TOEIC入門編!初心者でも取り組めるおすすめの勉強法

「今までTOEICを受けてこなかったけれど、急にスコアが必要になった」「力試しに一度TOEICを受けてみたい」などの理由で、これから初めてTOEICを受けるという方は、いったい何から勉強すれば良いのか分からないと悩んでいるかもしれません。
英語の勉強と一口にいっても、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングなどの分野があります。TOEICはリーディング力とリスニング力のみを測る試験のため、これら2つの分野を伸ばす勉強を行うのが、効率的です。今回は、英語初心者の方でも取り組めるおすすめの勉強法についてご紹介します。

TOEIC入門編

TOEICのコンセプトを理解する

  • 英語の勉強に取り掛かる前に、そもそもTOEICは何のための試験なのかを理解しましょう。コンセプトの理解が、学習全体をスムーズにする手助けをしてくれます。

    TOEICとは「Test of English for International Communication」の略で、国際的なコミュニケーションに使える英語力を測る試験です。
    コミュニケーションといってもTOIECで想定されていることは、主にビジネスシーンや日常生活の1コマのため、ビジネスに関わる単語や表現がよく出てきます。決してビジネスの専門知識が必要なわけではなく、英語力さえあれば解ける内容です。
    また、TOEICは問題数が200問あり、制限時間は2時間。単純計算すると、1問36秒のペースで解かないとすべての設問に解答することはできないため、問題の形式に慣れてスピーディーに解くことが求められます。

    TOEICのコンセプトを理解する

まずは単語を覚える

  • TOEICには日本語が一切出てこず、問題文はもちろん選択肢もすべて英語で書かれています。つまり、単語力がなければ、試験内容が何も分からないという状況も十分あり得るのです。
    そうならないためにも、初心者の方はまず単語力をつけることをおすすめします。
    以下でご紹介するものは、あくまでも目安ですが、目標スコア別の単語レベルです。自分の目標と照らし合わせてください。

    ・400点:2,000~3,000語 日常会話も難しい
    ・500点:2,500~3,500語 複雑な日常会話は難しい
    ・600点:4,000~5,000語 ゆっくりであればコミュニケーションが取れる
    ・700点:5,500~7,000語 仕事上でも日常的な業務がこなせる
    ・800点:8,000~9,000語 会議など意見を言い合うことができる
    ・900点:1万語以上 ネイティブに近いレベル

    このように、目標とするスコアによって目指すべき単語力は大きく異なります。レベル別のTOEIC用単語帳も販売されているため、ぜひ活用すると良いでしょう。

  • おすすめの勉強法は「効率的な復習」

    単語に限らず暗記ものは、覚えてもすぐに忘れてしまう可能性があります。ドイツ人心理学者エビングハウスが提唱している説(エビングハウスの忘却曲線)によると、人はあることを記憶したとしても1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%の記憶を忘れるといわれています。そのため、自分の記憶がもろいことを承知した上で復習を何度も行うことが大切です。

    エビングハウスの忘却曲線に従えば、1日20単語の学習を1週間続けて140語覚えるよりも、1日140語の学習・復習を1週間毎日続けた方が記憶に定着しやすくなります。口に出して覚える、書いて覚えるなど人それぞれに合った方法はありますが、どのような勉強法でも復習しなければ記憶は薄れていくでしょう。もちろん、1日20語と決めて勉強を行っても良いですが、その場合でも前日までに覚えた単語の復習を必ず実施することを心掛けてください。ちなみに、効果的な復習のタイミングは次の通りです。

    【1】覚えた直後
    【2】1日後
    【3】1週間後
    【4】2週間後
    【5】1カ月後

文法力が英語力の土台

  • 単語と同じくらい重要で、勉強するべきことが文法です。文法は英語のルールに沿ったものであるため、英語の文法を理解していなければなりません。単語力があれば、文法が分からなくてもある程度理解できるといわれていますが、単語のみで会話をしてしまうと食い違いや誤解をまねく恐れもあるでしょう。
    特に、TOEICのように時間配分がかなりシビアな場合では、細かいニュアンスまで瞬時に理解できることが強みになります。

    文法には決められたルールがあるため、単語のように何千通りものことを覚える必要はなく、一度覚えてしまえば学習の中でどんどん身につくでしょう。ある程度文法の基礎があるという方は、問題をこなす中で復習できますが、基本的な事項にも自信がないという方は文法問題集を用意し、1冊を何度も繰り返し解くことをおすすめします。

    文法力が土台

発音を覚える

  • 英語初心者の中には、発音の勉強をしっかりと行ったことがない方もいらっしゃるでしょう。英語の正しい発音を知ることはTOEICのスコアアップにも大いに役立ちます。なぜなら、TOEICのスコア990点のうち半分の445点はリスニングセクションのためです。
    また、一般的にリーディングセクションよりも、リスニングセクションの方が高得点を狙いやすいといわれています。
    よく挙げられるリスニングが難しい理由は、次の通りです。

    【1】単語が聞き取れない
    【2】単語力がない
    【3】音声のスピードが速い

    単語が聞き取れない原因の多くは、リエゾン(音の消失・連結)や単語の正しい発音を知らないケースです。発音の勉強法は、単語を覚える際に単語と一緒に例文も覚え、さらに付属の音声を聞きながら発音の練習する方法になります。また、単語の発音練習に加えて、英語の発音自体(母音・子音)の勉強も行った方が良いでしょう。この方法は単語力の増強と発音の練習にもなるため、1と2の対策になります。
    3に関しては、いかにして瞬時に英語を理解できるかという理解力のスピードの話であり、リーディング力がつけば改善に向かうでしょう。

    発音を覚える
  • おわりに

    英語の勉強はしなければならないことが多い、と思われがちですが実際は意外にもシンプルです。中でも単語力、文法力、発音は英語力全体の基礎力であり、どのようなことにおいてもこの基礎が最も大切なものです。基礎がしっかりと身についていれば、TOEICだけではなく英語を実際に使うシーンでも役立つ英語力になります。
    復習を忘れずに、英語を使いこなしている未来の自分を想像しながら勉強を楽しんでください。