2010/12/01 Release

アノヒトに聞きました

キレイになる料理研究家 中 美恵さん(なか・みえ)
1961年兵庫県生まれ。マクロビ料理教室「mie'sレシピクッキングサロン(東京・表参道)」主宰、新潟県「十日町市観光大使」、前マクロビクッキングスクール校長。マクロビオティックとの出会いで得た自身の経験、スクールで教える経験を活かし、“食”で女性がキレイ、健康になる手法を提唱。さまざまなニーズに合わせたマクロビオティック教室を行いながら、日々、寄せられる健康、美容などの悩みにも応じている。 公式サイト>>
また、マクロビ・フード・コンシェルジェ委員も務める。 マクロビ・フード・コンシェルジェ公式サイト>>


「女性がキラキラしている職場をつくりたい」
そう思った瞬間から、旅が始まりました。


天職だと思えるものを見つけるまでが大変ですよね?

「もっと向こうを見てほしい。
漠然とでもいいから、
自分がどうなりたいのかを見つめてほしいのです。」


料理家 中美恵さん

これまでの人生で一度として、
「料理の先生になりたい」と言ったことがないという中美恵さん。
マクロビオティックとの出会いが、彼女の進む道を大きく変えました。
中さんは今、東京・表参道のマクロビ料理教室
「mie'sレシピクッキングサロン」を拠点に食の大切さを伝えています。
「女性をキラキラさせたい」という願いをかなえるために――。
なりたいものがまだ見つからずに悩む、
あなたへのアドバイスをお届けします。


編集部 ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、
はじめにマクロビオティックとはどういうものなのか
教えていただけますか。
「マクロビオティック」という言葉自体は古くからあるもので、
新しく始まったものではありません。
その起源は古代ギリシャ時代までさかのぼり、
最初に使ったのはヒポクラテスとも言われています。
語源は「大きな命の学問」。
昔の人にとってマクロビオティックは、
長寿食、長生きするための健康法という意味だったんです。
編集部 ダイエットや美容に関する言葉ではなかったのですね。
どうしたら長生きできるかを考えると、
ひとつには「自然との調和を取る」ということが大切です。
私たち人間も自然界の一部であるという考え方ですね。
病気になったり、不運に巻き込まれたりするのは
自然の調和からずれているからだと、
マクロビオティックでは考えるのです。

自然界と調和を取ることを考える上で、
「身土不二(しんど・ふじ)」という四字熟語が出てきます。
身体と土はふたつにわかれていない、
つまり私たちの身体は環境と一致しているということです。
自然のサイクルは、それぞれの環境で過ごしやすいように
いろいろなものを提供してくれています。
夏の食べ物は身体の熱を取ってくれるし、
冬の食べ物は身体をあたためてくれます。
自然界から与えられているものを大切にして、
きちんと食べていくことができれば、
人間はとても健康になれるんだよ。
そう言い続けているのが、マクロビオティックなんですね。
編集部 自然界との調和を取るための食事は、
どのようにして摂っていけばいいのでしょう。
私たちはまるごと全部で、
一つの生命としてのバランスを保っています。
作物も同じで、まるごと食べることができたら
その生命のすべてをもらうことができます。
まるごと食べられて、生命力がもっとも強いもの、それは穀物です。
全粒穀物を中心に、季節に合ったものを食べるのが
理想的な食生活です。
だからもう一度、自然の摂理を見直してみませんか?
それがマクロビオティックのご提案です。
マクロビオティック料理
編集部 マクロビオティックとの出会いについて教えてください。
子どもが好きだったこともあって、幼稚園の先生になったのですが、
あるときふと気がついたんです。
子どもってお母さんの影響をものすごく受けるんですね。
幼稚園から帰って、翌日来たとき、そのたった1日で、
小さな子どもはとても変化していきます。
その1日お母さんが不幸だったら、子どもも不幸になる。
ではどうしたら、お母さんたちは毎日楽しく、幸せに、
活きいきとできるのかな?
それが22歳の私にとって、大きなテーマになったのです。
「女性がキラキラしている職場をつくりたい」、
そう思った瞬間から、旅が始まりました。

