- 1. そもそもMOSとはどんな資格?
- 1. MOS検定の試験内容や出題範囲
- 2. MOS検定を受けるメリット
- 1. Officeを使った事務作業が効率化できる
- 2. 転職時のアピールポイントになる
- 3. MOS検定の試験を突破するための勉強方法
- 1. 受験する科目を決める
- 2. 自分のパソコンにOffice製品をインストールしよう
- 3. 書籍を購入し、パソコンで実行しながら読み進めていこう
- 4. MOS資格取得支援をしているスクールに通う
- 4. MOS検定を受ける時には独学とスクールのどちらが良いか
- 1. 資格取得のスクールに通う方が確実性は高い
- 2. パソコンやOfficeに慣れている人は独学がおすすめ
- 5. MOS検定の概要を理解したら次は挑戦!
- 6. MOS試験の勉強がしたい!と思った方は、ヒューマンアカデミーの無料カウンセリングで相談してみませんか?
MOS検定とはWordやExcelなど、ビジネスに求められるスキルの有無を証明する資格といえます。では、MOS検定によって得られるスキルやメリットとはどのようなものでしょうか。また、MOS試験の試験対策としてはどのような勉強方法があるのでしょうか。
今回は、MOS検定について、概要や勉強方法等について解説します。
そもそもMOSとはどんな資格?
「MOS」とは、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)の頭文字を取ったものです。ExcelやWordをはじめとするパソコンソフト「マイクロソフト オフィス(Microsoft Office)」製品のメーカーであるマイクロソフトが、ソフトの利用スキルの一定水準を満たしていることを認定する資格です。
スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)の2種類が存在しています。全体的な合格率は80~90%と言われており、資格としての難易度は比較的低めだと言えるでしょう。
就職に有利となる資格のひとつであり、事務職を希望する累計400万人以上が受験する一般事務、会計経理業務全般に不可欠なパソコンスキルです。簿記やTOEIC、秘書技能検定と並ぶほどの代表的な資格です。
MOS検定の試験内容や出題範囲
MOS検定には「全国一斉試験」と「随時試験」の二つがあり、それぞれによって試験実施日時が異なっています。
受験料や試験内容、合格認定証は全く同じです。では、MOS検定の科目にはどのようなものがあるのでしょうか?ここではMOS検定の科目ごとの試験内容や出題範囲を紹介します。
試験科目 | バージョン | |
一般レベル | 上級レベル | |
Word ワード(文書作成ソフト) |
Word 365&2019 | |
Word 2016 | Word 2016 エキスパート | |
Word 2013 | Word 2013 エキスパート Part1(※) Word 2013 エキスパート Part2(※) |
|
Excel エクセル(表計算ソフト) |
Excel 365&2019 | |
Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート | |
Excel 2013 | Excel 2013 エキスパート Part1(※) Excel 2013 エキスパート Part2(※) |
|
PowerPoint パワーポイント(プレゼンテーション ソフト) |
PowerPoint 365&2019 | |
PowerPoint 2016 | ||
PowerPoint 2013 | ||
Access アクセス(データベース管理ソフト |
Access 2016 | |
Access 2013 | ||
Outlook アウトルック(電子メール・情報管理ソフト) |
Outlook 2016 | |
Outlook 2013 |
※MOS 2013 エキスパートレベルはPart1、Part2の2科目に合格すると認定証が発行されます。
【レベルについて】
試験科目 | スペシャリストレベル(一般) | エキスパートレベル(上級) |
Word (ワード) 文書作成ソフト |
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 | スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方 |
Excel (エクセル) 表計算ソフト |
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 | ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方 |
※MOS公式サイトから引用
・Word
スペシャリストレベルの出題範囲は、文書作成・文書装飾・表作成・グラフィックの挿入など基本的な操作です。若い人は学生時代から利用することも多い操作であるため、問題なく受験できる方も多いでしょう。
エキスパートレベルになると、文章の校閲や高度な書式設定・コメント機能など、単純な書類作成では使用する頻度の少ない機能も駆使しなければなりません。より深い学習が必要となるでしょう。
・Excel
スペシャリストレベルの出題範囲は、テーブルやグラフの作成や編集、基本的な関数の使用などです。難易度は一般レベルであるため、業務でエクセルを使用する人であれば、すでにスキルを習得している場合も多いと考えられます。
エキスパートレベルになると、複数のデータ管理や高度な関数、より高度な機能を駆使したグラフの作成など、効率的なアプリケーションの使用が求められます。合格のためには、普段からエクセルを使いこなしている必要があるでしょう。
・PowerPoint
