目次
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  1. 1. プログラミングとはどういう意味か
  2. 2. コンピュータに対して指令を出すこと
  3. 3. プログラミングを学ぶ意味とは?
  4. 1. 論理的思考力を身に付けられる
  5. 2. 事務系の業務の効率化につながる
  6. 3. 自分の力で稼げる
  7. 4. プログラミングの活用事例
  8. 1. Webアプリケーションの開発
  9. 2. ゲーム開発
  10. 3. AI分野
  11. 4. ビッグデータの解析
  12. 5. プログラミング初心者が学ぶべき言語
  13. 1. HTML&CSS
  14. 2. JavaScript
  15. 3. PHP
  16. 6. プログラミングのスキルを身に付ける5つのステップ
  17. 1. 1.作りたいものを決める
  18. 2. 2.オンライン学習サービスで基礎知識をつける
  19. 3. 3.書籍を使って詳しく学ぶ
  20. 4. 4.実際にあるサイトを真似て作ってみる
  21. 5. 5.自分でサービスを作る
  22. 7. プログラミングの意味を正しく理解して学ぼう!

プログラミングとはどういう意味なのでしょうか?プログラムやプログラミング言語との違いは何なのでしょうか?今回は初心者に向けて、基本的な用語の意味を解説しながら、プログラミングを学ぶメリットと効率的な学習方法を紹介していきます。

プログラミングとはどういう意味か

ここではプログラミングの意味と、プログラムを作る為に用いられるプログラミング言語について解説します。

コンピュータに対して指令を出すこと

プログラミングとはプログラムを作成しコンピュータに実行してほしい作業の指令を作ることです。

人間の言語はコンピュータには理解できないため専用の言語に落とし込む必要があります。コンピュータが理解できるのは機械語だけです。機械語とは、コンピュータ内で数字の“0”と“1”の羅列で表現される言語です。コンピュータはこの2通りの数字で指令の内容を把握して実行します。

しかし、“0”と“1”の羅列でしかない機械語を人間が読み書きすることは困難です。そんな機械語を少し人間の言語に近づけた言語がプログラミング言語であり、プログラミング言語を使用して作られた指令書をプログラムと呼びます。

 

プログラムとは

プログラムとはコンピュータに実行してほしい一連の作業を順番に記載したものです。指定された順番に処理されていくので、料理のレシピのようなもののイメージです。プログラミング言語で記載されています。

 

プログラミング言語とは

プログラミング言語とは、人間とコンピュータの間でやりとりするための言葉です。前述したように、日本語や英語で命令をしたとしてもコンピュータは理解することができないため、実行してほしいことをプログラミング言語に変換したうえで命令する必要があります。

記述が少しでも間違っていると指示通りに動いてくれないのがプログラミング言語の特徴です。人間の言語とは異なり、基本的には細かい文法の間違いが許されません。ただし、最近のプログラミング言語は多少の間違いがあっても動いてくれたり、致命的な間違いであれば事前に指摘してくれるものが増えてきました。

プログラミング言語には様々な種類があり、メジャーなものからマイナーなものまで合わせると200種類以上の言語が存在しています。プログラミング言語を用いることで様々なシステムやサービスを作ることができ、使用されるコンピュータの種類や作るものによって使用される言語が異なります。

プログラミングを学ぶ意味とは?

