目次
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  1. 1. プログラマーとは
  2. 2. プログラマーの習慣
  3. 3. プログラマーの仕事に対する価値観
  4. 4. プログラマーはAIやIoTの最新技術をこう捉えている

プログラマーとは

ウィキペディアによるとプログラマーとは「コンピューターのプログラムを作成する人全般を指す」と表記されています。プログラマーのライフスタイルを生活様式のみにとどまらず、人生観・価値観・習慣などを含めた個人の生き方と捉えるならば、それはまさに十人十色。そこでベテラン、若手問わずIT業界の最前線で活躍する人たちのリアルな言葉を交えながら、プログラマーの実像に迫ります。

プログラマーの習慣

IT業界は日進月歩。刻一刻と進化する時代の変化に対応するためには、常にアンテナを張り巡らせて最新の情報を収集する必要があります。プログラマーの多くは国内外問わず膨大な量の優良サイトをRSSに登録して、毎朝チェックすることを日課にしています。

 

書籍や雑誌から情報を得る場合もあり、今回、話を訊いたベテランプログラマーの場合は、コンピューター関連の老舗出版社・技術評論社から出ている『WEB+DB PRESS』や『Software Design』などの電子書籍を購読しています。また、「違う言語を使いたい」「開発可能な領域を広げたい」といった理由で、学校に通う人が確実に増えてきているようです。なかでも最近増えているオンライン講座は、ひとつの選択肢として脚光を浴びています。

プログラマーの仕事に対する価値観

プログラミングの様子

プログラマーになった経緯は人それぞれで、ゲーム好きが高じてという人もいれば、遊び半分でやっていたらどんどん楽しくなってきた人もいたりと、実にさまざま。仕事の取り組み方にしても、あくまで仕事と割り切って休日はまったくパソコンに触れないプログラマーもいれば、趣味を仕事にしたようなプログラマーもいます。おのずと、仕事に対する価値観は個々でまったく異なります。

 

「プログラマーの仕事は調べる能力さえあれば誰にでもできますよ。但し、調べる能力を身につけるには、慣れるまで繰り返し行うことが必要です。プログラミングはだいたい前例と似ていることが多いです。僕の場合は1年目に死にものぐるいで働いて、毎日頭をフル回転させながらいろいろ詰め込んでいました。当時は新しいことがどんどんできるのが楽しかったです」(若手プログラマーA氏)。

 

「仕事という意識はあります。最終的にそれは自分のためにやってる部分もあればお客さんのためを思っている部分もある。一番は使う人、エンドユーザーの気持ちをどれだけ考えられるか。だからクライアントの要望がエンドユーザーにとってのメリットなのか、しっかり考えるようにはしてます。クライアントにとっても事業的な売上げや、それ以外のことを考えたうえでの要望だと思うので、そのうまい落としどころを見つけるのが大事です」(ベテランプログラマー)

 

「プログラムは仕事ではなくて、趣味ですね。よく、趣味を仕事にするみたいな言い方ありますけど、仕事を趣味に引き入れてる感じはありますね。これ面白くないなと思ったらプログラム言語を別のやつにして、それの勉強を兼ねてプロダクトを作るみたいな。あと、プログラマーには目の前に立ちはだかる問題を解決するというのが大前提にあって、それを実現するためにプログラムを書く。そういう習性があります」(若手プログラマーB氏)

プログラマーはAIやIoTの最新技術をこう捉えている

プログラミングの様子

ここ数年、AIやIoTが最新の技術として持てはやされるようになり、企業の規模に関係なく導入されています。「モノのインターネット」と訳されているIoTもスマートスピーカーの台頭によりますます身近なものとなり、ロボット掃除機との連携は次世代を予感させてくれます。それらの新技術はプログラマーの未来にも密接に関わってくるわけですが、彼らはきわめてクールに次世代を捉えています。

 

「AIが今後、社会でどう使われて、何が置き換わるかという部分でいろんな話が上っていますけど、僕らの職種がそれで消え去る気はしてなくて。うまく活用できる、ツールのひとつとして広まっていくのかなと思います。ただ、AIありきじゃなくて、人々が生活や仕事のうえで不満に思っていること改善するためのツールのひとつとしてAIがハマる可能性がある。僕たちが会社の一員として考えなくちゃいけないのは、世の中をどう変えていくか。その変える部分をよく考えなきゃいけない。技術ありきではないと思う。人に、社会に根差してないと。だからAI使っているからと飛びつくことはあまりないですね。」(ベテランプログラマー)

 

「IotとAIとB to Bネットワークとブロックチェーンが組み合わさって、将来的にはその方がコアになるのではないかと思っています。もう、避けられない。とてつもなくスケールの大きい世界なので入り込めるようにキャッチアップしようと思っています」(若手プログラマーB氏)