今回、ヒューマンアカデミー柏校にて「動画クリエイターコース」と「DXエンジニア総合コース」の2つのコースにお申込みいただきました牧野友篤さん（29）に、ご受講のきっかけや講座内容について感じられたことをインタビュー形式でお伺いしました。※2023年4月取材
休職期間中に好きだった動画編集と一緒にDXの学習を決意。 通いやすいヒューマンアカデミーを選んだ。
-牧野さん、本日は宜しくお願いいたします。
はじめは動画編集に興味を持っていただいたということで、どのようなきっかけで興味を持たれたのですか？
以前からライブ配信でゲームや雑談をよく見ていたのがきっかけです。動画としては東海オンエアさんとか。
独学でPremiere Proを使って、自分でちょっと切り抜き動画を作りました。個人でも動画編集もしながら業務委託をして、再生数が多いのでは1万超えたのもありますが、最近は途中でやめてしまいました。できれば収益化させたいとも考えていたんですが、一部の動画が伸びただけで基本的には数百再生程度という状況でした。
-もともと動画編集をされていたということですが、本格的に動画編集の学習を始めようと思われたきっかけはありますか？
今の仕事が休職中なんですが、自分の特性として発達障がいというのがあるので、それで人付き合いや時間に縛られたりというのがちょっと厳しいかなと考えていて。転職も視野にいれつつ休職をして、良くなったら戻ろうかなと考えていたところでした。それで、そのまま家にいて何もやらないままだと良くないなと感じ、ちゃんとスキルを身につけたいと考え、身につけるなら動画の編集など好きなことをやってみようかなと。
そのまま家にいると甘えが出てしまうかなと思い、東京に来たのは就職の間口が広いかと思い、愛知県から東京に引っ越してきたんですが、東京で就職先を見つけようかと思ったときに自分のスキルがない中ではなかなか見つけづらいかなというので、スキルを身につけたいと思ったのがきっかけです。
-公務員のお仕事をされているということでしたが、公務員になられた経緯を伺えますか？
特にどういった仕事がいいということを考えていなくて、就職活動にもあまり力を入れておらず、大学で公務員試験対策の講座があったため公務員を受けてみたところなんとか受かったので、公務員（市役所）になりました。
大学の勉強は全然分野が違って、生物とか化学とかそちらの方でした。自分が何をやりたいかについてこれまであまり深く考えずに生きてたんで、基本的に流されるままでやってきたんですがそれをちょっと変えたいなと思ったのが今というか、最近になってからですね。
-そうだったのですね。そこから動画編集の学習までの経緯を伺えますか？
YouTubeが好きで、好きなVTuberがいてその人の活動に影響されたじゃないですが、何か自分もその人の手助けになることができたらいいなと思いつつ、自分ができることってなにかなと考えたところ触れたことのあったPremiere Proを使って動画編集をしてみようかなと思いました。それでスクールを何件か調べてみて、自分の方向にあったスクールはどこかと考えてみたところ、こちらを受講したという形になります。
独学でやる分だと、自分でクリエイターとして働くにも弱いし、再就職先を探すという面でもアピールに使いづらいかなという点があったので、せっかく東京に出てきたのでここできっちり勉強して次につなげたいなという思いがありました。動画編集の技術が仕事に使えるレベルではないなと感じていたので、自分の動画がある程度世間に通用するものにしないといけないなと思ったところで、独学で調べながらだとスピード感的にも遅いかなと思ったので、休職期間も決まっているので限られた時間の中で身につけたいなと思ったのでスクールという選択肢に至りました。
-スクールはどのように探されたのですか？
一番最初は「動画編集 スクール」とかでネットで検索して調べたと思うんですが、自分たちでストーリーを考えて撮影して編集をして…みたいな流れの専門学校みたいなところを最初に見つけて行ってみました。口コミが良さそうなところで調べて、そちらとヒューマンアカデミーさんの2択になった感じですね。
どちらかというと撮影して編集してというYouTuberのような形よりは、編集をメインで勉強がしたかったので、Premiere Proを専門的に学べるのはヒューマンアカデミーさんかなと思って選びました。
-ヒューマンアカデミーのことはもともとご存じでしたか？
