- 1. プログラミングは初心者でも副業にできる?
- 1. プログラミングスキルが最低限必須
- 2. 業務でどのように使われているかを知らなくてはならない
- 3. 副業にできるレベルのスキルはどれくらい?
- 2. 最短でスキルを習得するためのロードマップ
- 1. STEP1 プログラミングの基礎を学ぶ
- 2. STEP2 IT活用に関する知見を習得する
- 3. STEP3 専門分野を見定めて実践的なスキルを磨く
- 4. STEP4 ポートフォリオを作成する
- 3. プログラミングの副業で月5万円稼ぐコツ
- 1. 実績を積む
- 2. 仕事を見つける方法を確保する
- 3. 得意で需要のあるプログラミング分野を確保する
- 4. 初心者・未経験者が習得すべきプログラミング言語
- 1. プログラミング言語を選択する基準とは
- 5. 初心者・未経験者におすすめのプログラミング言語
- 6. プログラミング副業の始め方
- 1. クラウドソーシングを利用する
- 2. 仕事につながるコネクションを作る
- 3. フリーランス向けの案件紹介を行うエージェントを利用する
- 7. プログラミングの副業で稼ぐために必要なスキル
- 1. ITインフラに関する知識
- 2. コミュニケーションスキル
- 3. 営業や経理などの個人事業主として働くための知識
- 8. スキル習得のための学習方法とは
- 1. 独習も不可能ではない
- 2. おすすめはスクールの利用
- 9. まとめ
働き方の多様性が広がり、注目を集めるようになったのが「副業」という働き方ではないでしょうか。そのなかでも、比較的高収入につながるといわれているのがプログラミングの副業です。しかし、プログラミングの副業には、専門的な知識やスキルが必要だともいわれています。
本記事では、未経験の初心者がプログラミングを副業とする際に、身につけるべきスキル、おすすめのプログラミング言語、スキル習得のステップや副業で稼ぐコツなどをご紹介します。
プログラミングは初心者でも副業にできる?
プログラミングは稼げる、もうかる、副業に最適といった声を聞いたことはないでしょうか?
平成30年に「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が成立するなど、制度面からも見直しの進む日本人の働き方。非正規雇用や長時間労働を是正し、子育てや介護などと労働の両立を目指した取り組みですが、多くの人々にとって収入面での変化ももたらすものです。主業に加えて副業をすることで、収入の補強を行う働き方についても普及が進んでいます。
そんな背景から、プログラミングは副業にしやすく、もうかる仕事も多い、という声が聞かれるようになったのでしょう。それでは、実際のところプログラミングは誰でも簡単に稼げる副業となり得るのでしょうか。
結論からいえば、誰でもプログラミングを副業にすることは不可能ではありません。しかし、プログラミングの副業で稼げるようになるには、スキルを身につけて、高い技術力を発揮する必要があります。
プログラミングスキルが最低限必須
プログラミングは、コンピュータ上で動作するプログラムを作成、改修する仕事です。プログラミング言語という専門的な言語を用いて、プログラムを組み立てます。言語といっても日本語や英語のように、人間同士が会話や意思疎通をするためのものではなく、コンピュータに対する命令を記述するための言語です。人間にもある程度わかりやすく作ってありますが、本来はコンピュータが読み込んで高速に大量の処理を実現するためのものであり、読み方や書き方を勉強したことがない人が見た場合には、文章としては認識しづらいアルファベットの羅列に見えてしまいます。
※プログラミング言語の多くがアルファベットや数字、その他の記号を利用して記載されますが、そうでないものもあります。また、単語そのものは英単語としてよく使われるものが多く登場しますが、英語とは使用方法が変わってきます。
業務でどのように使われているかを知らなくてはならない
プログラミングを仕事とする場合、ただプログラムを作れるというだけではなく、人の役に立つプログラムを作れる必要があります。仕事として対価を得るためには、プログラムを必要とする顧客が存在し、相手が求めることを実現するプログラムを提供しなければならないためです。
誰かの役に立つ、求められるプログラムを作るためには、プログラムが人々のなかでどのように活用されているかを理解していなければなりません。企業が業務において、どのようにプログラムを扱い、利益を生み出しているのかを知ることで、求められるプログラムが作れるようになるためです。
副業にできるレベルのスキルはどれくらい?