PowerPointの出題範囲は、プレゼンテーションの作成、テキストや図形の挿入、グラフの挿入、アニメーションの適用などです。基本的な操作とはいえ、ワードやエクセルに比べると特殊な操作が多いため、これまで一度もPowerPointを触ったことがない状態での合格は難しいでしょう。
・Access
Accessの出題範囲は、データベースの作成や管理、テーブルの作成、クエリやフォームの作成などです。Accessは日常生活で使うことが少なく、ほとんど知識のない方も多いでしょう。そのため、MOSのなかでもっとも難しい試験と言われることもあります。
・Outlook
Outlookの出題範囲は、環境管理、メッセージの管理、スケジュールの管理などです。基礎的な内容が多く占めるため、難易度は決して高くありません。メーラーとしてOutlookの利用を検討している方にはおすすめです。
MOS検定を受けるメリット
事務職経験のある人に対して「Excel・Word・PowerPointで苦労したことがあるか」のアンケート調査を行うと、上記のような結果になりました。86.4%の人が「苦労したことがある」と回答しており、事務職の業務におけるOfficeのスキルの重要性を表しています。
ここからは、MOS検定を受けるメリットについて、詳しく説明します。
Officeを使った事務作業が効率化できる
MOS検定を受けることで、作業時間を短縮させるスキルを身につけることができます。
WordやExcelを自己流で操作していると、適切な機能を使えずに「遠回り」することがあります。しかし、MOS資格の勉強をすることで、作業時間を短縮させる方法を身につけることができ、大きなスキルアップにつながるでしょう。
また、MOS資格の試験では、各アプリケーションの持つ機能一つ一つを理解し、操作できるかが問われます。バージョン2013の試験からは、一般企業における資料作成業務などの流れに沿った形式で出題されます。つまり、資格取得に向けて勉強していく過程で自然と実務に役立つ技能を習得し、実用性を身につけることが可能なのです。
転職時のアピールポイントになる
就職・転職時にMOS資格を所持していることを履歴書に記載しておくことで、書類選考や面接の際にアピールできます。
たとえ自分がパソコンスキルを持っていたとしても、それを証明するのは難しいことです。しかし、パソコン資格であるMOS資格を取得することで、パソコンスキルのうち、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品の利用スキルを客観的に、かつ簡単に証明できます。
MOS検定の試験を突破するための勉強方法
MOSの合格率は約7割と言われており、独学で合格する方も大勢います。しかし、勉強方法を間違えると途中で挫折してしまったり、試験で失敗したりしてしまいます。
ここでは独学で効率よく勉強するための勉強方法を紹介します。
受験する科目を決める
先ほどお伝えしたように、MOS検定には 「 Word 」 「 Excel 」 「 PowerPoint 」 「 Access 」 「 Outlook 」 の5つの科目があり、この中から選んで受験することになります。
実務での評価や実用性を考えると、基本的にはExcelだけでも十分といわれています。余力があるのであれば、WordやPowerPointも取得しておくと良いでしょう。
自分のパソコンにOffice製品をインストールしよう
インターネットや書籍だけの学習では、MOS検定に関する知識を身につけることは大変です。よって、実際に手を動かしながら学習する方法がおすすめです。実際にOfficeソフトを操作しながら学習を進めましょう。
覚えたことを実行することで、学んだことが記憶に定着しやすくなります。勉強を始める際にはまず自分のパソコンにOffice製品をインストールしておきましょう。
書籍を購入し、パソコンで実行しながら読み進めていこう
スクールに通わない場合の勉強方法としては、書籍での学習がおすすめです。
その際「よくわかるマスター MOS 対策テキスト&問題集(FOM出版)」がおすすめです。この書籍には模擬試験がついているため、MOS検定を受験する一週間前に解くことで合格率を上げることができるでしょう。
MOS資格取得支援をしているスクールに通う
独学が難しい人はスクールに通って、MOS検定に必要な知識を習得することも方法の1つです。
Winスクールではビデオやオンデマンド教材を使用しない「完全個人レッスン」を実施しており、多くの人が一回目の試験で合格しているようです。
MOS検定を受ける時には独学とスクールのどちらが良いか
資格取得のスクールに通う方が確実性は高い
1回の受験で合格するにはスクールで要領よく覚えることがおすすめです。スクールに通うことのメリットは、学習中にわからないポイントが出てきた際に講師に相談できることです。ヒューマンアカデミーでは専用のオンライン学習プラットフォーム上で講師の質問サポートを受けることができます。
パソコンやOfficeに慣れている人は独学がおすすめ
ある程度パソコンやOfficeを使い慣れている方であれば、独学でも試験に合格することが十分可能ですが、学習する中で、パソコンの基本操作や専門用語などの、多くの疑問を自力で解決する必要があります。
基本的なパソコンの知識をある程度は必要とされるでしょう。そのため、独学はパソコンの専門用語や基本操作について、問題が無い方におすすめの勉強法です。
MOS検定の概要を理解したら次は挑戦!
MOS検定は自分の実力を客観的に示す道具として有効です。就職・転職活動の面接で「WordやExcelが得意です」と言っても企業側には、なかなか伝わりません。
資格取得の利点はあなたのスキルをしっかりアピールすることができることです。また、資格取得の勉強を通して知識を身につけて、自分に自信をつけることにも繋がるでしょう。あらゆる仕事で必要になるスキルを身につけて、就職に活かしましょう。
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