目次
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  1. 1. Webデザイナーの仕事とは
  2. 1. 構成・レイアウトの決定
  3. 2. デザインの作成
  4. 3. コーディング
  5. 2. 未経験からWebデザイナーを目指す3つの方法
  6. 1. 独学
  7. 2. オンラインスクール
  8. 3. スクールに通学
  9. 3. Webデザイン未経験者にスクールが有効な3つの理由
  10. 1. スクールのメリットⅠ:短期間で効率的にスキルが身につく
  11. 2. スクールのメリットⅡ:最新のバージョンで最新の作業方法を習得できる
  12. 3. スクールのメリットⅢ:実際の作業現場に近いところに身を置くことができる
  13. 4. 稼げるWebデザイナーになるための3つのポイント
  14. 1. デザインの基礎をしっかり身につける
  15. 2. デザインソフトの操作スキル・コーディング技術を高める
  16. 3. Webデザイナーに大切なマーケティング視点
  17. 5. スキルを習得したその後は?Webデザイナーの働き方
  18. 1. フリーランスとして働く
  19. 2. 転職して正社員として働く
  20. 3. 本職と兼業して働く(副業)
  21. 6. まとめ

Webサイトの制作・デザインを手がけるWebデザイナー。取得しなければならない資格はありませんが、デザインに関する知識やスキルが必要です。本記事では未経験からWebデザイナーになるための方法をご紹介します。

Webデザイナーの仕事とは

さまざまな業種のクライアントから依頼されたWebサイトのデザイン・制作をする仕事です。クライアントの意向がしっかり伝わる、使いやすくわかりやすいページをデザインします。画面上の配置や配色をデザインするだけではなく、訪問者が検索エンジンからアクセスしたときに、どうすれば期待どおりのアクションを起こしてくれるかを考えることも大切です。

構成・レイアウトの決定

打ち合わせはクライアントだけでなく、一般的にWebディレクターも同席して進められます。Webディレクターは企画立案から運用までを監督、管理する立場。デザイナーの役割はそれらを形にしていくことです。

デザインの作成

大まかな構成、ボリュームなどが決まったら、コンセプトに合わせて全体的なイメージを考えます。「Illustrator(イラストレーター)」や「Photoshop(フォトショップ)」のようなデザインソフトを使って、ロゴやアイコンなどをデザイン、配置しながら完成イメージを作成します。ここまでの過程はクライアントやWebディレクターとコミュニケーションを取りながら進めていきます。

コーディング

クライアントが納得のいくデザインが完成したら、Webページをブラウザ上に表示させるためのソースコードを作成します。見出しやタイトルをつける、文字に色や背景、装飾をつける、動きをつけるといった作業です。ここでは正確な技術と集中力が求められます。

未経験からWebデザイナーを目指す3つの方法

Webデザイナーになるためには、デザインソフトの操作、コーディングのノウハウを学ぶことが必要です。未経験からそれらを習得してWebデザイナーになるための方法は大きく分けて3つ。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

独学

仕事や子育てをしながらWebデザイナーを目指したい、あまり費用をかけられないという人には、「独学」という方法があります。ただし、チャレンジした人たちの声を聞くと、ひと通りのパソコンについての知識がないと挫折する確率は高くなるようです。

まず準備しなければならないものは、次の3つです。

・パソコンとマウス
スペックの低いパソコンでは作業が進まないので、最低でもモニターは15インチ以上、メモリは16GB以上、ストレージは読み出し速度が速いSSDで256GB以上。作業効率のよいマウスも必要です。

・デザインソフト
IllustratorとPhotoshopの準備は必須です。サブスクリプションで利用できる「Adobe Creative Cloud」で必要な環境が整いますが、費用は少々高め(2022年11月時点の個人版年間プランの通常価格は税込みで6,480円/月)になります。

