目次
[ 非表示 ][ open ]
  1. 1. 海外就職は日本の場合と何が違う?
  2. 1. 日本の就職の特徴
  3. 2. 海外の就職の特徴
  4. 3. 海外の履歴書事情
  5. 2. 海外での就職方法! 日本人におすすめの職業紹介
  6. 1. 日本語教師
  7. 2. 飲食店
  8. 3. 旅行業者
  9. 4. 翻訳・通訳
  10. 3. まとめ

 

就職活動をする際に、日本だけでなく海外で就職するという選択肢もあります。ただ、その方法やどうやったら求人を見つけられるのか、応募の方法など、わからないことも多いですね。

ここでは、日本と海外で就職する際の違いや特徴にくわえ、海外の履歴書事情や日本人が海外で就職する際におすすめの職業などについて解説します。

海外就職は日本の場合と何が違う?

 

海外での就職と日本での就職では、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴について解説します。

日本の就職の特徴

日本でも中途採用は増加傾向にあるものの、特に大手企業などでは新卒採用がまだまだ主流です。学生側は卒業間近になると就職活動に精を出し、卒業後は間を開けずに企業へ就職するのが一般的な道のりとなっています。

企業側も学生を新卒から育て、社風や会社の将来を大切に考えられる人材を作るという前提で、多くの人数を採用するのです。

日本式の就職では、一度就職活動に失敗すると大変、というデメリットはありますが、職種と関連のない学部出身の学生でも就職が可能であったり、研修を重ねて仕事に対する知識や経験を深めたりと、長く働く前提で就職できるというメリットもあります。

海外の就職の特徴

一方、海外の就職では、新卒採用という考え方を持たない国も多く存在します。基本的にポストに空きが出たら人材を募集して採用する「中途採用」の形がほとんどです。そのため、採用時にも即戦力となる経歴かどうかが重要視され、待遇も成果主義となっているケースが一般的です。

現在、日本の新卒採用でもインターンが活用されるケースが増えてきていますが、海外では以前からインターンが積極的に利用されており、自分の力を企業に知らせて就職へとつなげる重要な場となっています。

海外の履歴書事情

日本の履歴書は、海外では「レジュメ」と呼ばれています。レジュメは日本のような画一的なフォーマットではなく、名前や住所、学歴、仕事に必要な資格やスキルなど、必要最低限の情報を記載したシンプルなものが好まれます。

学歴や職歴は日本と逆に新しいものから書き、趣味や特技は記載しません。一部の日本では好まれる「手書き履歴書」も海外では必要なく、パソコンで作成するのが一般的です。

「非常に優秀な成績を収める」「チーム内でトップクラスの業績を誇る」など、日本人からするとちょっと大げさかな、と思うほど履歴をアピールすることが多く、特にアメリカでは仕事に関係ない性別の表記や顔写真は添付する必要がない場合も多いのです。

海外での就職方法! 日本人におすすめの職業紹介

 

日本人が海外で就職する場合、可能性としてはさまざまなケースが考えられますが、ここでは一般的な求人として選択肢に入るものを解説していきます。

日本語教師

まず、日本人が海外で活躍できる手段として、もっともおすすめできるのはなんといっても日本語教師でしょう。「日本語のネイティブである」というアドバンテージは、日本で暮らしていると感じることは少ないですが、日本語教師として海外で働く際には強力な武器となります。

ただしボランティアのような仕事など、給与がほとんど発生しないような就職先もあるため、応募する際には注意が必要です。

飲食店

昨今の和食ブームの影響で、和風レストランのスタッフや調理の仕事も多くの求人が出ています。寿司や天ぷら、すき焼きといった高級料理だけでなく、牛丼やラーメン、うどんなどの和食店も数多く海外へ出店しているため、和食店スタッフの求人を探すのはそう難しくないはずです。

 

旅行業者

日本への旅行を希望する海外の人向けに、日本旅行を案内する仕事です。海外で日本は旅行先として人気が高く、現地の人だけでは組めないようなツアーを組んだり、逆に日本からの観光客を海外へ案内したり、といった業務に関わることもできます。

翻訳・通訳

一定のレベル以上現地の言葉がわかるのであれば、翻訳や通訳の仕事を選ぶこともできます。芸術作品の翻訳といった難しい仕事でなくても、オフィスやビジネスレベルで現地の人間が作成した文章を日本語に翻訳したり、日本から出張してきた得意先と意思疎通する際の通訳や、日本企業が海外へ出張する際に現地の通訳を任されるケースもあるでしょう。

 

こうしてみると、海外で日本人が就職する際には「日本の情報」に詳しく「言語能力がある」ことが有効であるとわかります。翻訳や通訳ができるほどの現地語学力を持つことも有益ですが、就職できる国を限定することになります。語学を活かして幅広い選択肢の中から選べるという点では、日本語教師がおすすめの業種だといえるでしょう。

 

まとめ

 

日本と海外の就職事情は異なり、新卒採用という考え方がなく、即戦力を求められることも多いものです。履歴書の書き方も海外と日本では違うため、事前にチェックしておく必要があります。海外で就職する際の選択肢としては、和食レストランスタッフや旅行業界、2ヵ国語以上が操れるなら通訳や翻訳といった仕事に就くこともできますが、日本人であることのアドバンテージを活かして幅広く活躍できるのは日本語教師の仕事となるでしょう。