プログラムを作れる、といってもそのスキルには大きな幅があります。簡単なメッセージが表示できるプログラムなら作れるレベルと、スマートフォンで利用されている便利なアプリが作れるレベルには大きな差があります。
それでは、どんなプログラムでも作れるぐらいプログラミングの学習を行えばよいかといえば、そうもいきません。プログラミング言語と一口にいっても、派生バージョンを合わせると1,000種類以上が存在するといわれており、プログラム対象の分野もWeb、スマホアプリ、AIなど、例を挙げていけばきりがないほどあります。プログラミングの全てを学習するとなると、相当の時間と労力が必要です。
副業でプログラミングを行う場合、全てを学ぶ必要はありません。一定レベル、一つの分野のスキルを身につけることで活躍することができます。その基準として以下のポイントが挙げられます。
・一つのプログラミング言語で基礎を学び、何らかのアプリを作り切るまでを学習する
・プログラミング上で発生する問題を自分で調査して解決できる
・業務シーンで求められるソフトウエア品質を満たせる
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
最短でスキルを習得するためのロードマップ
これからプログラミングスキルを習得して、副業で稼ぐことを目指す場合に、効率的なロードマップを紹介します。大きくは4つのステップで構成しており、全ステップを踏破することで、副業で稼げるレベルのスキルを身につけましょう。
スキル習得にあたっては、学習時間や期間も気になるところです。副業に向けたスキル習得の場合、主業を行いながらの学習が想定されます。人によって学習に費やせる時間が変わってくるため、習得にかかる期間には幅がでてきます。継続して最後までやり遂げることが必要なため、無理のないペースをご検討ください。
本記事で紹介するロードマップに沿った学習では、最短で6カ月でのスキル習得が可能です。この学習期間については、下記の根拠に基づいて算出しています。
一つのプログラミング言語を習得するのに必要な学習時間は200時間以上といわれています。各種のプログラミングスクールのカリキュラムを参照してみても、実学習時間は200時間前後に設定されているケースが一般的です。
本記事のロードマップでは、STEP1の基礎部分の学習にあたり、1日当たり2時間強の学習で最短3カ月程度となります(2時間×90日=180時間)。1日2時間の学習は、主業を持ちながら学習できる最大の時間に近く、これがSTEP1の最短が3カ月としている理由です。
STEP2~4については、追求すれば際限がありません。そこでこちらは反対に、各1カ月程度で可能な限り行うことを想定して、それぞれ約1カ月の期間を設けています。STEP2と3では、入門書の次のレベルのテキスト各1冊分、ステップ4では形式にもよりますが一つのアプリケーションを完成させる作業量です。
上記の4つのステップを最短で実施した場合、合計すると6カ月間の学習によりプログラミングで副業ができるレベルのスキルが習得できます
STEP1 プログラミングの基礎を学ぶ
どんなプログラミング言語を習得する場合でも、プログラミングの基礎部分から始める必要があります。プログラムを書いて実行する方法を知らなければ、プログラムが正しくできているかも判断がつきません。
また、プログラミングは言語であり、記述の仕方にはルールがあります。基本的な文法を学習し、分岐や繰り返しなどのプログラムの処理を構成する要素を身につける必要があります。
STEP2 IT活用に関する知見を習得する
プログラミングの文法を覚えた段階では、どのようにプログラムを活用できるのかがわかりません。事例に触れて、プログラムの役立て方を知りましょう。
また、プログラムを活用するためにはPCやサーバー、クラウド環境などのIT基盤が必要となります。この段階で、環境の設定、利用の仕方についての知識も習得しておきましょう。
STEP3 専門分野を見定めて実践的なスキルを磨く
プログラミング学習を始めたばかりで、あらゆるプログラミング言語や幅広い用途に向けたスキルを習得することは簡単ではありません。まずは副業として活用できる分野を選定して、集中してスキルを習得する分野を定めましょう。選定の仕方については、後述の「初心者・未経験者が習得すべきプログラミング言語」をご参照ください。
プログラミングでできることは幅広く、プログラミング言語の特性とも関係があります。例えば、Webアプリケーション、スマホアプリ、AI関連などプログラムの形式や活用領域に着目して、学習のターゲットを絞ってスキル習得を行いましょう。
副業としてプログラミングを行うためには、一定の分野をターゲットとして絞り込んでいないと、特化した部分がなく、仕事を探すのが難しいという事情もあります。
STEP4 ポートフォリオを作成する
一定レベルのプログラミングスキルを習得したら、スキルを示せるポートフォリオ(作品)を作りましょう。