・テキストファイルを編集するソフト
無料でインストールできるAtomなどのテキストエディターもあると便利です。

独学のメリット

必要なものをひと通りそろえるのに費用はかかりますが、以下の2点がメリットといえます。

・勉強するための費用はあまりかからない
・好きな時間にできる

デザインソフトに触れたことがなくても、トラブルを自分で解決できるようなパソコン知識があれば、比較的スムーズに進められるでしょう。

独学の注意点

独学は誰も助けてくれないので、以下の2点で挫折してしまう人が多いようです。

・疑問の解決に時間がかかる
・モチベーションの維持が難しい

書籍や学習サイトを利用して学んでいると、間違っていることに気づかないまま進めてしまうことがあります。ひと言指導してもらえば10分で済むところを、数時間、丸1日かかったという声も聞かれます。特に仕事や子育てをしながら学ぶ場合は、限られた時間を有効活用できないことがストレスになってしまうので、かなり強い意志が必要になるでしょう。モチベーションを維持するには、できるだけ短期間でスキルアップできることが重要なポイントといえそうです。

オンラインスクール

自身でカリキュラムをこなしながら、わからないところはWeb 上で質問できるシステムです。講師とのマンツーマンレッスンで学ぶこともできます。

オンラインスクールのメリット

講師の指導をオンラインで受けられるので、以下の2点がメリットとして挙げられます。

・通学時間がかからない
・自宅から通学できない地域のスクールも選べる

都心部であればスクールの選択肢も広がりますが、希望のスクールが近くにあるとは限りませんよね。オンラインスクールは、どこにいてもインターネットさえつながっていれば指導を受けることができます。

また、講師とつながることで、この課題はいつまでに完了するといった期限も設定でき、評価してもらうことでモチベーションも維持できるでしょう。

オンラインスクールの注意点

一方で、カリキュラムをこなしているときは一人なので、スクールであっても、以下のような注意点が存在します。

・仲間との交流がしにくい
・質問の回答にタイムラグがある

講師とのマンツーマンレッスンはわかりやすいというメリットもありますが、共に学ぶ仲間とのコミュニケーションはなかなか取れません。また、わからないことをその場で質問することができないので、集中して進めることが難しいかもしれません。

費用面では、通学より安く済むことも多く、短期コースを設けているところもあります。

スクールに通学

通学型のスクールは、将来どのような働き方をしたいか、どの程度の理解があるかなどによってコースを選び、一般的に3カ月~1年のカリキュラムで基礎から実践までを学びます。

スクールのメリット

未経験でパソコンの知識が不十分でも基礎から学べるコースもあります。以下の2点が大きなメリットとして挙げられます。

・質問や相談ができる
・転職サポートがある

スクールには分野ごとに多くの講師が在籍しているので、進めていく中でつまずいたらその場で解決することができます。通学型は、対面授業や仲間との交流によってモチベーションを維持できるだけでなく、周囲とのコミュニケーションの取り方も学んでいけるでしょう。

また、企業やデザイン会社に就職したい、フリーランスで働きたいなど、希望の職種に就くためのサポートが受けられることで、目標への近道になります。

スクールの注意点

充実した指導が受けられる通学型のスクールですが、以下の2点が注意点といえます。

・学費がかかる
・通学時間がかかる

このことから、挫折せずに通い切ることができるだろうかと不安になる人も多いようです。短期間で全ての技術を習得するのは難しいことなので、明確な目標を立てて、着実にスキルを身につけていきましょう。

Webデザイン未経験者にスクールが有効な3つの理由

Webデザインの学習は範囲がかなり広いので、身につけるべきスキルや知識を厳選することが大切です。未経験者は理解や解決に時間がかかること、行き詰まってしまうことがたくさんあるため、一人ではモチベーションが維持できなくなることがあるようです。

そのようなときに、多くの経験を積んできた先輩でもある講師陣が力になってくれるのは心強いですね。

スクールを選ぶときには、自分の目的に合ったコースがあるか、希望の職業に就くためにどれだけのサポート体制があるかなどの情報を事前に収集しておきましょう。

スクールのメリットⅠ:短期間で効率的にスキルが身につく

効率的に学べるカリキュラムが用意されているので、短期間に集中して技術を習得することもできます。実践につながる指導を対面で受けられる通学型は、他の方法よりもスキルアップが速いでしょう。

