プログラマーになりたい人必見！プログラミングを独学で覚える方法

この記事では、プログラミングを独学で覚える方法やポイント、独学の注意点などをご紹介します。また、プログラミングを独学で覚えるのにおすすめ書籍や学習サイトもご紹介しているので、合わせてご覧ください。

プログラミングを独学で覚えるメリット

プログラミングを独学で学ぶことについてメリットを3つご紹介します。プログラミングは継続して学び続ける必要があるため、独学で学ぶメリットはしっかりと把握して、どのように生かすか考えていくことが大切です。それでは実際にメリットについて見ていきましょう。

費用の負担を軽減できる

メリットとして最初に挙げられるのは費用です。プログラミングスクールに通う場合は約10万円～程度の受講料が掛かってしまいます。プログラミングを始めようと思った方の中には、会社に勤めている人もそうでない人もいるかと思います。どちらにしても10万という費用は決して安くはありません。

しかし、独学で学ぶ場合であれば、費用をかなり軽減することができます。参考にできる書籍を用意しつつ、さらにWebで情報収集すれば十分勉強することも可能です。まず最初に参考書を買ったとしても、1,000円～10,000円程度の費用で済みます。そこから、わからないことはネットで調べて自分のペースで学ぶことができれば、結果的にスクールに通うよりも費用は安くおさまります。

自分のペースで学習を進めることができる

自分のペースで勉強を進められることも独学で学ぶメリットの一つです。スクールなどは集中的に学ぶために、カリキュラムが決められています。そのため、学習は決まった速度で進めなければいけません。時間のやりくりが難しい方やペースにゆとりを持ちたい方には負担になってしまい、学習の継続が苦痛になってしまうこともあります。それでも自分でコツコツでも学習を続けられる方にとっては非常に効率的とも言えるでしょう。

自由に好きなことに挑戦できる

カリキュラムで進める必要がないということは、好きなプログラミング言語に挑戦できるというのもメリットになります。Webサイトやアプリなど、作りたいものがある方にとっては、それを目標に学習を進めることができるため、独学は向いていると言えるでしょう。

ただ、いざ本やwebをお手本に作ってみた時に、思ったように動かない場合もあります。前提条件の違いなど何かしらの原因が考えられますが、その場合に迅速に原因究明するためには相談できる人を作っておくことも大切です。

プログラミングを独学で覚える4つの勉強方法

では、実際にプログラミングを独学で覚える上で大事な4つの勉強方法について解説していきましょう。プログラミングの学習方法は多岐に渡り、本を読むという一般的な方法から、Web上のサービスやサイトを使用するなど、様々な方法があります。それぞれの学習方法の特徴と得れる知識を理解して、組み合わせてプログラミングの学習をしていくことがおすすめです。

1．書籍を読んで学習する

書籍を読んで学習をすることはプログラミングでも有効な学習方法です。しかも、プログラミングは近年に向けて人気が増加したため、初心者向けのプログラミング入門書からプロ向けの参考書まで多くの本が出版されています。そのため、プログラミングの学習に使える、解説書や参考書を簡単に手に入れることができ、基礎から実用的な技術に繋げる知識を得ることができます。

例えばインターネットの基礎情報の取得から始まり、最終的にはサンプルコードに則って、Webページやアプリを作ることができるようになるものもあります。また、書籍によっては一定のレベルに達している実際のプログラマーを参考にした知識を学ぶことができるものもあります。そのような書籍ごとの強みを生かし、自分のレベルに合ったものを選ぶのが一番おすすめです。もし、作りたいものがあるなら、その参考になるサンプルが記載されたものを選ぶのが良いでしょう。

ただ、その時に1点注意しなければいけないのが、書籍の発行日です。古い書籍のなどの場合、プログラムが同じように動かなかったりするなんてこともあります。

2．実践型の学習サイトを利用する

プログラミングは基礎的な知識を得たら、実践していくことが大事です。そのためには、プログラミングの実践型学習サイトを利用するのがおすすめです。得た知識を生かして動かすことができるので、効率的に構造を理解することができるのが特徴です。さらに、そのようなプログラミング学習サイトは、それぞれ各項目ごとに分かれているので、勉強もしやすいというメリットがあります。プログラミングは覚える量も膨大になるため、効率的に必要な知識を身に付けていくことは重要です。

また、ある程度慣れてきたらゲーム型の実践サイトもおすすめです。ゲーム感覚でプログラムの構造を学ぶことができます。「自分にも作れる」というモチベーションを保つためにも、実践型学習サイトを活用しながら覚えていきましょう。