「もうスキルを習得しているのにポートフォリオなんて必要あるの?」と考える方もいるかもしれません。しかし、プログラミングの学習では、座学やテキストに沿った学習では不足があります。副業としてプログラミングをする際と同様に、自力でプログラムを一つ作り切る実践的なフェーズが必要です。
実際のプログラミングでは、参考となるテキストが存在しないことも多く、不測のトラブルがあることもざらです。問題の発生に対し、自分で調べながら対処できることが、副業でプログラミングの仕事を受けられる一つの基準となります。
また、作成したポートフォリオに対しては、期待した動作をするかテストを実施し、プログラムの品質についても認識を深めましょう。業務で使用するプログラムの場合、利用シーンによって求められる品質は変わってきます。例えば、医療に関係するプログラムの場合には、エラーが人の命にかかわる可能性もあるため、確実性の高い品質が求められます。
ポートフォリオとなる作品を作ることには、別のメリットもあります。各種のアプリケーションを目に見える形で作っておくことで、明確にスキルを証明することができるという点です。プログラミングの仕事を募集している相手は、誰しも予算内で可能な限りプログラミングが上手な人に依頼したいと考えます。ポートフォリオはスキルを証明するものであり、副業の案件を探す際に、自分の能力を示して受注につなげるのに役立つのです。
自分が得意とする分野のアプリケーションを作成し、依頼者が見やすい状態で用意しておきましょう。Webならばサイトを公開しておく、アプリならば公開・配布を行うといった形が考えられます。またソースコードをGitHubで公開することもアピール方法の一つです。
プログラミングの副業で月5万円稼ぐコツ
プログラミングスキルを身につけたら、今度は実際に副業として仕事を始めることになりますが、その前にプログラミングの副業で稼ぐコツについて押さえておくと効率的です。本項では、プログラミングの副業で稼ぐコツについてご紹介します。
実績を積む
副業でプログラミングをする際、依頼する側は「本当にこの相手に仕事を任せて大丈夫なのか」という点を気にします。プログラミングスキルは目に見えるものではなく、測ることが難しいためです。したがって、過去の実績を信頼できる基準と考える場合が多くあります。
副業を始めた際には実績がないところからスタートします。最初は小さなところから始め、実績を積みあげていきましょう。業務事例を持つことで、クライアントから信頼され、仕事を呼び込むサイクルにつながります。特に品質の高いプログラムを提供できれば、次の仕事の依頼もつながりやすくなります。
副業でのプログラミングでは、あまり安い価格で仕事をするのは得策ではありません。しかし、初期に限っては「初心者歓迎」とされている案件から取り組んでもよいでしょう。
仕事を見つける方法を確保する
副業でプログラミングを行う場合、長期的に収入を得られる案件を探すのは簡単ではありません。長期的なプロジェクトや大型のプロジェクトでは、開発は集中的に行うことが多く副業という形態とは合わない場合が多いためです。また、あまり長期にわたるプロジェクトの場合には、契約方法や報酬の条件などの設定も難しくなってきます。
プログラミングの仕事を継続的に確保したい場合には、仕事に関連する人脈を広げ、そのコネクションから仕事を得る形態が最も働きやすいでしょう。それ以外にも、クラウドソーシングサービスを活用してクライアントを探す方法や、フリーランス向けのエージェントを活用する方法もあります。
得意で需要のあるプログラミング分野を確保する
先述の通り、プログラミングではさまざまなことが実現できます。しかしながら、幅広くスキルを習得するためには大変な時間と労力が必要となります。
副業で一定量稼ぐことを考える場合には、多く存在するプログラムのなかでも需要の高い分野のスキル習得に集中し、得意分野を持つことが受注に向けて効率的です。得意分野を持ち、多くの案件をこなすことでノウハウが蓄積されるため、業務の効率も高まります。
初心者・未経験者が習得すべきプログラミング言語
プログラミングスキルを習得するにあたり、プログラミング言語の選択は初心者、未経験者が最初に悩むポイントです。先に挙げた需要のある得意分野づくりとも関係があるため、慎重に検討する必要があります。
本項では、選択の基準とおすすめの言語をご紹介します。
プログラミング言語を選択する基準とは
これからプログラミングを始めるという場合には、以下の2点を重視しましょう。
専門領域に合わせてプログラミング言語を選択する
プログラミングを副業とするのであれば、専門領域を持つことをおすすめします。どんなプログラムを作るのかは大まかでもよいので決めておきましょう。
プログラミング言語は全ての言語が汎用的に利用できるわけではなく、それぞれ得意な用途が存在しています。基本的な部分では共通する点も多いのですが、最終的には作りたいプログラムの種類に合わせて言語を選択するのが一般的です。
情報を得やすい言語を選ぶ
