INTERVIEW:〜もしかして業界初かも?なチャレンジング企画〜文系のあなたが主役になれるAI講座 INTERVIEW:〜もしかして業界初かも?なチャレンジング企画〜文系のあなたが主役になれるAI講座

去年、大好評を博した“文系の人たち”に向けた「AI」講座。
理系ではない人たちに、そのイロハから教えることは、これまで業界ではとても難しいテーマと言われてきました。
そんな不可能を可能にしたドクター古田貴之&保坂謙史郎の名コンビ。リアルに感じた手応えと、次回講座に向けたパッション溢れるメッセージ。

文系脳が求められるAI時代がやってきた!

古田
古田

いやぁ〜この講座は本当にチャレンジングな企画でした。
一見よくわからないAIやロボットシステムを、文系の人に理解してもらうだけではなく、「いかに今あなたが生きている場で生かし、使うか」というところをテーマにしましたから。

技術を学ぶ以上に、僕たちはそれをどう使いプロデュースするかまでを教えたい。去年は正直、できたらスゴイよね〜という感じで始まったよね。

保坂
保坂

一般的に、大学内でもとても難しいテーマとして扱われていますから。

古田
古田

ところが「おおお、みんなやればできるじゃん!」と僕は思った。よくよく考えてみたら、じつは僕も本来は文系。
高校の時、シュールレアリスム派の文学やジャン・コクトーが好きで、小説のコンテストでは優勝したこともあるんです。つまりこの世の中、文系理系あんまり関係ない。

保坂
保坂

ジャン・コクトーですか!ただ、大学で理系の生徒に教えるのとは違い、「AIって何?」という概念から始めるので、専門用語を極力使わないように心がけました。
「デフォルト」という言葉を使っただけで古田先生に叱られる……。

古田
古田

そうです。だから、わからなかったら僕らのせいです。

保坂
保坂

今は環境が整ってきて、何もわからない人がAIを学ぶのに絶好のタイミングですよね。

古田
古田

まさに今のAIをとりまく環境は、インターネットや電子メールが浸透した歴史にとても似ている。習うより慣れろで覚えることができます。

古田先生

あなたを迷子にしない「大局観」が視える地図

——— 講座では具体的にどのようなことを?

古田
古田

ふだん皆さんが使っているパソコンではないコンピュータを使って、WindowsじゃないOSを使い、そこにプログラミング言語と人工知能を取り入れ、「実際に動かす」というところまでをやります。
全部初めて触るもの!?って思うかもしれないけど仕組みは同じ。まったくAIを知らない人でもできるようになります。

保坂
保坂

誰もがワクワクしながら簡単にAIを勉強できる教材を作りました。たとえば趣味でコンピュータを組む人に有名な「ラズベリーパイ」という基盤。
ふつうに秋葉原でも買えるものですが、これを少しカスタマイズしたもの。

古田
古田

それから地図。勉強って英語でも数学でも「あれ? オレ今何やってんだっけ」って迷子になるでしょ?
人工知能のシステムを知るために、これだけのことが必要で、今ここをやってるんだ、ということを確認できるワイドビューの地図(双六風のカリキュラムマップ)も作って。
将棋に「大局観」って言葉があるじゃない? 目前の戦局だけではなく戦いの過去から未来まで全体像を確認し、今自分がいる戦局がどれくらいヤバイのか、ヤバくないのか知るもの。それが把握できれば必ずゴールできる。

保坂
保坂

そのために、前回は古田先生と毎週講座を終えるごとに内容と地図を見直し、徹夜もしましたね(笑)。次回の講座も、どのような方が受講するかによって地図の内容を一から作り直します。

古田
古田

僕らの成果は、どれだけ皆さんがAIがわかるようになるか。その人が、AIを使った企画を自分で考え、世の中を変えられる人材になるかです。だからこそ、僕たちは誰一人、絶対脱落させない。

保坂
保坂

必ず受講生の理解度を100%にしましょう、と決めましたよね。

保坂先生

リモートで密なやりとり、生まれました。

——— リモート授業ゆえのメリット、デメリットはありますか?