プログラミング言語を学ぶ意味とは何でしょうか。プログラミング言語を習得することでWebサイトやアプリケーション、ゲーム作りに役立つだけでなく、考え方や仕事探しにも繋がります。

ここではプログラミングを学ぶことで、どのような恩恵があるのか解説していきます。

論理的思考力を身に付けられる

プログラミングは記述の一部分でも間違えてしまうと、想定と違う動きをしてしまいます。システムとして正しい動作させるためには、あらかじめ考えられる全てのケースを洗い出して適切に実装しなければなりません。

プログラミングはパズルのようなものなので、いくつかの処理を組み合わせて一つのプログラムを作ることになります。組み合わせ方によって正常に動作しなかったり、実行結果が異なってくるので慎重に考えながら作る必要があります。1つ1つの処理に整合性を取りながら正しく考えることになるので、論理的な思考力が身に付くことになります。

また、人間であれば感覚で出来てしまうことも、プログラムとして実装する際には、プログラミング言語として言語化する必要があります。プログラミングを通して、世の中のどんなことに対してもじっくりと考えられる思考力が身に付くことになるでしょう。

事務系の業務の効率化につながる

プログラミングに関する知識は事務系の作業の効率化にも応用できます。Microsoft OfficeでのVBAやマクロなど、作業を効率化するための発想や技術にも活かすことができます。業務効率化の代表としてはGoogle関連サービスの間で利用できるGoogle Apps Scriptが挙げられます。

自分の力で稼げる

技術力を身に付けて自分の力で稼げるようになることも、プログラミングを学ぶ意味の1つです。

IT技術が重要視される世の中なので、プログラミングができる人材の需要がますます高まっています。プログラミングのスキルを身につけることができれば、フリーランスのシステムエンジニアやプログラマーとして活躍することができます。企業に雇われなくても自分自身の力で仕事を受注して収入を得られるようになるでしょう。

プログラミングの活用事例

プログラミングの勉強を将来の仕事に役立てるためにも、どのような活用事例があるのかチェックしておきましょう。ここではプログラミングによって実現できることや仕事内容を紹介します。

Webアプリケーションの開発

インターネット上で利用可能なアプリケーションである、Webアプリケーションの開発にプログラミングは活用されています。SNS、YouTubeに代表される動画共有サイト、ショッピングサイトなどはWeb系のプログラミング言語で作られており、私たちの生活にも非常に身近なものです。

ゲーム開発

スマホのゲーム、家庭用ゲーム、パソコンゲームなど、あらゆるゲームはプログラミングによって作られています。特に近年はスマートフォンが急速に普及したため、スマートフォン向けアプリゲーム開発は成長が著しい業界の1つです。Android向けかiOS向けかによっても、使用されるプログラミング言語が異なってきます。

AI分野

近年、注目が集まるAI分野にもプログラミングは活用されています。例えば今注目のAI分野の1つに自動車の自動運転がありますが、車の周囲の状況をリアルタイムでデータに変換して、加速したりブレーキをかけるといった一連の動作はすべてプログラミングで成り立っています。

ビッグデータの解析

顧客情報や商品情報などの蓄積された大量のデータのことを、ビッグデータと呼びます。現在では、企業が収益の柱の1つとするために、自社の保有するデータを外部に販売したり、市販されているデータを購入して商品開発や需要予測に活かす事例が増えています。今後も注目されているデータ解析の分野では、新卒で1,000万円を超えるケースもあるようです。

プログラミング初心者が学ぶべき言語

プログラミングを初めて学ぶ初心者はWebサイトを自分で作ることをおすすめします。

参考書やネットの情報を利用して1から作ることで体系的に知識を付けられるでしょう。Web系の言語は作ったものがすぐに見た目として反映されやすいので、初心者にとっておすすめの言語です。ここではWeb系の言語として3つを紹介します。

HTML&CSS

HTML&CSSはプログラミングの登竜門といっても良い言語です。動きのないWebサイトであれば、これらの言語だけで作ることができます。

HTMLで文字を形成し、CSSで装飾を加えてデザインしていくことになります。現在はWordPressなど、より便利なサイト構築のCMSがあるので、コーディング不要でWebサイト作成が可能になってきましたが、HTMLやCSSを使えると部分的な修正が可能なので無駄にはならない知識でしょう。