3．動画学習サービスを利用する

実践型学習サイトは様々なものがありますが、特に動画を使ってプログラミングを学べるサービスがおすすめです。動画で学ぶ実践型学習サイトの強みは、わかりやすく、視覚から見て、手を動かして覚えることができる点です。プログラミングを知識だけで身に付けようとするのは非常に難しいです。そのため、しっかりと目で見て手を動かせる動画学習サイトは体も使うため身に付きやすく、おすすめの学習方法です。

さらに、動画教材は要点など覚えるべき場所を網羅して、圧縮した情報を教えてくれるため、プログラミングを身に付けていくのには非常に効率が良いです。特にプログラミング初心者の方は書籍を見て、とにかく全て網羅して勉強しようとする方もいます。しかし、学習にメリハリがないと途中で飽きてしまい、挫折してしまうことも考えられます。その点、動画学習サービスは要点がわかりやすく、圧縮された内容で覚えることができるため、初心者の方でも飽きてしまわず、続けやすいというメリットがあります。

4．セミナーに参加する

プログラミングのセミナーは勉強会、交流会など様々名前で開催されています。このようなセミナーは無料のものも多く、気軽に参加しやすいという特徴もあります。スクールほど拘束があるわけではないので、自由に学びたい人や決まった時間が取れない方にとっては、自分の都合で参加を決めれるのもメリットです。

また、もう一つ大きなメリットとしては人と情報交換ができることです。独学で勉強していると、壁にぶつかったときに1人で解決法を探るのに時間が掛かってしまうこともあります。その時、相談する相手がいるかは、プログラミング取得の難度を大きく左右します。独学の方はこのようなセミナーに参加して情報交換をしたり、アドバイスを仰げる相手を見つけるのも一つの手です。

プログラミングを独学で覚えるのにおすすめの本

実際にプログラミングを独学で学ぶ方に向けた書籍は多く発売されています。その中から、今回はプログラミングを始める方でも簡単に学ぶことができる本を厳選してご紹介します。初心者の方が学びやすいものを中心に選んだので参考書籍にぜひご検討ください。

『スラスラわかるHTML＆CSSのきほん』

「スラスラわかるHTML＆CSSのきほん」は名前から分かるように、サイト作りを目標にてHTMLとCSSを基礎から学べ、さらにWin/Mac対応の入門書です。最新HTML5.2に準拠しています。PCサイトはもちろん、スマホやタブレット端末にも対応したサイト作りを目指すことができます。作者が実在の現エンジニアなため、実際にプログラマーをしている方の考え方に則って、学習することができます。

初めてWeb制作を始める人にも、学び直したい人にも、わかりやすい丁寧な解説が充実しています。プログラミングを修得して、最終的にWeb制作をしたい方にもおすすめです。

また、第2版でソースコードもトレンドのものにアップデートしており、情報も新しくなっています。

『これからWebをはじめる人のHTML＆CSS,JavaScriptのきほんのきほん』

「これからWebをはじめる人のHTML＆CSS,JavaScriptのきほんのきほん」もWebサイトやWebアプリケーションのプログラミングを目標に、HTMLとCSS、JavaScriptの基本を学べる一冊です。

こちらはHTMLとCSS、JavaScriptの3つの技術を中心に、WebサイトやWebアプリケーションを様々な環境で動かせるようになることを目標としています。現在のWebを形作る基本を総合的に見て、Webサイトの設計・画面設計手法、コンテンツの作成方法などを解説しています。また、作った後の公開方法やメンテナンス方法なども合わせて解説しているので、長くプログラミングと付き合っていくために必要な知識が詰まっています。

これからWebサイトやアプリケーションなどのコンテンツを作ることを目指している方にはおすすめの一冊です。

『教養としてのプログラミング講座』

「教養としてのプログラミング講座」はプログラミングという分野はどのようなものか、ということを論理的に解説した本です。教養の範囲としてプログラマーの思考を習得することを目指し、元プログラマー・現代表取締役社長兼CEOがプログラミングについて解説します。

伝説的なプログラマーのジョブズやゲイツを例にして、プログラマーはどのようにして物を見て、世界を見るべきかプログラマーの心得を語っています。今までプログラミング、コンピューターなどの分野と遠かった方でもわかりやすく、かつ考え方をエンジニア思考に変えていける一冊です。

突然、難しい解説が並ぶ参考書は読むのが苦手という方には、論理から考えていく本もおすすめです。

『はじめて学ぶC言語プログラミング入門講座』

「はじめて学ぶC言語プログラミング入門講座」はC言語を中心とした、プログラミング初心者向けの入門書です。各章ごとにサンプルプログラムを用意しており、それを実際に動かし、読み解くことでプログラミングの取得を目指します。さらに、テーマごとにもサンプルが用意され、解説の読み込みと練習問題を章の終わりごとに繰り返すので、基礎の習得と実践的な技術を得ることができます。