もともとは名前は聞いたことがあるくらいでしたね。説明をいただいた際に、動画だけで絞って学ぶのではなくて、今世間の流れがAIを使って社会を動かすという方向にシフトしているのでそちらも勉強した方がいいよと話をいただいて、自分も納得しました。たしかにAIが今個人でも使いやすくなったというのがChatGPTを見ても思うようになったので、AIもある程度使えた方が将来的に有利になるのかなと考えて、そちらのコースも受けることにしました。
-ヒューマンアカデミーを選んだ決め手はありますか？
通いやすさとか環境ですかね。自由に時間を自分で選んで勉強できるところとか、通いやすさはJRが近いので学校もたくさんあって毎日でも通えるような場所に校舎があったので、いつでも自分の選んだ時間で来れて、質問ができる環境というのがいいなと思いました。
家でも進められる分は進めていてある程度自分で進めて理解はできているんですが、これから難しくなったりとか、自分で動画を作ったりする際に聞きたいことが出てくると思ったので、その際に先生に質問したりとかできるのがいい点だなと思いました。
プログラミングに触れる機会はあった。今後を見据えて自分で理解できるようになることを目指す。
-プログラミングについてはご興味はお持ちだったのですか？
ポケモンをやっていた時期があって、ポケモンの自動化ツールを開発している人がいて、初心者ができるようにデータを公開してくれていて、自分でマイコンとかを購入して、やってみたことはありました。
Nintendo Switch自体をPCで動くようにするためのツールがPythonで作られていて、それが公開されていて、それを使ってポケモンやモンハンのゲームで孵化を自動化させて色違いを出したり、レアな装備が出るまで回したりとか。それを知って、自分でもPythonを書いたりはしていないのですが、コードを読む機会はあったのでそういうところで自分でもいつの間にかプログラミングに触れる機会があったなと思いました。
-DXという言葉をご存じでしたか？企業で使われる言葉なのであまりなじみがないかもしれません。
DXは知らなかったですね。ただ、これからAIとかを使えた方がいろんな場面で役立つかなと思い、ある程度自分で理解できるようになった方がいいかなと思って。せっかくならヒューマンアカデミーで一緒に受けた方が、動画にもつながる部分があるということを説明会でお聞きしたのと、触れる機会がある人も限られていると思うので、もしまだ転職するかも就職するかもわからないですけど、色々な転職に有利になるかなと。
-受講前に迷われた部分はありましたか？
やっぱり金額的な部分は大きかったので、受けるかどうかは迷いましたね。でも1年である程度色々なスキルを身につけたいと思っていたので、できればやってみたいなという気持ちはありました。
-予算感はいかがでしたか？
貯金も使っちゃっていたので、親に相談してこういう内容なんだけどどうかなと相談をして、お金を借りました。この休職中の期間で色々なスキルを身につけたりとか、体調も回復させたいというのでジムとかも始めました。はじめに専門学校さんの説明を受けていたので、3年制で400万円いかないくらいかな、最大でもそこを目安くらいには予算を考えていました。ただ、3年間というのが長かったので、この1年でスキルを身につけて、お金も返せる額で親に借りたいなというのがありました。
-説明会でのスタッフの雰囲気など第一印象はいかがでしたか？
綺麗な印象というか、勉強しやすそうだと感じました。一番通いやすいのは新宿校だったと思います。説明会では自分がやりたいことをお話しして、それを理解していただいたうえでこういうコースがいいのではないかと提案いただいたので聞きやすかったですし、コースを選ぶきっかけにもなりました。説明会に参加したのが3月中下旬くらいだったので、DXのコースは（次の開講次期が4月だったので）決めないといけないくらいの時期でした。自分的には、思い立ったらすぐにという感じはあるので、とりあえずやってみようというので。
できることを増やして転職の選択肢を増やしたい。まずは自分についてよく考えてみて、新しい道を見つけていく。
-お話しをお伺いしていると、牧野さんは行動力がある方だと感じます。
転職は具体的にはまだ検討しているという段階ですか？
まずは勉強して、どういうことが自分でできるようになるのか、どういうスキルを得られるのかというところをある程度見極めたところで、今後どういう仕事をした方がいいのかなというのを考えたいなと思います。色々選択肢はまだ絞らずに、まずはできることを増やしていきたいなと。