プログラミングでは、問題の発生とその解決を繰り返し行います。プログラミングを始めたばかりの状況では、発生した問題の解決を図る段階でつまずくケースも多々存在します。学習の初期で、問題にぶつかり解決方法がわからずにスキル習得そのものを諦めるケースさえもあります。
人気の高いプログラミング言語を選択することで、この問題は回避しやすくなります。人気のある言語の場合、書籍やインターネット上の情報が充実しており、問題の解決方法に比較的たどり着きやすい傾向があります。情報の得やすさは特に初心者がプログラミングを学習する際に、重要視すべきポイントです。
初心者・未経験者におすすめのプログラミング言語
Python
Python(パイソン)は近年人気の高まっているプログラミング言語です。プログラミングにかかわる世界最大のコミュニティー「StackOverflow」が実施した2022年のアンケートにおいても、人気のあるプログラミング言語の4位に選ばれています(上位3つはWebやデータベース操作の共通的な言語)。
特にAIや機械学習、データサイエンス領域では関連するライブラリが充実しているため、さらに人気が高まるというサイクルが生まれています。それ以外にも、Webアプリ開発やWebスクレイピング分野などでも利用されます。
記述も簡潔で、スクリプト言語のため環境面も取り扱いやすい点も、初心者が学習しやすいポイントです。
HTML、CSS、JavaScript
HTML(エイチティーエムエル)、CSS(シーエスエス)、JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webサイトの構築においてなくてはならないプログラミング言語です。主にクライアントサイドと呼ばれるブラウザ上で動作するユーザーに見える範囲の構築を行う際に利用されます。
Webシステム全体は他のプログラミング言語と組み合わせて構築されることが多いのですが、Webデザイン、Webコーディング、クライアントサイドのみの案件も副業では存在するため、活躍できる機会は比較的見つけやすいです。
Swift
Swift(スウィフト)は、Appleが開発したプログラミング言語で、日本国内のスマホ市場の約65%のシェアを持つ(StatCounter2022年11月29日時点の情報より)iPhone、iOS向けのアプリ開発に特化しています。スマートフォンの普及が進み、業務での活用シーンも増えているため、今後も需要が見込める言語です。
Java
Java(ジャバ)はOracle社が提供しているプログラミング言語で、世界中で数百万人の開発者を持ち、510億を超えるJava環境が稼働中という、非常に広く普及しているプログラミング言語です。マルチプラットフォームに対応し、モジュール構造が分割しやすいため企業向けの大規模システムなどでも多数利用されています。
汎用性が高く、デスクトップアプリ、Webアプリ、スマホアプリ(Android)、組み込みソフトウエアなど幅広い分野で活用されています。記述については、比較的厳格なため他に挙げているものと比べて多少難易度が高めです。ベーシックな記述のため初心者が学習に選択した場合は、以降の別の言語学習などで応用が利くというメリットもあります。
PHP
PHP(ピーエイチピー)は、Webシステムの構築に特化したプログラミング言語です。簡潔な記述で初心者が始めやすい言語でもあります。日本国内のWeb開発でも多数の採用実績があるため、小規模な改造案件なども見つけやすい言語ですが、技術者も多く競合相手が多いともいえます。
プログラミング副業の始め方
プログラミングのスキルを習得できたら、副業を始めましょう。副業でプログラミングを行う場合に、よく利用されている業務形態について紹介します。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングサービスの利用は、初心者でもプログラミングの副業を始めやすい方式です。クラウドソーシングサービスを介して、プログラミングの仕事が数多く募集されています。募集に対して応募して、仕事の受注につなげましょう。有名なサービスとしては、LancersやCrowdWorksが挙げられます。
クラウドソーシングサービスで募集されているプログラミング案件の特徴として、以下が挙げられます。
・業務委託の形態が多い。
・仕事の仕方、業務範囲などは柔軟性が高い。
・価格は安め。比較的小さめの案件が多い。
例えば、1万円程度の小規模な改修案件を月に5つこなせれば、副業で月に5万円稼げることになります。単純に計算すれば、6日に一つの案件をこなしていくことで達成可能です。
仕事につながるコネクションを作る
クラウドソーシングや主業、その他社会生活で、プログラミングの仕事につながるコネクションを作り、そこから仕事を得るのも一つの副業の仕方です。クラウドソーシングを利用するよりも、よい条件の仕事を見つけられる可能性が高まります。
注意点として、コネクションを使って仕事を受注した場合には、人間関係と仕事が複雑に絡み合ってきます。副業以外にも影響がでやすいため、考慮が必要です。
