セミナー概要
11月にスタートする「STORYJEL365」と「atelier NOVEL」がコラボレーションしたネイルサロンアート講座。
今回のセミナーでは秋冬ネイルについてのお話と、青木先生によるデモンストレーションを行っていただきました。
〜「ネイルサロンベーシック」講座〜
青木かおる先生
サロンでは、お客様の爪を初見で判断する力、対応する力が求められます。初心者の方から、検定を取得したけれど学び直したいという方、これからサロンを開業したい方まで、即戦力になる内容に。基本的なサロンワークから、サロンで想定されるクセのある爪のケアや施術法まで、ジェルネイル検定よりマニアックなカリキュラムです。
あらゆることに対処でき、高単価をいただけるスペシャルな技術を持ったネイリストさんになってもらえる技術をお伝えします。
〜「クリエイティブアート」講座〜
青木かおる先生
デザインの起こし方からトレンドの取り入れ方、またそれをどうモチーフとして描くかなど、デザインに特化し学ぶコースです。それぞれの指にほどこすデザインや、お客様からの見え方、爪の長さに合わせたバランスの取り方など、クリエイティブアートの法則とテクニックを習得できます。 色彩学からデザインの起こし方、どんな筆をどんな角度で使用するのか、必要な技術を学び、自分だけのクリエイティブなデザインを生み出すことを目指します。
〜「ニュアンスアート」講座〜
望月美沙先生
ブラシワークや色の組み合わせ方、またニュアンス独特の奥行き感の出し方などを理論的に学びます。さらに、atelier NOVELのパーツの使い方や、イクステンションジェルをもちいた立体アートまで、時短でも凝ったデザインに仕上がる方法など、私自身が、何度も壁にぶつかった経験から、そこで見つけた良い方法をお伝えしていきます。
＜対談＞
今年の秋冬のキーワードはべっ甲とアニマル
秋冬の定番と言えば、やはりべっ甲ですか？
べっ甲といえばマーブルでしたが、そこからだんだん変化し、今は奥行き感を演出するものが増えてきましたね。
単純なデザインより、べっ甲レオパードのような少し崩したクールな印象のものが私のサロンでは人気です。
アニマル系ですね？
そう。パイソンやクロコも人気です。（アニマル感が）強くなり過ぎないよう半分だけパイソンのバイカラーにしたり、ポイントや先端、またニュアンスの中にさりげなく入れると、おしゃれな印象になります。
私がいる場所は東北なので、強いアニマル系は少しお客様も度胸がいるのかも（笑）。今年は、色味のトーンを抑えた取り入れやすいものを狙って作っています。
秋と冬はどんなカラーがおすすめですか？
秋は、ゴールドと濃い目のくすみカラーを組み合わせ。冬はグレージュやシルバーを取り入れて季節感を出しています。
私のほうは、秋から冬にかけてはボルドーと白が出ますね。12月は、氷や雪を連想させる白グラデーションが人気です。
望月先生のNOVELのパーツで秋冬によく出るものは？
今、とても売れているのはシャリスグリッター（教材に含む）。ブラウンの細かなパウダーが入ったグリッターで、くすみのカラージェルと混ぜても良いし、アートの上に散らしても良いです。クリアと混ぜる時は、アートの中に少し散らす感じで、ワンポイントの時はミキシングジェルに混ぜて、またシアーカラーと混ぜる時は全体的に塗布するなど、使い分けをしていただけます。講座ではインスタグラムやライブで伝えきれないパーツの使い方もご説明していきます。
こちらは、オールシーズン使える新色カラーです。これにNOVELのパーツがあれば、簡単にニュアンスを作っていただけると思います。
青木かおるデモンストレーション
今日は、こちらのアートをご紹介します。
去年のべっ甲アートは、ラテアートのようなふぉわっとしたものが多かったですが今年はレオパードっぽいデザインで作ってみたいと思います。
使用するアイテム
- STORYJEL 202S
- STORYJEL 216S（望月先生プロデュース）
- STORYJEL 232 S （後藤先生プロデュース）
- STORYJEL 226G（青木先生プロデュース）
- STORYJEL 170S
Point!
ベースジェルを塗って硬化したら、まず、茶色のカラーをオーバルブラシの丸みの形状を生かしてランダムにのせていきます。規則正しくやると可愛くなくなるので、不規則な形のいびつさを生かします。
LEDライトで３秒ほど仮硬化したら、じゃんじゃん色を重ねます。まずは232S。茶色にも赤みや黄色み、黒みの違いがあるので、秋は色んなブラウンを使いますよね？
そうですね。私も170Sとプロデュースカラーの216、217、シアーの78Sを重ねて使用します。
続いて170Sのオレンジ色っぽいブラウンを部分的にのせ、いったん硬化したら、202Sをクリアの隙間にかぶせます。白っぽくくもったらグレーをオン。ややマットな不透明な感じに変わるので、ここで全部かぶせます。
Point!
