AIプロダクト開発のトップランナーが語る!AIが作る未来とそこで活躍する文系ビジネスパーソンとは AIプロダクト開発のトップランナーが語る!AIが作る未来とそこで活躍する文系ビジネスパーソンとは

AIの仕組みを体験しながら学べるAI入門講座。
開講に先駆けたセミナーでは、未来の乗り物「ILY-A」(イリヤ)や、変幻自在に移動する「HallucIIχ」(ハルクツー・カイ)、そしてあの名画『スターウォーズ』のR2–D2を思わせる新型ロボ「CanguRo」(カングーロ)も登場。
最先端のAIとともに学ぶ、今なぜ「文系」が求められているのか?あなたの価値観が、がらりと変わります。

「理系」じゃない人にこそチャンスあり!?

「AI」。それは、選ばれし理系の人たちが作り、「ごく限られた世界で使われるもの」と、これまで思ってきました。
理系ではない、どちらかといえば文系よりの人間(筆者です)にとって、お掃除ロボットを使うことはあっても、自分が「作る」側で役立つなんて、ちょっと想像できない。
しかし、そんな思い込みが一変したこのセミナー。
今、いの一番に業界で求められているのは、「理系的頭脳ではなく、文系的アイデア」だと古田貴之先生は言います。
ふむふむ……。その理由は3つ。
まずAI技術を開発するエンジニアは、すでにいっぱいいる(あなたやわたしが、イチから勉強し技術者になる必要、ありません)。
またAI をとりまくコンピュータ環境は、理系“じゃない人”にも親切に進化。門外漢でも、「やってみたら意外と簡単にわかり、できる」時代。
そして3つ目がポイント。
「今求められているのは、どこでAIを生かせるか? それを思いつく企画力。これからのAIのビジネスチャンスは、理系“じゃない”世界にこそ、眠っている」(古田先生)。
つまり“じゃない”わたしたちが今いるこっち側が、AIの未来ステージだと。
確かに、「ここにこんなロボ、いたらいいのにな」って思いつき、日常的にありますよね? そこは理系の人が気づかない、チャンスが眠る宝島。

たとえば、手作業が多いお弁当屋さん。そこで、野菜に虫が入っていないかを認識できるカメラを設置するのはどうだろう?
お惣菜をロボットで詰めていくとどうかしら?
そんな、ひらめき一つ。

さて、理系“じゃない”わたしたちが、思いついた企画を形にするために、何が必要か。
まずは、「AIとはなんぞや?」という超基礎的な仕組みを理解すること。
そして、「AI技術のスペシャリストとつながり、彼らをまとめるオーケストラの指揮者になること」(柔軟な創造力で人と人、人やものをつなげる力)。
……なんだか、すごく出来そう。そしてすごく楽しそう!
というわけで、理系“じゃない”人、全員集合。
ついにわたしたちの出番です。

未来の乗り物、ILY−A

古田
こちらは「ILY−A」という人工知能AIが入っている一人用の乗り物です。ある時はバイク、またある時は人工知能ロボットに変身します。
荷物が運べる。座って乗れる。アクティブにも立っても乗ることもできます。

ILY−Aのハンドルには、皆さんもよくご存知の、ニンテンドー3DSのアナログのスライドスイッチが付いています。
それをスライドさせると前進、後進、旋回をする。さらに距離を測るセンサーと人工知能が搭載されているので、人が横切るとぶつかる!と判断し止まります。つまり、センサーが「感じ」、人工知能が「考え」、モーターで「動く」。スゴい技術に見えるかもしれませんが、ひもとくととってもシンプルです。

ご主人様についていくCanguRo

古田
ご主人様が家に帰ってきて、ふと振り返るとロボットがいます。名前は「CanguRo」。
レーザーのセンサーやカメラがついていて人についていきます。逃げても、ちゃんと追いかけてくる。そして出かける時は電動で乗り物に。自動操縦機能が搭載された超小型のバイクになります。さらに走りながら地図を作ることができます。