フリーランス向けの案件紹介を行うエージェントを利用する
フリーランス向けの案件を紹介してくれるエージェントを利用して、プログラミングの副業先を探すのも選択肢の一つです。ただし、顧客先に常駐する案件が多いため、副業で柔軟に働ける案件は見つけづらいのが難点となります。
プログラミングの副業で稼ぐために必要なスキル
プログラミングを副業とする場合には、プログラミング以外のスキルも必要となります。本項ではプログラミングスキル以外に必要となる代表的なスキルについてご紹介します。
ITインフラに関する知識
プログラミングを副業とする場合、プログラムが動作する状態での提供を求められることが一般的です。PCやスマートフォン、タブレット、サーバー、クラウド環境、OSなどのITインフラについても知識や構築、運用スキルが必要となります。
コミュニケーションスキル
副業かどうかにかかわらず収入を得るためには、クライアント(顧客)が必要です。クライアントがいなければビジネスは成立しません。プログラミングの副業の場合には、クライアントの要望を聞き出し、実現したいことに導くコミュニケーションスキルも重要です。
営業や経理などの個人事業主として働くための知識
副業は、基本的には自分の所属する会社の外で行います。普段、企業で仕事をしている場合には、営業や開発、人事、経理、マーケティング、サービス部門などに分かれ、それぞれの領域の仕事を担当する場合が多いでしょう。しかし、副業の場合には一人で仕事をする場合がほとんどです。プログラミングという開発や製造にあたる仕事以外にも、営業や経理などの業務もこなす必要があります。これは、個人事業主としての働き方であり、ビジネスを成り立たせ、納税などの義務も果たすための知識が必要となります。
スキル習得のための学習方法とは
プログラミングを副業として稼ぐにはスキルが必要であることをここまで記載してきました。それでは、スキル習得のための効率的な学習方法とはどのようなものなのでしょうか。
独習も不可能ではない
プログラミングの学習に関しては、書籍、Webサイト、アプリなど独学が可能な教材が多数提供されています。教材を読み込み、プログラムを実際に書いて、PC上で動作させながら学習することで理解を深めることが可能です。問題が発生したらインターネットで調べて解決し、学習を進めることも不可能ではありません。
しかし、あまり現実的ではないのも事実です。プログラミング学習においては、各種の問題が発生します。プログラミングをするPCなどの環境、プログラム上のエラー、プログラムに潜む障害などが次々と発生し、それを一つずつ解決することがプログラミング学習では頻繁に起こります。
しかし、プログラミングの経験が少ない場合には、情報を調べて解決までにたどり着くのは非常に難しいプロセスです。独学の場合、一点でも解決できない問題が発生すると、学習が行き詰まってしまうという問題を抱えています。
おすすめはスクールの利用
プログラミング初心者がこれからスキルを習得する場合には、スクールを利用した学習がおすすめです。運営によってさまざまですが、オンライン形式を取り入れている場合もあり、都合に合わせて利用しやすくなっています。
一定のコストは必要となりますが、スクールを利用して学習することで、プログラミング学習でのつまずきを避けることができます。また、講師や質問の仕組みを用いることで、一つずつ問題を解決しながら進められることは初心者にとって大きなメリットとなります。
その他にも、体系的な学習テキストで効率的に学習できることや、一緒に学習する仲間がいることは、独学では得難いメリットです。
ヒューマンアカデミーのプログラミング講座「プログラマー総合コース」では、Pythonを利用したWebアプリケーションを中心とした学習を提供しています。プログラミングについては入門レベルから実践的なレベルまでをカバーしており、ビジネスでのプログラムの利用の仕方、データベースやGitHubなどの周辺技術についても学習でき、プログラマーとしての転職・就職できるレベルのスキルが習得可能です。
まとめ
プログラミングで副業をする場合には、プログラミングスキルを中心としたスキルの習得が必要不可欠です。毎月5万円稼げるレベルのスキルを習得するには、最短で6カ月は必要となります。
独学でスキルを身につけることは不可能ではありませんが、学習を一人ですすめるのは難易度が高く、学習が行き詰まるケースもあります。ヒューマンアカデミーのプログラマー総合コースなどのスクールを利用することで、効率的にスキルを身につけることが可能です。
<執筆者>
氏名:コウヤマヒロシ
資格:基本情報技術者試験、Oracle Silver(11g DBA、SQL)
プロフィール:エンジニア、ライター。大学で情報科学を専攻後、SIerに就職。SE職として10年以上勤続後、退職してフリーランスへ。プログラミングから要件定義、設計、インフラ、アプリケーション基盤など幅広い業務領域に携わり、プロジェクトマネージャ―のポジションも経験あり。エンジニア業務での知識と経験を生かし、IT講師としても活動中。