その夢に近づくために、
女性に関係する資格について次から次へと勉強していきましたが、
どうしても挫折してしまう。
もやもやとした気持ちのまま日々を過ごしていました。
そして、ひとりの男性に出会いました。
今から16年前、私が33歳のときです。
彼は「君の悩みごとは食べ物を変えれば変わる」と言いました。
私は「女心のわからない、嫌なおじさんやなぁ」と思いました。
実はその男性が、私にとってのマクロビオティックの師匠であり、
今の主人なんですね。
編集部 素敵な出会いですね。
でも「嫌なおじさん」って、お歳が少し離れているのですか?
1つしか違わない(笑)。
編集部 ひどいですねぇ(笑)。
ええと‥‥「嫌なお兄さんやなぁ」と思って(笑)。
食べ物を変えるというのは自分の選択ですから、
意外とやりやすいじゃないですか。
それだけでほんとうに変わるのであれば、
こんなにいいことはないかもしれない。
そんな気持ちもあって、
マクロビオティックの勉強を始めたのです。

はじめは彼の指導で、マクロビオティックの食事を
徹底的に取り入れた生活を1ヵ月間続けました。
そうしたら、驚くほど身体の状態がよくなったんですね。
それまでなんとなく調子の悪いところがいろいろあったのですが、
「こんなもんでしょ、33歳なんだから」という感じで
ごまかしていたのです。
ところがその1ヵ月の生活の後、
驚くほど身体が軽くなって、朝の目覚めが全然違った。

確かな実感があったから、
「これはすごいかもしれない」と猛烈に勉強して。
そのうちにさきほどの「身土不二」という言葉に触れたのですが、
それはすごく当たり前のことじゃないですか。
夏に採れるトマトを冬に食べれば身体を冷やすとか、
秋刀魚を食べたら大根おろしも食べて
脂を溶かすとか。
別に難しいことではなく、
昔の人がやっていたことを実践すればいいんだと。

だけど、そんな当たり前のことをみんなできていないし、
私もできていませんでした。
だから身体の調子も悪いし、心の調子も悪いのだろうと。
そのことに気がついて、
マクロビオティックを生涯の仕事にしたいと思ったのです。
キレイになるマクロビダイエット本
中さんが執筆した、マクロビオティックでキレイになるための決定本。

編集部 マクロビオティックに出会う前、
中さんが数々の資格にチャレンジしながら、
挫折を繰り返した原因はなんだったのでしょう。
「天職じゃなかった」ということでしょう。
ほんとうに好きなことだったら、
なにがあっても乗り越えていけると思うんですよ。
マクロビオティックの道を歩んでいるとき、
目の前に壁を感じることはしょっちゅうありましたが、
いつでも「乗り越えよう」という気持ちが湧き上がりました。
そういう気持ちになれるものが、
その人にとっての天職なのだと思います。
編集部 見つけるまでが大変ですよね。
若い人たちには、決めつけないで
「なんでもチャレンジしていったらいい」と言ってあげたいです。
それは自分への投資ですよね。
学ぶことは肥やしになりますから。
ご縁があって、やってみようと思ったらやってみる。
途中で違うと思ったら、また新しいチャレンジを始めてみる。

そして、もっと向こうを見てほしい。
漠然とでもいいから、自分が身につけたい資格を見つけた後に
自分がどうなっていきたいかを見つめてほしいのです。

「具体的なことを決めない」ことも大切。
人にはいくらでも可能性があるから、
具体的に絞り込んでしまうと、
逆にその考えに縛られて可能性が閉じてしまうじゃないですか。
もっと大きな夢を持って、その中で与えられるものをやっていく。
そこでのご縁を大切にしていったら、きっと見つかると思います。
編集部 あせって道を決める必要はない。
そういう言葉を聞くと、若い人たちはほっとするでしょうね。
どんなプロセスをたどるにしても、
壁を乗り越えていく力がなければ、
続けていくのはすごく難しいことでしょう。

私がマクロビオティックをおすすめするのは、
乗り越える力を食べ物からもらえるからです。
なりたいものになるために、ふんばりのきく力。
辛いことがあっても、乗り越えていこうと思える力。
生命力をたくさん持っているものを食べていると、
そうした力をもらうことができるのです。
料理家 中美恵さん

チャレンジという自分への投資は、
けっして無駄になることはない。
迷い抜いた時代をくぐり抜け、
天職に出会った中さんはそう言い切ります。
後編は十日町市観光大使のお話からスタート。
「どうして女性がストレスを感じるのか」、
その理由もわかります!

                                 つづく


●お知らせ
中さんが主宰を務めるマクロビ料理教室「mie'sレシピクッキングサロン(東京・表参道)」では、マクロビでキレイになりたい人のための様々な教室をおこなっています。年末・年始の1Dayレッスンなどもあるので、是非チェックしてみてください!
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