操縦者が降りると、スマホに地図ができていて、「ここに行け」と指示を出すと、自動操縦を始めます。
「スターウォーズ」のR2D2が、けなげに人間ついていくのを見て、乗り物が時にはロボットとなり買い物についてきてお手伝いをしてくれたらいいなぁと思いで作った人工知能ロボットです。

縦横無尽に進む!8本脚の HallucIIχ

古田
続いて、56個のモータがついた「 HallucIIχ」(ハルクツー・カイ。fuRoを代表する「ハルキゲニアプロジェクト」の最新機種)。
8本の脚が1本1本ロボットになっていて、お神輿をかつぐように体を動かします。

新たににRGB-Dカメラを搭載し、ジェスチャーも認識してくれる。
凸凹道でも細い道でも、センサーで感知しビークル(車両)モードやインセクト(昆虫)モード、そしてアニマル(動物)モードの3形態に自在に変形。そして、ちゃんと動いて役に立つ! ごっついバッテリーがついているけど、AIシステムの中身は基本的に同じなんだ。
駅の自動改札機も、空港の顔認証ゲートも、ぜ〜んぶ電源がありセンサーがありコンピュータとモータで稼働する。世の中全て、この原理で動いています。

パン屋さんでもAIが活躍中

保坂
日比谷ミッドタウンのパン屋さんに導入されている「ベーカリースキャン」も人工知能が役立っています。
トレイにパンを置くと、自動でパンの種類を認識し値段まで出してくれる。
人工知能は空港から、コンビニ、パン屋さんまで、私たちのとても身近なところですでに入っています。

ロボット博士、教えて!セミナー参加者と古田先生のQ&Aコーナー ロボット博士、教えて!セミナー参加者と古田先生のQ&Aコーナー

AIを勉強すると、どのような職業につけますか?
というより、むしろまだAI人工知能が入っていない職種で生かすことを考えてみよう!
たとえばお弁当屋さんの工場。野菜に虫が入ってるかどうかをカメラで認識させたり、惣菜をロボットで詰めたり。可能性は、導入していない分野にこそあるんだ。
受講前にプログラミング言語を独自に学んだほうがいい?
その必要はないです。
プログラミング言語って難しそうって思うでしょ? じつは、覚えちゃえばOKな決まり文句のオンパレード。いろんな種類のプログラミング言語があるけど、大阪弁と東京弁ほどは違わない。
新しい業界でAIを入れるためには、AIエンジニアにならないとダメ?
いいえ。
それよりも、誰が何を出来るかを知り、その人たちと自分がどうつながるかが重要。人生のほとんどのことが、そうだよね。今はAI技術を持ったエンジニアはもうたくさんいる。彼らをたばね、演出できるオーケストラの指揮者を目指そう。
英語が苦手です。ついていけますか?
どんな苦手な人でもThis is a pen.はわかるよね?すべてをThis is a pen.で考えればいい。
英語とは手段なんだ。それをどう使うか。コンピューター言語やAIも同じだけど、勉強が目的になってはダメ。単語を100個覚えるより、必要な場面で一つずつ覚えていけばいい。
レストランで卓上の料理の温度調節や、客の動きでライトや空調をコントロールできますか?
いい企画を出すじゃないか!ただ、これをやる時に一個ポイントがある。
こういう人工知能って、人にわかりづらいんだ。レストランで温度とかライトを自動で変えてくれても、言われなきゃ気づかない。つまり、サービスしたことに気づかれないから感謝されない。こういう技術って、ある程度「見える化」、「やってますアピール」をつけるのが重要かもしれない。
AIやプログラム関係の勉強する時に重要なことは何?
まず自分で手を動かすこと。
テキストを読むだけじゃなく、実際にプログラムを書いてみる。大事なことは楽しむことだ!まず楽しみ、面白そうだと思ったところを深掘りしていくこと。僕らもこのAIシステムができたら楽しそう!っていう思いで日々邁進しています。

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