心理カウンセラー講座コラム

12.NLPの種類、資格

NLPは、多くの心理カウンセラーや精神医学の専門家だけでなく、教育者やビジネスで成果をあげたい経営者などといった幅広い分野で活躍する人たちにも役に立っているものです。心理療法の一つとして、カウンセリングやセラピーを行う時にコミュニケーションの成果を上げ、言葉の力や言葉以外の意思伝達、コミュニケーションが与える影響を分析して無意識に良い影響を与えることができるという考え方が基本となっています。会話や実技などを学ぶ事で実践しやすく、様々なシーンで具体的に役立てることも可能です。また、さらにこれらを習得することで、その証として資格を取得することも出来ます。資格にはいくつかの種類と段階に分かれたものがあり、専門学校や研修機関などさまざまな学校などで取得を目指すことが可能です。

NLPの資格の種類

神経言語プログラミングの略であるNLPの内容は、言語とそれ以外のノンバーバルなコミュニケーションによって他人を理解し、自分の心理や考えの傾向を変えることによって、前向きな発想や成功へと進む道の選択が出来るようになるというものです。相手と自分を深く知り、その行動をより前向きなものへと導くため、心理カウンセラーやセラピスト、医療現場や学校等の教育現場で有用となります。心理学を学ぶことが可能な学校やビジネススクールなどでは、講習や講義を設けており、それらで学ぶ事によって知識と実践、さらに資格の取得が可能です。
神経言語プログラミングの資格は、民間の資格であり、種類がいくつかあります。その中には資格を取得すれば自分も講義やセミナーを行えるようになるものもあります。ビジネスシーンでコミュニケーションの能力として間接的に生かすことも出来ますが、NLP自体を教えたり、カウンセラーとして他者に実践したりすることで、直接的に仕事とするという道も開けます。主な資格には「NLPプラクティショナー」「NLPマスタープラクティショナー」や「NLPトレーナー」などがあります。

「NLPプラクティショナー」

この資格は米国NLP™協会などが認めることで取得できる認定資格であり、一定条件の認定講座を受けることによって取れます。「NLPプラクティショナー」はNLPの基本原理を学び、実践においてコミュニケーションなどの能力を高めます。10日間ほどの講習を全てクリアした者に与えられるNLPのベースとなる資格です。
ラポールやアンカーリングなどの心理学の基礎を学び、またNLPの基礎となったゲシュタルト療法や催眠療法なども学びます。考え方の枠組みを組み立て直すリフレーミングの重要性を解き、体験によって実感を持って身につけていくことが重視されます。資格の取得とともに実践力が伴い、ランクアップの第一段階となります。この上位資格として「NLPマスタープラクティショナー」があります。

「NLPマスタープラクティショナー」は「NLPプラクティショナー」で学んだ基本をもとにして、更に実践的な力をつける認定講座を受講します。自分を深く知ることと他者とのコミュニケーション力をアップして、より高度な技術を獲得します。プロの心理カウンセラーやセラピストとして必要な実践力を向上させることにつなげます。履歴書の記載や肩書きとして名乗ることも可能です。

「NLPトレーナー」

「NLPマスタープラクティショナー」の資格を得たら、さらに次のステップがあります。「NLPトレーナー」となるにはマスタープラクティショナーの資格が必須です。トレーナーの講座もまた10日間前後のものとなります。この講座を受講後、初めて人にNLPを教えることが出来るようになり、いよいよNLPの専門家ということになります。「NLPトレーナー」では、自分でNLPのセミナーを行うことができます。リチャード・バンドラーやジョン・グリンダーなどの創始者の関連団体主催のものや他の派閥のものまでアメリカのいくつかの団体があります。

資格選択の注意点

これらの資格には、アメリカの派閥ごとの傾向や特化した専門性があり、何を学びたいか、そして誰を対象にその技術と知識を活かしていくか、という点からどの組織団体のもとで学ぶかを決める必要があります。NLPの確立を行った言語学者のジョン・グリンダーと心理セラピストであるリチャード・バンドラーの他にも、アメリカではいくつもの派閥やNLPの捉え方があります。ビジネスの現場で活かしたい、自己啓発のために役立てたい、カウンセラーやセラピストとしての質を高めたい、など自分の目的とあった体系を教えてくれるところを選択した方が、資格を取った後も効果的に実践力が活かせます。

NLPの主な資格の種類は、プラクティショナーとマスタープラクティショナーとトレーナーです。NLPの協会で認定されている講座を受けて実践力をつけることで取得することが可能です。講座は知識だけでなく実際の体験を通して学ぶトレーニングもあるため、実際に自分の成功に役立てたり、カウンセリング職で活かしたりすることも出来ます。プラクティショナーではNLPの実践者となり、マスタープラクティショナーで上級の実践者となり、トレーナーになればNLPの育成をすることも可能となります。自分の求める資格を取得することで、自分を高めることとともにNLPの技術を人に分け与える機会も得られるのです。

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