セミナー概要

11月に始まる待望の「STORYJEL365」と「atelier NOVEL」がコラボレーションしたネイルサロンアート講座。
10月最後のセミナーでは、この秋冬のトレンドネイルについての対談と、望月先生によるニュアンスアートのデモンストレーションを行っていただきました。

<対談>
「暗めカラー」が今年っぽい!

参加者

秋のトレンドネイルについてですが、青木先生注目のカラーは?

青木

先日発売された、STORYJELの望月先生プロデュースカラー第2弾が、とても可愛くて秋冬にぴったりです。今季のファッションの流行カラーとも同じで、まさに予知者(笑)。

望月

第2弾は秋冬に使いやすい暗めのお色味で、講座の教材に含まれています。第1弾も引き続き人気で、濃い目のグレージュやブラウン系、こげ茶のシアーで赤みのあるカラーなどを、くすんだパープルと重ねると秋らしくなります。

青木

教材にはNOVELのパーツもたくさん含まれていますよね?

望月

はい。20種類含まれます。フラットなデザインのアートにNOVELの箔を埋め込んだり、ミラーで立体を作りシアーブラウンを重ねると、ぐっと秋の雰囲気になります。

参加者

青木先生はいかがですか?

青木

べっ甲はもう定番ですが、赤みや黄色みが毎年変わり、やり方も変わってきていますよね。たとえば、170Sのオレンジっぽいブラウンを去年は多用していましたが、今年は、望月先生の深みのあるブラウンの216Sを使っています。

望月

私も秋の定番では170Sと216Sをよく使用します。また、ベージュのくすんだカラー239Sをメインアートのサブで入れると上品にまとまります。今日は、下のほうに234GPを忍ばせ、ほんのりとアートをし、上にシアーカラーの170Sをのせていきます。表面はつるっとしていますが、透け感と奥行き感が出せる初心者向けのアートです。

デモンストレーション

<使用するカラー>

  • 234GP
  • 216S
  • 170S

望月

この3色を使用し、教材に含まれる新商品の特徴的な箔をポイントに入れます。

望月

まず1色目のカラー、234GP(グリッターパール)。グリッターとパールの中間のラメで深みのある色味です。オーバルブラシを使用し、全面的に塗布します。深い色味で秋にぴったり。ワンカラーだけでも存在感があります。LEDライトで10秒程度、仮硬化を。ここからアートを重ねていきます。

望月

続いて未発売のラミナシリーズ。柔らかい箔でハリがあってシワっぽくありません。指やツイザーで簡単にちぎれる素材です。こちらをポイントに3カ所程度においていきます。ショートのお爪の場合は、2カ所程度に。

Point!

望月

均等な大きさで置くと整いすぎてしまいます。ニュアンスアートは、不揃いにすることで可愛くなりますよ。メインを1つと、小さく2つを置きます。
この状態で、ツイザーの先端で押していただくと未硬化ジェルの上にピタッぴたっとくっつきます。心配ならミキシングをはさんでもOK。

望月

次に第1弾のこげ茶のシアー216Sを、マルチラウンドブラシで箔に重ねていきます。毛丈があり先端が細いので、ラメを絡めて取る時や。ポイントのアートに使えるブラシです。ブラシの先端にたっぷり取り、まわりを囲っていくと、レオパード柄を崩した感じに。きれいにレオパード柄を書こうと思わないで大丈夫。箔を置いていないところにも少し色を置いて、仮硬化をLEDで10秒程度。きつくなりがちなレオパードですが、やわらかい印象に仕上がります。

Point!

望月

続いて170Sを重ねます。オーバルブラシに持ち替え、全体的に塗布します。お好みで柄のところや、半分だけでも良いです。シアーのカラーなので、下の柄がすーっと浮き出て透ける感じに。
柄の重心を右側に持ってきたので、左に行くにつれて薄く、縦のグラデーションにしました。ラミナのシャンパンゴールドの箔が透けるところがアクセントになります。

望月

最後に、STORYJELのトップジェルを全体的にのせていきます。厚みを出さず、奥行き感が出せるアートです。少し待つと、このようにきれいにレベリングできます。フォルムができたら完全硬化。LEDですと30秒 仕上げにSTORYJELのクレンザーをコットンにふくませて拭き取ります。このように、話しながらでも短時間でできるデザインなので、初めてニュアンスアートをする方におすすめです。

<サンプルの説明>

  • 左から2つ目は、プロデュース第二弾の239Sを使用したもの。
  • 右から2つ目は、シャリスグリッターと219Sを使ったもの。第一弾のグレージュにミキシングし、根元にダズルミラーシャンパンをつかい、デザインをしめています。

先生より講座のご説明

<ネイルサロンベーシックとは? by青木かおる>

ネイリスト技能検定とはまた違い、必要なことを凝縮し、さらにサロンワークでの症例とその原因、対処法を学ぶネイルサロンベーシック。
初心者の方にもわかるよう、たとえ話を交えながら言葉を選びながら進めていきますのでご安心ください。
ジェルアートの基本は、まずベースをきれいに塗ることやプレパレーション。
さまざまな爪に応じて土台を整えること、ワンカラーがきれいに塗れること、それからサロンでは必ず求められる、爪を痛ませずジェルオフをする方法など、基本から正しく美しくできることを学んでいくカリキュラムです。