C言語はコードを書いて動作させるコンパイル（変換）という工程が必要で、他言語より初心者には向きません。しかし、コンピュータが効率的に早く処理できるようになる言語なため、突き詰めれば中級以上の技術取得を目指せます。

この本はそんな中級以上のプログラマーをしっかりと目指したい人におすすめの一冊です。

プログラミングを独学で覚えるのにおすすめのサイト

プログラミングを基礎から学べるサイトは様々なものがあります。プログラミングを独学で覚える4つの勉強方法でも触れましたが、独学でプログラミングを覚えていくには、このような実践的なプログラミングサイトを活用することが重要です。実際にプログラムを動かす構造を理解し、身に付けていきましょう。ここではプログラミングを基礎から学べるサイトを厳選して3つご紹介します。

『ドットインストール』

「ドットインストール」は初心者向けプログラミング学習サイトで、3分動画で1テーマをマスターできるというのが大きな特徴です。主にサーバサイド言語、フロントエンド言語、データベースに対応しており、プログラミング初心者向けのプログラミングを学ぶことができます。また、学習の仕組みは大胆で、まずは大まかな仕組みを理解してもらえるように作られているめ、初心者の方でも気軽に始めることができます。

初級動画は無料で見放題なため、わからなかったところや復習したかった場所は繰り返し見ることができます。プログラミングがどんなものか、とりあえず簡単に始めてみたいという方におすすめです。

『Progate』

「Progate」はゲーム感覚で直感的に学べるプログラミング学習サイトです。主にHTML、CSS、JavaScriptはじめとする14の言語を学ぶことができるのも大きな特徴です。実践的なレッスンで楽しみながら作って学ぶため、使えるスキルが自然と身に付き、最終的には自分一人でも作れるようになるのを目指します。

また、ブラウザ上で、コードを書いて学習していくので、インストールも必要なく、気軽に始められるのも魅力です。さらに直感的なスライド学習なども取り入れ、初心者の方でもわかりやすい学習構成になっており、プログラミング知識の取得にも役立ちます。理解できる楽しさにもこだわっており、サイト全体に学ぶことを継続する楽しさを感じられる工夫があるのもポイントです。

このサイトは特に直感的に楽しみながらプログラミングを覚えていきたい方におすすめです。

また、実際にプログラミングの世界で夢を実現した方々のサクセスストーリーも紹介しています。目指すべき目標やイメージが作りやすいため、合わせて目を通しておくと良いでしょう。

『Schoo』

「Schoo」は無料で学べるオンライン動画学習サイトです。プログラミングのみならず、デザインや経営、英会話なども学ぶことができます。プログラミング分野ではRuby、JavaScriptをはじめとした様々な言語を始め、プログラミングのノウハウやアプリ開発の方法など様々な動画があります。実際のエンジニアにプログラミングノウハウをインタビューした動画なども豊富なので、参考になる情報も集まっています。

また、内容はプログラミング初心者向けのものから、中級以上のものまで様々な動画があり、豊富な動画の中から好きなものを選んで学べます。逆に言うと本当に初心者の方には選択肢が多すぎるので、ある程度の構造を理解して学びたいものが定まった時に利用するのがおすすめです。

または、他の様々なプログラミング知識を見てみたいと思う方にも向いているでしょう。

プログラミングを独学で覚える際の注意点

ここでは、プログラミングを独学で学ぶ時の注意点についてお伝えします。独学で学ぶということは、1人で学ぶことなので自分で問題を解決して学習ペースも管理しなければいけません。プログラミングを独学で覚えるにあたって、何が必要になるか見ていきましょう。

何をしたいのかを明確にする

プログラミングを学ぶ目的が明確であることはとても重要なことです。例えば「スマホアプリを作りたい」ことが目的なら、さらに、そのためにはスマホアプリに通ずる言語やノウハウを学ぶことが目的になります。そのためにはどんな参考書を買い、どんな学習方法で攻めるか…などプログラミング学習を組み立てていくことに繋がっていきます。そのため、目的を明確にすることは非常に重要なことなのです。

また、プログラミングは知識を身に付けるために膨大な時間を使います。めげずに学ぶ姿勢を保つためにも目的は定めておくのが良いでしょう。

継続的な学習時間を作る

独学で勉強するということは、自分で学習時間をやりくりしなければいけません。様々な生活環境の方がいるかと思いますが、必ず継続して学習時間を取ることを心掛けましょう。

