英単語の暗記におすすめ!英語力を伸ばす「フラッシュバック法」とは

英語学習において、英単語の暗記は基本中の基本です。文章を読むにしても会話するにしても単語力が必ず必要ですし、いざというときには単語だけでも羅列できれば思っていることを伝えられます。
このように英単語は英語力の基礎を作る上で非常に重要なものですが、なかなか効率的な勉強法を見つけられずにいる方も多いでしょう。
人によって適している英単語の暗記法は異なりますが、まだ自分なりの暗記法がないという方は、今回ご紹介する「フラッシュバック法」を試してはいかがでしょうか?

フラッシュバック法とは

英単語は意味ではなく「使い方」で覚えよう

  • 皆さんは、英単語を覚えるときに「単語の意味」を暗記して終わりにしていませんか?
    単語は辞書や単語帳に載っている意味だけを覚えても、実際には使い方が分からないと役に立たないことが多々あります。
    例えば、頻出単語である「make」の意味は何か?と聞かれると、多くの方は「作る」と答えるでしょう。もちろん、間違ってはいませんが、makeの本来の意味は「何かを、新しい形や別のものに変えること」です。
    そのため、makeには非常に多くの使い方があります。

    【用例】
    She makes her breakfast every morning.(彼女は毎朝朝食を作ります)
    This desk is made of maple.(この机はメープルでできている)
    He made me angry.(彼は私を怒らせた)
    One and two make three.(1+2は3だ)
    I can’t make it.(それはできません)※時間や予定的に実現できないというニュアンス
    I’ll make you some tea.(お茶入れるね)

    中には、単純に「作る」という意味からは想像がつかないものもあるでしょう。このように、英単語は単体の意味だけではなく、文の中でどのように使用されるかを意識して覚えたほうが実践的で効率が良いのです。

    使い方で覚える

イメージと結びつける「フラッシュバック法」

  • 机の上が乱雑で片づけられていないにもかかわらず、実際に机を見ればどこに何があるのか自然と分かるという経験はありませんか?これは、意識せずにイメージ同士を結びつけ、ものの所在を思い出すために起こることだといわれています。
    この場合と同じように、イメージと結びつけて無意識レベルにまで記憶を落とし込む暗記法がフラッシュバック法です。
    単語単位でいえば、例えば、「cellphone」と聞いて「携帯電話」の形や使用している様子などがパッと頭に浮かぶようにするトレーニング法で、同じように文単位でイメージと結びつけて英単語を覚えます。

    イメージと結びつける
  • イメージ=視覚情報がポイント

    なぜイメージと結びつけるかというと、五感のうち脳内に伝わる情報は8割以上が視覚情報だといわれているためです。英単語を覚える際にも、できるだけ視覚情報=イメージをうまく使用することで効率的な暗記につながるでしょう。

フラッシュバック法のやり方

  • 【1】覚える英文を用意する

    使用している単語帳があれば、単語と一緒に載っている例文をそのままノートに書き出してください。
    例)My mother scolded me because I broke a plate.
    (お皿を割ってしまったので、お母さんに叱られた)

    フラッシュバック法のやり方
  • 【2】英文から3単語を抜き出して書く

    シーンのイメージを思い浮かべられそうな単語であれば好きなもので良いのですが、ここでは「scolded」「broke」「a plate」の3つとします。

  • 【3】3単語を見てイメージと英文をフラッシュバックさせる

    抜き出した「scolded」「broke」「a plate」を見たときに、お皿を割ってしまってお母さんに怒られている場面をできるだけ具体的に思い浮かべてください。イメージに正解はないため、自分なりの場面で構いません。子どもの頃に同じようなことを経験した方であれば、そのときのことを思い浮かべても良いでしょう。
    初めはうまくイメージすることができませんが、回数を重ねるうちに映像としてフラッシュバックさせられるようになります。

  • フラッシュバック法のメリット

    仮に、自分のボキャブラリーが1万語程度あるとします。その1万語を全部書き出せるという方はまずいないでしょう。実際に単語を使用する場面に直面したときに、自然と単語が出てくるのであれば、それは「使用できる」1万語です。
    フラッシュバック法では英単語を、意味だけでなく実際に使用される場面と一緒に記憶するため、しかるべき場面で「使用できる」単語力を身につけることができます。
    ただ意味を知っている単語が1万語あるだけでは、実用的なボキャブラリーとは呼べません。単純な詰め込み型の暗記法では意味だけを覚えるため、単語帳の上だけに存在する言葉になりがちで、忘れやすくもなります。

  • おわりに

    場面と英文をイメージで結びつけて覚えるフラッシュバック法は、単語をただの言葉としては扱わない覚え方です。単語はトリガーのようなもので、その単語を見た瞬間に実際に使用されている場面が思い浮かぶことが理想でしょう。
    なお、フラッシュバック法を行うときは、例えばノートの左ページに英文を書いて右ページに3単語を書き、右ページのみを見てフラッシュバックさせる方法がおすすめです。
    楽しみながら単語学習をする方法の1つとして、フラッシュバック法を取り入れてみてはいかがでしょうか。