<ニュアンスアートコースとは? by望月美沙>

感覚でやってしまいがちなニュアンスアートを、理論的に学ぶ講座です。
どうすれば時短でより凝ったデザインにすることができるか、ブラシワークから、色やデザインの配置、厚みを出すことなく奥行きを出す技法など、細かなアートをひとつひとつお伝えします。
また、私の経験を通して、どうすればお客様に喜んでいただけるか、実践的なサロンワークも含めて学んでいただける講座です。

<クリエティブアートコースとは by青木かおる>

アートの基本から応用までを学ぶ講座です。今は、動画でさまざまなアートを見られますが、見よう見まねでは、似て非なるものになってしまいます。
見ただけでは、単純に分解できないデザインの法則をお伝えしたいと思います。
毎年流行も変わりますが、まず黄金ルールのデザインを学び、そこにトレンドを含めていく。
そのデザインソースをどこから持ってくるのか、また、友達やお客様にそれぞれの好みに合うデザインを提案するのに必要な、「観察する力」までお話できればと思います。

Question & Answer

Q

講座は秋のトレンドアートが中心ですか?

望月

特に季節限定ではなく、オールシーズンで応用がきくアートをお伝えします。色の組み合わせで雰囲気も変わります。冬でも夏でも春でも、アレンジ次第でデザインができる方法を学ぶ内容です。

Q

箔を乗せる時に、エクステンションジェルではなくミキシングジェルを挟む理由は?

望月

ミキシングジェルはさらっとしたテクスチャなので、薄く塗布できるという特徴があり、また奥行き感も出せます。エクステンションジェルは硬い質感なので厚みが出ます。それぞれのクリアジェルの特性もカリキュラムでご説明いたします。

Q

トレンドの取り入れ方を学べますか?

青木

クリエイティブアートコースでは、最新のトレンドも盛り込みつつ、さまざまなデザインに応用できるアートの基礎知識をお伝えします。

Q

新しいデザインを学ぶごとに、カラーやパーツを買い揃える必要は?

青木

その必要はありません。教材には、アートで何度も使うカラーや、組み合わせを変えてアレンジできるものを選んでいますのでご安心ください。

望月

Novelのパーツも20種あり、さまざまなサブアートにも生かせるパーツです。講座終了後も、サロンでじゅうぶん活用できるラインナッップです。

Q

講座では仕上がりも先生に見てもらえるますか?

ヒューマンアカデミー

大丈夫です。授業では、まず先生のデモを見ていただきます。実習では各ブライクアウトルームで先生に見てもらうという流れになります。

青木

また、生徒さんの理解度に合わせ、授業を進めていこうと思っています。

Q

授業の後でも、動画を見られますか?

ヒューマンアカデミー

毎回録画しますので、復習したい方、欠席された方のためにイーラーニングでご視聴できます。

講座限定!
非売品の特製オリジナルテキストについて

<ベーシックコース>
・ ネイリストとしての20年超の経験を詰め込んだ一冊。施術の構えから、さまざまな爪の症例に対応するハウツーを凝縮しています。(青木かおる)

<クリエイティブアート>
・ デザインの理論やお客様の人物像に合わせたサンプルの作り方まで、細かく紹介します。生徒さんご自身が、講座で得た情報をまとめるページもあり、教科書を開けば、いつでもデザインを起こせる構成です。(青木かおる)

<ニュアンスアート>
・ 感覚でやると失敗してしまうニュアンスアート。きれいに仕上がるポイントや法則や配置のバランスやブラシの角度など、口頭だけでは伝えにくいところを図解とともに詳細にまとめた一冊です。(望月美沙)

<その他の教材について>
・ atelier NOVELのパーツをミラーやパウダーやチェーン、フレーク、ストーンなど20種(新商品も含む)。
・ 望月先生と青木先生で厳選した、講座後も必ず生かせるカラーをご用意。
・ カリキュラムように開発されたオリジナルブラシ。

先生よりメッセージ

青木

<青木かおる先生よりメッセージ>
私はこれまで、まったく初心者の子をからスクールで教え、自分のサロンで雇用するところまでをサロン経営とともに行ってきましたが、それだけでは足りないと思うことがあります。
検定を取得することは自信にはつながりますが、料理人の方が、調理師免許とってすぐに厨房を任せてもらえるわけではありませんよね。
現場では何が求められるかは、検定とはまた別。
本当に生きたもの、生かせる技術を集約したいと考え抜いたカリキュラムです。これから先、何かサロンでつまずいた時に、必ず役立つ講座です。

望月

<望月美沙先生よりメッセージ>
資格は持っているし学校にも通っていたけれど、なかなか生かせずにサロンワークから退いて行ってしまうという方もいると思います。
そうなってしまわないように、より実践的な技術や、ニュアンスアートの基礎的なことからお伝えします。
カリキュラム修了後は、きっと自信を持ってアートが楽しい! サロンでお客様に施術するのが楽しみ! と実感していただけるかと思います。

ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。