続いて上からブラウンをのせていきます。最初に塗ったブラウンにどんどんレイヤーしていく感じです。茶色の色の違いがわかるように、何箇所かずらして重ねていき、いったんここでまた硬化します。
私にしては、珍しく硬化回数が多いアートですが、その分少しずつ進められるので初心者にもおすすめです。モスグリーン系でも抹茶ラテみたいで良いかもしれません。
おいしそうですね（笑）
続いて202Sを、残しておいた隙間に重ねます。不透明なところと透明のところの層ができたら、一番オモテの柄を作ります。
小さな点々を足して、柄が決まったらLEDライトで30秒完全硬化し、トップジェルを塗ります
Point!
最後はプロデュースさせていただいたシャンパンカラーの226Gをショートライナーブラシで取ります。粘度があるのでストレスポイントあたりにぐっと着地し、囲みを入れて30秒完全硬化。ミラーパウダーを塗り余分なパウダーを拭いて、完成です！
ワンポイント入るだけですごくデザインがしまって、凝った額縁のイメージになりますね。
流行りのアートが加わりより今年らしいデザインになりました。サロンに何年も通っていただいている方には、毎年同じべっ甲だと、ネタがないの？ と思われてしまうので、その年らしいデザインを提案できるネイリストさんを目指しましょう。
Question & Answer
くすみの中でも、濃い目の色味を使うと秋冬っぽくなりますし、逆に明るいと春夏に使用できます。組み合わせや濃淡に出し方を学ぶことで、いろんな季節のアートがデザインできるかと思います。
夏はオーロラのフレークが透き通るようなキラキラしたデザイン。冬はアニマル柄や濃い目カラーやマットな質感のものが人気です。
クリエイティブコースでは、流行や定番のモチーフの見つけ方と、その表現方法を学んでいきます。バラそのものの描き方というより、「モチーフの書き下ろし方」を理解することで、さまざまなデザインに応用できます。
講座の工程にはありませんがご質問いただければ、その都度、ご説明します。
爪の水分量や厚み、また生活スタイルに合わせて対処する方法は、ベーシックコースでお伝えしていきます。
授業では先生のデモとTAからの実技の指導サポートがあります。何度かでも授業にご参加いただけるよう調整していただいた方が良いかなと思います。
もちろんです。初心者にもわかりやすいテキストをご用意し、効率よくインプットとアウトプットができる方法をお伝えします。週１回の授業なので前の授業を忘れないうちに次の授業を受けることもできます。全力でサポートします！
私もわかりやすく簡潔にお伝えします。授業ではご質問もいただけますので、初心者の方でもご安心ください。
真っ白な状態で大丈夫。私は検定を受ける子たちの指導もしていますが、知識がないほうが、クリエイティブなものが作れるのかもと思うことも。理論を学びながら進めるので、最短コースでアートができるようになります。
基本の技術から一つ一つ習得していただくことで、終わる頃には、デザインが楽しい！ と思えるくらいになっていただけると思います。
私のすべてが詰まった情報量たっぷりのテキストをご用意しています。雑誌などのプロセスでは説明しきれないことも図解をもとに授業を進めます。
盛り込みすぎではないか！？ と思うほど、「一生モノ」のテキストです。サロンの実践で必ず役に立つと思います。
授業内でご質問いただければ講師もしくはTAから回答させていただきます。
私のクリエイティブコースでは課題を用意していますので、そこで改善点を見つけながら一緒に進められたらなと思います。
先生よりメッセージ
＜青木かおる先生よりメッセージ＞
カリキュラムぜんたいが、さまざまな要素がつまったとても面白い企画内容になっています。検定より、より深く学ぶことができます。一生モノの技術を習得してください。
＜望月美沙先生よりメッセージ＞
私たちもオンラインで慣れていないこともありますが、その場で気軽にご質問いただき疑問を解決していただければと思います。短期間でとても深く習得できる講座です。
カリキュラム用の教材について
atelier NOVELのパーツを20種、カラージェルは、10月発売の望月先生プロデュースの７色を、クリエイティブコースでは、青木先生プロデュースのシャンパン男爵とローズ夫人の２色をご用意いたします。
道具は、望月先生監修の未発売のライナーブラシと、青木先生監修のフラットブラシとオーバルブラシの２種類も特別にご準備いたします。
ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。