保坂
保坂

対面で授業するほうが当然慣れてはいますが、コロナ禍でリモートベースとなり、発見したことはありました。

古田
古田

遠隔の授業だと、リアルタイムで「わかった」「わからない」をグラフで知ることができるんです。
保坂くんのアイデアで、受講生がどのへんがわからないのかをフィードバックできるようにし、リアルタイムで修正をかけます。遠隔になったことで、双方向のやりとりがより密にできる。
つまり、リモート授業というピンチをチャンスに変えたわけです。

保坂
保坂

前回は、受講生からさまざまな相談もいただきましたよね。

古田
古田

ある方はビッグデータの部署を社内に作りたいと。人工知能で学習するためのデータって、材料を集めたり整理するのが大変なんです。
それをAIとはまったく無縁の会社に提案する時、「どんな点に気をつければいいですか?」と。教えましたよね。

保坂
保坂

当初は、講義内容に限って回答する予定だったんですが、質問されるとどんどんこちらも答えたくなって。

古田
古田

積極的に質問した人ほど、どんどん吸収したんじゃないかな?

古田先生

会社を動かすプレゼン方法も教えちゃう!

古田
古田

僕らはロボット屋です。ロボット屋以外の業務を知りません。しかし、今、AIと無縁の世界いらっしゃる皆さんは、言うなればAIじゃない世界のことを知っているんだ。

保坂
保坂

飲食業や運送業、建築関係、文筆業など無限の可能性がありますよね。

古田
古田

そう。みなさんが今いる業種で、AIやロボテクスの技術を応用できる。僕らにはできないことができる。今、人工知能が入っていない世界にいかに入れるか。
それはまさに理系じゃない人の独壇場です。それができたらその世界のフロンティアになれる。

——— プロデュースやプレゼンまで学べる、と?

古田
古田

そこです!技術って知るだけじゃダメ。大事なのは、ものづくりじゃなくて「ものごとづくり」。例えば、コンビニ。コンビニの自動化をするために、商品の画像認識ができるAI技術を勉強すればいいわけじゃない。
まず、コンビニビジネスってどうなってるの?どれくらい省人化すれば採算がとれるの?っていうところまでわからなきゃいけない。
自動化するという素晴らしい企画を思いついても、上司にどう伝え会社をどう説得するか。企画のプレゼンテーションは僕らの世界でもすごく大事です。

保坂
保坂

組織って予算も、ありますよね。

古田
古田

予算もすんごく重要! 企業秘密だから本当はやりたくなかったけど(笑)、前回はお伝えしました。組織を動かす交渉術までまで踏み込んだ講座です。

保坂先生

最先端ロボットの中も“ご開帳”

古田
古田

僕らしかできないことで言えば、今日も少しやりましたが、最先端のロボットは、ふつうは絶対に中を見せない。極秘です。でもあえて中身を見せる。本当の最先端を見せる。僕らがやる価値はそこにある。
技術の基礎的な積み上げをしながら、完成された物を最新鋭のロボットを分解し、見ることができる。本当の意味で、身につくトップダウン方式です。
どんなにいいテキストを作っても、僕はやっぱり教え方が重要だと思います。僕らのミッションは、AIやロボットがわからない人たちにワクワクしてもらい、わかってもらい、そして使いこなしてもらうこと。
僕は、一般的な理系相手の講座だったら講師を引き受けていません(笑)。今までできないと言われてきたことをやることに意味を感じた。
だってこれからの世の中は、理系じゃない人がAIを使わないと変わっていかない。自分の身の回りにAIがなかったら、それはあなたのチャンスです。誰もがやらないことを、ぜひ達成してほしい。

保坂
保坂

古田先生の口癖、「自分の価値を上げられるのは自分だけ」ですよね。

古田
古田

保坂くん、その通り!

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