JavaScript

JavaScriptは、スクリプト言語と呼ばれており、Webサイト上の動きを加えるために必要です。

Androidのアプリケーション、銀行の基幹システム、WebサイトやWebサービスなど、名前を挙げるときりがない程のシステムに使用されています。クリックや文字入力などのユーザーの行動に応じて、ポップアップを出すなどWebサイトに動きを与えることができます。

実際に動きを確認しながらプログラミングを学習できるので、初心者でも楽しんでプログラミングを学べます。JavaScriptを学習する際は、同じくWebサイトを作成するのに用いられるHTMLやPHPと合わせて学習すると良いでしょう。

PHP

PHPは、Web系言語の中でもサーバーサイドの言語と呼ばれており、データベースへのアクセスが可能になります。

習得すれば、WebサイトやECサイトなどのショッピングサイトを作成することができます。また、Webサイトの作成にWordPressが用いられているケースは多く、PHPはWordPressで構成されたWebサイトをカスタマイズする上で必須の言語になります。

PHPを使いこなすことができれば、Webサイトを自分の好きなデザインに変更することも可能です。JavaScriptと同様にサイトに動きをつけられるプログラミング言語なので、初心者にとっては学習しやすい言語です。

プログラミングのスキルを身に付ける5つのステップ

プログラミングを効率よく身に付けるにはどうすればよいのでしょうか。ここではプログラミングのスキルを身に付ける5つのステップを紹介します。

1.作りたいものを決める

プログラミングの勉強に限らず、何か始めるときには目標を作ることが重要です。例えば、ダイエットを開始する際にもおいても、いつまでに何キロになると決めることによって計画的に進めることができます。

プログラミング言語で作成できるショッピングサイトなどを目標として作り始めてみましょう。ショッピングサイトの制作ではサイトのデザインだけでなく、ECサイトとしての機能など、様々な技術を学ぶことができます。

2.オンライン学習サービスで基礎知識をつける

プログラミング学習の挫折(ざせつ)率は9割と言われており、勉強を始めたての導入部分が非常に重要になります。なかでも勉強用の環境設定は特に断念しやすいポイントです。

初心者はそれらの環境づくりを必要としないオンライン上の学習サイトを利用しましょう。ゲーム感覚で勉強することができるサイトを使うことで、気軽にプログラミングを経験し、自分自身にプログラミングは楽しいものだと認識させることが重要です。

3.書籍を使って詳しく学ぶ

プログラミングに関する基礎知識をつけたところで、書籍を使ってプログラミングのやり方を身に付けていきましょう。書籍によってプログラミングの知識をより体系的に身につけることができます。書籍を眺めるだけでなく、実際に手を動かして作っていくことが重要になります。

4.実際にあるサイトを真似て作ってみる

実際にあるサイトを真似して作ること、これは写径と呼ばれているものですが、完成度の高い作品を真似することで効率よく実践的なスキルを身に付けられるでしょう。どうしてもわからないときは、構成されているコードを見ても良いですが、可能な限りデザインからコードを想像して作っていきましょう。また、コードを見た際には内容をコピーするのではなく自分で一語ずつ打ち込んでいくことで定着性の高い技術を身に付けられます。

5.自分でサービスを作る

自分でサービスを立ち上げることで、システム作りの全体像を理解することになります。実際にサーバーも用意して、管理・保守の領域についても知識をつけていきましょう。システムの外側だけではなく、内側といえるインフラの知識も必要なため、挫折しやすいポイントではありますが、作り終えたときにはかなりの実力を身に付けられるでしょう。

自分で作ったサービスは履歴書やポートフォリオに記載することができます。IT系企業の転職や、フリーランスで仕事を獲得する際に、自分でサービスを立ち上げた実績があると説得力を持ってプレゼンすることができます。

プログラミングの意味を正しく理解して学ぼう!

論理的な思考力、独立して働くための技術力など、プログラミングを身に付けることには多くのメリットがあります。効率的にプログラミング言語を身に付けるためにも、この記事の手順を参考にして学習を始めてみましょう。