目次
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  1. 1. アメリカは日本の2倍近い
  2. 2. イギリスも日本よりも高い
  3. 3. シンガポールは日本よりやや多い
  4. 1. 海外で高い年収を貰える可能性も?
  5. 2. エンジニアが年収を増やす方法は
  6. 1. 開発スキルやマネジメントのスキルを磨く
  7. 2. 営業スキルを磨く
  8. 3. 年収の高い職場に転職する
  9. 4. フリーランスに転向する
  10. 5. 資格を取得する
  11. 3. まとめ:エンジニアで年収1,000万円を目指そう

前回、エンジニアの年収について解説してきました。日本のエンジニアの年収は世界的に見て決して高くありません。今回の記事では、気になる海外のエンジニアの年収について解説します。エンジニアとして働くにあたっては、その国を取り巻く経済や雇用の状況によって年収が大きく異なります。高い年収を求めて海外で働きたい場合はこれらの情報を知っておくことが大事です。

アメリカは日本の2倍近い

アメリカのITエンジニアの平均年収は1000~1200万円で日本のエンジニアの2倍近くもあります。アメリカでは、日本と異なり全職種の中でエンジニアが最も平均給与が高い職種となっています。しかし、その分エンジニアになるハードルも高く、大学でコンピューターサイエンスを専攻するなど専門性の高さが必要となります。エンジニアの地位が高いので給与も高額になります。

アメリカにはIT企業が集まるシリコンバレーがあり、Google、Apple、Facebook、Amazonといった企業のように、世界を代表するIT企業の多くがアメリカで創業されています。その創業者はエンジニアであったり、コンピュータサイエンスに精通しているなどエンジニアの知識や技術によって多くのサービスが生まれています。サービスの根幹となるエンジニアの需要が高く、特に優秀なエンジニアは争奪戦になっていることもアメリカのエンジニアの平均年収の高さにつながっています。

イギリスも日本よりも高い

イギリスのITエンジニアの平均年収も日本より高く、平均で約700万円になっています。イギリスではアメリカと同様に、エンジニアが群を抜いて平均給与が高い職種です。

シンガポールは日本よりやや多い

シンガポールのITエンジニアの平均年収は、イギリスより低く日本よりやや高い水準になっています。シンガポールでは、アメリカやイギリスと違って、エンジニアの給与水準は他の職種と比べて特段に高いわけではありませんが、全体の3位にランクインしています。

海外で高い年収を貰える可能性も?

日本では、今回紹介した3国に比べてまだまだエンジニアの地位は高くありません。しかし、コンピュータやIT技術はこれからの生活でより一層重要になってくることは間違いありません。日本のエンジニアには伸びしろがあり、これから平均年収や地位が上がっていくことも期待できます。

また、エンジニアの技術やスキルは日本だけで通用するものではなく、世界でも十分に活躍できるものです。より高いレベルや年収を目指して海外で働くという選択肢もエンジニアにはあります。

エンジニアが年収を増やす方法は

先ほど解説したように、エンジニアの年収は職種や国によって違います。しかし、同じ日本で同じ職種だとしても人によって年収は大きく違ってきます。何が年収の差となるかを知ることで効率的に年収アップが実現できます。エンジニアが年収を増やす方法について詳しく解説します。

開発スキルやマネジメントのスキルを磨く

エンジニアとして開発のスキルを上げることで年収を上げることが可能です。さらに開発のスキルを上げるだけでなく、マネジメントのスキルを磨くことで、プロジェクトマネジャーなどより高度な役割を担当することができるようになり、年収アップにつながります。

開発のスキルやマネジメントのスキルは昇進や転職にも有利になりますし、会社員としてはもちろんフリーランスとして独立を検討する場合にも非常に有利になります。

営業スキルを磨く

クライアントに対する営業スキルを磨くことでより上流の仕事に関わることができ、年収アップにつながります。開発やマネジメントと営業スキルを併せ持つエンジニアは貴重なので、企業でもフリーランス等で独立する場合でも重宝されます。

エンジニアはシステムの知識や開発のスキルがあることは前提で、多くの人が最低限身につけていることです。だからこそ、営業スキルやマネジメントスキルなど他業種で培ったスキルを持っていることで周りと差別化ができ、年収も高く活躍することができる職業なのです。

年収の高い職場に転職する

年収の高い職場に転職することで年収を増やすことができます。近年はITを生業として急成長している企業も多く、そう言った職場ではエンジニアの年収も高い傾向にあります。中には新卒のIT人材に1,000万円出す企業も存在し、優秀なIT人材の確保のために高額の給与を提示している企業も少なくありません。

また、国内企業から外資企業に転職することで年収の大幅アップも期待できます。外資系企業では、全体の平均年収が高いだけでなく、エンジニアの地位が高いので年収も必然的に高くなる傾向があります。

フリーランスに転向する

フリーランスに転向するのも年収を増やす有効な方法です。会社員として働く場合は年齢が若いうちは年収も低い傾向にありますが、フリーランスの場合はスキルさえあれば若くても稼ぐことができます。スキルに自信がある方はフリーランスになることで年収アップを図るのも良いでしょう。

気になる収入ですが、目安としては「構築」や「運用」などの案件で月50万、「設計」や「要件定義」などより上流工程の案件は月70万程度が目安です。プロジェクトのマネジメントまでできるスキルあれば月単価100万以上になることもあります。フリーランスはスキルと交渉力次第で相場以上の収入を得ることができます。

さらに現在はフリーランスの仕事を仲介してくれるサービスもあるので、営業力や交渉力に不安がある方でもフリーランスとして独立することも可能です。しかし、案件が取れなければ収入がゼロになるというリスクもあるので、十分な準備をしてからフリーランスとして独立するべきでしょう。

資格を取得する

資格を獲得することでも年収を増やすことができます。IT業界では企業が指定する資格を取得した社員に「資格手当」を出す場合があります。代表的な資格としては、「情報技術者試験」、「応用情報技術者試験」、「システムアーキテクト試験」などがあります。この3つは全て国家資格なので資格を取得することで客観的に知識やスキルを証明することができます。その他「データベーススペシャリスト試験」や「プロジェクトマネージャ試験」などの国家資格や、一般企業が認定するベンダー資格もあります。自分の専門に合わせて必要な資格を取得すると良いでしょう。

資格の勉強をすることは目先の収入増加につながるだけでなく、スキルアップによる将来的な収入増加にもつながるので、さらに上を目指したいエンジニアの方は資格にチャレンジしてみましょう。

まとめ:エンジニアで年収1,000万円を目指そう

エンジニアで年収1000万円を目指そう

パソコンやスマートフォンを誰でも使うようになった現代。あらゆるものがインターネットにつながり、IT技術が私たちの生活に欠かせないものになっています。そんな時代を作り上げるエンジニアという職業はこれまで以上に必要とされます。

これからの時代の主役であるエンジニアですが、現在は人手不足で引く手数多の状態です。経済産業省の試算では、2020年に約30万人、2039年には約59万人ものIT人材が不足すると言われています。さらにIT人材の人手不足は日本だけの問題ではなく、世界的にも言えることです。これからますますIT技術が発展することを考えると、需要が一層高まるエンジニアの年収が上がっていくことが期待できます。IT人材の不足が世界的なことを考えると、エンジニアは今後日本だけでなく世界でも活躍が期待されます。

エンジニアになって年収1,000万円をあなたも目指してみませんか?。ぜひ、これからITエンジニアを目指す方は参考にしてみてください。