮想のライバルたちと切磋琢磨する。
CAD講座は、基本的にはオンライン動画でどこでも学習できるのですが、私はあえて校舎に通うようにしていました。わからないことがあったら直接先生に聞けるのが大きな理由ですね。
私が通っていた頃は、土曜日がCADの先生がいる日だったので、その日は朝から夕方までずっと勉強すると決めていました。先生には、操作がわからないところを聞いたり、この描き方は実際の建築図面でどのように生かせるのか?といったことも質問していましたね。なんとなく図面を描いていくのではなく、このスキルは仕事ではこういうふうに使うんだ、というところまでイメージしながら描いたほうが、モチベーションが上がる気がしたのです。
モチベーションといえば、自分と同じようにCADの勉強をしている人を勝手にライバル視して、自分を奮い立たせたりもしていましたね。毎日校舎に通っていると同じ時間帯にいる人を覚えてきて、先生への質問などからCADをやってる人がわかってくるんです。そういうのを聞きながら、「あの人は、すごく進んでるな」とか、「あれ、私、追い越したかな?」とか、心の中で競い合って(笑)。そういうモチベーションのおかげか、私は比較的短期間でカリキュラムを修了することができました。
先生や就職課のスタッフの熱意が、 新しい世界への道をひらく。
CADの勉強をしていたのは春から夏にかけてですが、入校の時点でいずれ転職したいとは伝えてあったのです。先生もそのことをご存知だったようで、「どういう仕事したいの?」と声をかけてくださいました。その時はまだ具体的な将来像も浮かんでなかったので、「CADができれば、どこでもいいです」みたいに答えていました。でも、前職でデザイナーだったことや、イラストレータが使えることもわかっていたので、「ただCADをやるだけじゃもったいない」ってすごく言ってもらっていたんです。
するとある日、「有望な生徒さんがいると聞きまして」と、就職課のスタッフの方があらわれたんです。「いい会社があるんですが、一回面接しませんか?」って。突然すぎてびっくりしました。聞くと、CADができてデザイナー的にも動ける人材を探している建築系の会社があると。私は前職の経験からデザイナー職は考えてなかったのですが、せっかくなので話だけでも、という感じで面接がセッティングされることになりました。それが9月の第一週目だったのですが、トントン拍子に話が進み、9月末にはまさかの内定が決定してしまったのです。
後から知ったのですが、CADの先生と就職課のスタッフの方、そして会社の人事担当の方が、ずっとこまめにコンタクトを取ってくれていたらしいのです。勢いで決まったような感じがしていたのですが、じつは私のことをちゃんと考えて、裏で多くの方々が動いてくださっていたのです。本当に驚いてしまって…。すごくうれしかったです。
そもそも転職は年明けでいいと考えていましたし、就職課のスタッフの方からの話がなければ面接も受けていませんでした。最終的には11月に入社したのですが、今の自分があるのは、あの時に熱心に背中を押してくれたみなさんのおかげだと思っています。
信頼されていることを感じる充実の日々。 もっと自分を高めていきたい。
現在は、オフィスビルやマンションなどのリノベーションを中心に、内装や装飾の提案などを行なっています。現場に行って採寸し、そこからCADで図面に起こして、使用する商材も自分で選んで、最終的にはお客様にお渡しする提案書まで作成するという、一連のデザイン業務を担当しています。建物につけるサインボードの提案などは、イラストレータに精通しているということで私に任せてもらえることが多く、とてもやりがいを感じます。信頼してもらっていると実感できるんです。
仕事としてはデザイン課の人間が一人ずつ現場を担当するのですが、営業の担当者や職人さんたちと密接に連携しながら提案をカタチにしていきます。その過程で、いいアイデアとほめられたり、図面が役に立ったと言われたり、いろんな人から声をかけてもらえるので、すごく充実感がありますね。本当に楽しいです。
今はまだ、CADという新しい挑戦がやっと動き始めた段階ですが、これからもっと技術を伸ばして、さらに前職で培ったデザイナーとしての発想も生かしながら、どんどん提案力を高めていきたいですね。そして、それができる環境に私はいるんだと、心から思っています。
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