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受講生と企業をツナグ Web講座バトンセミナー

セミナーレポート

12/17(sun)横浜校 14:00〜16:00
Web業界の今と未来
株式会社クロノス
ラーニング部 マネージャ
大石 宏一
Web業界のトップランナーたちによる、リレー形式の「Web講座バトンセミナー」。東京で5回目となる、今回のテーマは、「Web業界の今と未来」についてです。今回の講師は、大手企業の新入社員研修で講師も担当する株式会社クロノスのマネージャ・大石宏一さん。システム開発の基本的な流れから、変化の激しいWeb業界の未来まで、幅広く語っていただきました。

1.日本では「ウォーターフォール」が主流

まず大石さんは、システム開発の代表的な手法である「ウォーターフォール」について語って下さいました。

ウォーターフォールは、「要件定義」をすることから始まります。要件定義とは、クライアントと打合せをして必要な機能の決定や、全体の流れを決める段階のことです。 その後は、画面のデザインやデータの保存方法などを決める「設計」をし、その設計をもとに「実装」(プログラミング)をします。その後、「単体テスト」や「結合テスト」、「システムテスト」というフェーズを経て「リリース」という流れになります。

ウォーターフォールは、日本で40年以上に渡って使用されてきた開発手法です。2015年には国内の4000-5000のプロジェクトのうち、96.8%がこの手法で行われたとのことです。

一方で、ウォーターフォールと比較して語られる、注目すべき開発手法が出てきています。それが「アジャイル」です。

数年単位でシステムを開発して全てを納品するウォーターフォールとは違い、アジャイルは毎月ごとにリリースまで行うという手法。リリース後、システムに不具合があればその部分を直し、次の月に再納品ができます。そのため、クライアントも長期に渡って完成を待つ必要がありません。 クライアントがあまり介入せず、数年単位でプロジェクトが動くウォーターフォールとは違い、アジャイルは月ごとの納品が可能。加えて「定期的にクライアントと接触して課題を解決する」という、とても画期的な仕組みです。

欧米では、アジャイルがメインで行われているのにもかかわらず、日本では未だに浸透していなのが現状だと、大石さんは話していました。

2.10年以内に、IT人材を100万人増やす政策が!

次に大石さんは、Web業界におけるちょっと先の未来についてお話してくれました。

総務省は、2025年までに「IT人材」を更に100万人増やす政策を掲げました。つまり、10年以内に約200万人がIT業務に携わることを目指しているのです。この政策をはじめて聞いた受講生は驚いていました。大石さんは話を続けます。

「でも様々な業種の企業さんは、すぐにシステム開発ができるほどの整備を整えられません。未経験からエンジニアまで育てるのは大変ですから、将来的にはIT企業を買収して自社システムを開発するようになるでしょう」

また大石さんは、IT企業の今後の動きについても教えてくれました。

昔はシステムを作るとき、パソコンの横に搭載されているサーバーを製造している会社から、お金を払って借りる必要がありました。 しかし今は3分あれば、インターネットが繋がるパソコンを使ってクラウド上でサーバーを借りられます。つまり、今まで下請けとしてシステム開発をしていた会社も、プライムコントラクタ(元請け)としてクライアントと取引をすることができるのです。 またクラウドサーバーの普及により、今後は企業規模に関係なく、Webサービスを自ら作って売り出すこともできると大石さんは教えてくれました。

3.テストをしながら、どこまで自動化するのかを見極める

システム開発の基礎だけではなくWeb業界の未来も教えてもらい、受講生からは様々な質問が挙がりました。

「10〜20年後に約半分の仕事が機械に取ってかわられる」という話もあります。しかし、すべてを自動化すればいいのでしょうか。受講生からは、「AIなどの技術革新に伴い、どの程度まで自動化が進むと思いますか」という質問がでました。

これに対し大石さんは、チャットボット(会話する感覚で情報を得られる機能)を例に挙げて回答をしました。

「あるアパレルメーカーが、お客さんの意見を聞くために2ヶ月間チャットボットを使用しました。時々社員を介入させて、お客さんからの質問に答えたそうです。すると、またこの店で買いたいという人がかなり増えたと。お客さんも、AIなのか、人が答えているのか判断できるんですよね。 ユーザー心理はこのようなテストをしながら、サービスをどこまで自動化するのかを見極めていく必要があるでしょう」

このほかにも、Webデザイン業界や転職についての話など、とても気さくに大石さんは質問に回答して下さいました。

Web業界の実態を垣間見て、技術進歩の早さに受講生の皆さんは驚いた様子でした。正に目から鱗の情報を、たくさん教えてもらった講座となりました。何でも答えて下さる大石さんの人柄のおかげで受講生は質問をしやすく、納得のいく答えをもらって帰っていきました。
更なる変化を見せるWeb業界の動向を把握するためにも、ヒューマンアカデミーのWeb講座を体験してみてはいかがでしょうか。

【問い合わせ先】
ヒューマンアカデミー株式会社
東京都新宿区西新宿7-8-10 オークラヤビル4階
TEL:03-6846-7009 研修担当:村田

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