わからないことはどんどん質問して、繰り返し学べる環境を最大限に利用しましょう。

スクールのメリットⅡ:最新のバージョンで最新の作業方法を習得できる

パソコンやデザインソフトなどは新しいバージョンになるたびに、不具合が改善されたり、新機能が追加されたりして使い勝手がよくなっていきます。Webデザイナーとして実際に活躍するようになったら、新しい機能をどんどん使いこなしていかなければなりません。常に最新のバージョンに触れて作業することは、意欲を高めることにもつながります。

スクールのメリットⅢ:実際の作業現場に近いところに身を置くことができる

Webデザイナーの仕事は、パソコンに向かってひたすらデザインするだけではありません。クライアントの意向をしっかりくみ取ることはもちろん、Webサイトを訪問した人たちが何を求めているか知ることも大切です。

通学型のスクールでは、たくさんの人たちとコミュニケーションを取りながら作り上げていく過程を、実際の作業現場に近いところで体験することができます。

稼げるWebデザイナーになるための3つのポイント

Webデザイナーは感性やセンスが大切だと思われるかもしれませんが、多くの人に役立つものを作るには、さまざまなスキルを身につけなければなりません。

デザインの基礎をしっかり身につける

Webデザインに必要な基礎をしっかり身につけることが、正確でトラブルのないWebサイトの制作につながります。

・基本的なレイアウトの種類を習得する
・読みやすい文字の設定
・配色の知識

これらについて、理論的な理解を深めることも大切です。

デザインソフトの操作スキル・コーディング技術を高める

IllustratorとPhotoshopを自由自在に操作できるようになることは必須条件といえます。操作に慣れたらよいデザインのWebページをそっくり真似て作れるかどうか、チャレンジしてみるとよいでしょう。違っているのは何が原因なのか、明確にできるようになれば知識が深まります。

Webデザイナーに大切なマーケティング視点

Webサイトを作成する上で大切なことは、訪問者の目線で考えることです。検索結果からアクセスした訪問者が、いかにページ間を移動してクライアントが望むような動作につながるか。Webサイトの本来の目的はそこにあります。

実際にWebサイトを利用して、問題点、改善点を見いだしていけるよう、考える力を養うことも、有能なWebデザイナーになるための条件といえるでしょう。

スキルを習得したその後は?Webデザイナーの働き方

フリーランスとして働く

時間や場所にしばられず、自分のペースで仕事ができるのがフリーランスの醍醐味といえます。子育てと両立できる働き方でもあります。ただし、待っていても仕事が舞い込んでくるわけではないので、自ら積極的に仕事を取りにいかなければなりません。

また、デザインや業界のトレンドをキャッチするために、常に情報収集のアンテナを張っておくことも大切です。自分の価値観に固執せず、柔軟な対応が求められます。

転職して正社員として働く

Webデザイナーとして採用してもらうためにはどのような「就職活動」が有効かを知る必要があります。未経験でもわかりやすいポートフォリオの作り方や、スキルをアピールするための技術の盛り込み方について指導を受けながら、能力を発揮できる会社を選びましょう。

未経験で転職する場合、戦力として活躍できるようになるまで、意欲的に取り組む覚悟が必要です。

本職と兼業して働く(副業)

副業OKの会社であれば、帰宅してからの時間や休日を使ってWebデザイナーとして収入を得ることもできますが、そのような働き方をする場合、注意すべき点があります。受注する仕事には期限があるということです。

本職をおろそかにせず、締め切りにも遅れないよう、しっかりと自己管理ができないと、長く続けることは難しいかもしれません。

まとめ

未経験者がWebデザイナーになるには、独学やオンラインでの学習も可能ですが、短期間で効率よく習得するにはスクールに通学することが一番です。

ヒューマンアカデミーでは、受講前の相談から就職活動、そして就職後のサポートまでしっかり行っているので、未経験の方も安心して通学できます。

教育訓練給付制度も活用できるので、将来は子育てをしながら在宅で仕事をしたい方も積極的に活用してください。現役クリエイターの講師陣が丁寧に指導いたします。

<執筆者>
氏名:立川 芽衣
所属:編集プロダクション ジェイアクト代表
プロフィール:Web ディレクターとして、Webサイトの企画立案やSEO施策提案、制作管理を行う。