例えば毎日1時間の勉強時間を決めるなど、生活リズムに組み込んでいきましょう。プログラミング学習は反復学習と継続が大事なので、長時間でまとめるより毎日決まった短時間の学習スケジュールをおすすめします。

分からないことを聞ける環境・人脈は必要

独学で学んでいると、どうしてもわからない問題が出てくるときがあります。そんなときに解決する方法は必ず考えておくべきです。わからない問題を自分だけで解決しようとすることは非効率的です。問題が発生したら、オンライン学習サービスでもセミナーでも、何かしらの方法でわからないことを聞ける環境や人脈は作っておくと良いでしょう。尋ねる相手がいるだけで、プログラミング学習がスムーズになります。

予想外のエラーは必ずと言っていいほど発生する

プログラミングの独学で必ずぶつかるのが「エラー」です。本やweb記事に書いてある参考資料通りにやっても上手くプログラムが動かないというのは、プログラミングでは何度もぶつかります。

様々な理由が考えられますが、ほとんどが前提条件（言語のバージョンや開発環境、プラグインやAPIのバージョンなど）の違いによって起きています。もしくは言語のサービス内容の変更がある場合もあるので、前提条件やバージョンの違いには留意しておきましょう。

独学が難しい場合はスクールに通おう

プログラミングを独学で学んでみて独学が難しいと感じた方や、集中的にプログラミングを学びたいと思った場合はスクールに通うことをおすすめします。

 

プログラミングスクールがおすすめな理由

プログラミングスクールがおすすめの点は、

「継続できる環境を作れる。」

「期限を決めて学ぶことができる。」

「転職保証をしてくれる可能性もある」

という3つです。

上記2つは独学で学ぶ場合、自己管理の難しい部分になってきますが、プログラミングスクールなら、そのような管理もしてくれます。また、転職保証は独学で学ぶ場合は難しいものなので、プログラミングの知識を得た後に転職を考えている方には非常に大きなメリットになる場合もあります。

 

【継続できる環境を作れる。】

プログラミングスクールは決まった時間に、決まった場所に行って勉強することになるため、独学と比べて継続しやすい環境作りをすることができます。独学ではどうしてもサボりがちになってしまった方も、プログラミングスクールで勉強する環境をしっかりと作ることで、集中することができます。また、学習カリキュラムも定まっているので、学ぶべき優先順位に悩まされることもありません。継続していける環境や時間作りはプログラミング学習にとって大切なので、この点プログラミングスクールはメリットが大きいと言えます。

 

【期限を決めて学ぶことができる】

プログラミングスクールは基本的に一連のカリキュラムに一定の期間が掛かりますが、必ず決まった日までに到達する目標が予め決まっています。そのため、独学だとなんとなくで決めていた目標期間を、スクールでは明確にして学ぶことができます。期間が決まることで、しっかりと目標の日までにやらなければいけないと自分を鼓舞しながら進めることができるので、目標の達成もしやすくなります。

さらに、もし、転職時期や試験、何かの開発の時期などが決まっているなら、その後のスケジュールの組み立てもしやすくなります。真剣に期間を決めて取得を目指すなら、プログラミングスクールはその点、管理しやすいためおすすめです。

 

【転職保証をしてくれる可能性もある】

プログラミングを学びたいと考え、勉強を始める方の中には技術をを身に付け、プログラマーなどの職に転職を考えている方も多くいらっしゃるかと思います。しかし、転職というのは手間も掛かる上、自分の力だけでは伝手や求人がなかなか見つからない場合も多々あります。現在、全く別の業界で働いているなら尚更難しいことです。

しかし、プログラミングスクールに通えば転職先を探せる可能性もあります。スクールによっては就職プログラムや転職保証をしてくれるところがあるためです。

独学でプログラミングの基礎を固めよう

プログラミングを独学で覚え、プログラマーになりたい人に学習方法やポイントをご紹介してきました。プログラミングは覚える知識量も実践のトライ＆エラーも多いので、一人で学んでいくのはある程度、やりきる覚悟と実行力が必要です。
まずは目的を明確にし、基礎知識をしっかりと勉強したら、実践するというルーティンも怠らず、積極的に行動に移しましょう。参考書籍や実践型学習サイトなども活用しつつ、効率的にプログラミングを学習できる環境作りと管理も行いましょう。また、相談できるセミナーやオンラインサイトなども探して、しっかりと疑問を解決できるようにしておくことも大切です。

また、どうしても勉強の管理や環境作りが難しいなら、プログラミングスクールの受講も検討してください。しっかりとカリキュラムに則って、プログラミング学習を進めることができるので効率的です。ご自分の合っている学習方法で、ぜひプログラミングを始めてみてください。