-動画編集という仕事に必ずしも縛られることはなく、広くお考えなのでしょうか？
やっぱり企業に入ると時間とか締め切りとかに縛られてしまうと思うので、それが朝起きづらいという話をしたと思うのですが、時間を気にせずにできる仕事かフリーランスとかも自分で仕事を探して進めるというのもひとつ考えています。それか自分でチャンネルを作って運営をしていくとか、色々考えてはいますね。せっかくPythonも勉強をしているのでそちらも絡めつつ何かできたらいいなとは思っています。
動画もPythonのプログラミングの方も両方活かせるような仕事ができたらなということで、会社勤めに限らず自分で開発じゃないですがクリエイター的な仕事をWebサイト作りも含めて動画つくったりできたらいいなと、その辺でお金が稼げないとという点も大事なので、色々選択肢はあるなと思っています。
Webサイトづくりもちょっと考えていたりとか。あとはデザインとかイラスト関係にも興味があって、クリップスタジオのソフトを持っていて、ペンタブで何か描いたりとかできないかなと思っていた時期もあるので、そちらもちょっと勉強してみようかなと考えています。
何かをつくることは好きで、絵を描くことも昔は好きだったんですけど、今は正直全然かいているわけではないので、ちょっと勉強してみようかなと思っている段階です。実は今日もこのあとデジタルイラストの教室に体験で行ってみる予定です。クリップスタジオの使い方や人の描き方を勉強したいなと思っています。動画とかWebサイトにもイラストが使えそうなので、できるかどうかは不安ですけど、とりあえず勉強はしてみたいなと思っています
-好きだったものにチャレンジできる期間でもあるということですかね。
対人とかはあまり得意じゃないし、ストレスもためやすいというところで、このまま今までと変わらず働くという選択肢もあったんですけど、それだと自分的にはずっと人生流されるままというか、ストレスもためやすくて昔から緊張で体が固まりやすいという感じで、そのまま生きるよりは自分でイチからつくりだせるクリエイターみたいな仕事の方がどちらかというと向いているのかなと。
せっかく休職で1年間休んでいた期間は何かクリエイター方面で自分でできることを増やせたらなというので、色々と自分がやってみたいことをやる期間にしようかなと思って、ヒューマンアカデミーで講座を受けたりジムに通ったりしています。
-好きなことがあってもなかなか新しいことにチャレンジできなかったり、今のお仕事が合わないなと思っていても一歩を踏み出すことが難しいという方の方がきっと多いと思います。
そんな中で牧野さんはご自身のやりたいことに目を向けて実際に行動に移されたということで、迷っている方や悩んでいる方に伝えられることがあれば、ぜひメッセージをお願いします。
自分が発達障がいかなというので病院に行くことにしたのが、変わり始めたきっかけの部分だと思っています。それまではある程度安定した生き方をしないといけないなという思考で、大学も卒業しないと就職先がないよとか、仕事も公務員なら安定しているよとか、人に言われるがまま流されて生きていたという部分が少なからずありました。
ただ、自分が昔から発達障がいだとわかっていたわけではないんですけど、人に合わせづらいとか、輪に入りにくいとか、生きづらい部分を感じていて、それもあってストレスをためこんで休職することになりました。
自分がどういう人間なのかというのを理解するために病院に行くことにして、それで発達障がいという診断があって。そこからは自分が生きやすいのは公務員みたいな仕事ではなくてどちらかというと時間に縛られずに何かを作ったりという生き方の方が生きやすいのかなという思考にだんだんなることができました。
今、生きづらいと感じたり、ストレスがたまりやすいなと考えている人がいたら、一度立ち止まって自分のやりたいことというか自分の生きやすい方向が別にあるのであれば、勉強からまずは始めてみて、それがきっかけで自分が働きやすい仕事とか方向性が見つかるんじゃないかなと思います。
まずは自分がどういう人間なのかというのを理解して、まずは自分についてよく考えてみて、新しい道を考えるのもいいことなのかなと思います。悩んでいる人がいたら、まずは自分の好きなことを何かやってみるというのも選択肢の一つにしてあげてもいいんじゃないかなと思います。
牧野さん、インタビューのご回答誠にありがとうございました！
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