日本の物価とは大違い?フィリピンの経済における生活について

2014年に人口が1億人を超えたフィリピンは、経済発展がめざましいと注目されている国の1つです。人口増加に伴い、1人当たり国内総生産(GDP)も2010年ごろから右肩上がりで、中長期的な視点で見ても経済成長は続くだろうと見込まれています。
海外の企業も続々とフィリピンに拠点を置き、特に都市部では開発が進むなか、フィリピンの物価が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、フィリピンの経済状況を説明しながら、フィリピンで生活する上で具体的にどのようなものにいくら掛かるのかなどについてご紹介します。

日本の物価とは大違い?フィリピンの経済における生活について

人口増加と経済成長

  • 近年、国民の平均年齢が40歳を超す日本では少子高齢化が叫ばれており、将来的にはさらに高齢者が増加し若者は減少するといわれています。
    一方、フィリピンは2014年には人口が1億人を超え、若者の人口が年々増加している国です。国民の平均年齢は約23歳で、労働人口である若者の増加に伴い、フィリピンの経済は好調の兆しを見せており、その要因としては2010年に就任したアキノ前大統領の功績が大きいといわれています。
    2009年には1851ドルだった1人当たりGDPが、アキノ前大統領の任期最後の年である2016年には2924ドルにまで成長しました。ドゥテルテ新大統領になった2017年4月現在の推定1人当たりGDPは3102ドルで、今後も右肩上がりに上昇していくと予想されており、フィリピンは東南アジア諸国の中で最も経済成長を遂げている国だといえるでしょう。

フィリピンでの生活

  • 一般的には、フィリピンの物価は日本の約3分の1だといわれており、日本人の感覚からすれば安いと感じるでしょう。一方で、もちろん日本よりはるかに安いものもあればそれほど値段が変わらないものもあります。

  • 給料

    フィリピン人の新卒の給与水準は、日本人の約10分の1だとされています。以下が、現地のフィリピン人の平均給与です。

    新卒・・・約2万円

    中途・・・約4万円

    マネジャー・・・約8万円

    ただし、現地にはさまざまな仕事をしている人がいるのでこの限りではありません。また、日本では考えられないような安い給料で働いているフィリピン人もいます。あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

    給料
  • 外食

    フィリピンの町中には、現地の人がよく利用するローカルレストランが数多くあります。ローカルレストランでの食事は約100円~300円と、日本人にとってはかなりリーズナブルでしょう。もちろん、フィリピンの中にも中間・富裕層や外国人向けの高級レストランの場合は、1,500円~など日本での外食とあまり変わらない値段です。また、コーヒーもコンビニやローカルの場所であれば約50円~飲めますが、世界中に進出している大手のカフェなどは日本と変わらない値段設定がされています。

    外食
  • 交通

    フィリピンでの主な交通手段はジプニー、タクシー、バス、電車などです。

  • ジプニー・・・現地の人がよく利用する乗り合いバス。約20円~

    ジプニーは乗りたいときに乗れ、降りたいときに降りられる非常に便利な交通手段ですが、ジプニーによって行き先や区間が違うため慣れるまでは乗りこなすことが難しいかもしれません。見知らぬ人たちと一緒に乗るシステムですが、セキュリティー対策などは何もないため不安な場合はタクシーを利用すると安心です。

    ジプニー・・・現地の人がよく利用する乗り合いバス。約20円~
  • タクシー・・・セキュリティーの面で安心。約80円~

    タクシーは、メーターで料金が換算されるので基本的に安心ですが、運転手によってはメーターを使わないで、あとから法外な料金を請求してくることもあります。利用の際には「メーターを使用してください」と伝えましょう。

  • バス・・・中長距離移動の際に便利。約30円~

    バスは1時間程度の移動から7,8時間ほどの長距離移動まで使える交通手段で、エアコン付きのものを選べば快適に乗れます。ただし、フィリピンのバスはエアコンが異常に効きすぎていることがよくあるので、1枚羽織れるものを用意しておくと良いかもしれません。

  • 電車・・・区間内の移動であれば便利。約20円~

    路線が三つしかなく、日本のように各地に張り巡らされているわけではありません。マニラ首都圏にのみ整備されている状態で、通勤・帰宅ラッシュ時にはかなりの混雑が予想されます。

  • 洋服

    フィリピン各地にはSMという大きなショッピングモールがあり、高級ブランドショップが立ち並びます。有名ブランドなどの服は決して安くはなく、日本と変わらない値段だと思って良いでしょう。しかし、町中の露店やローカルショップに行くと、まったく無名ブランドの服であれば100円程度で買えることもあります。
    高級な服を買わない限り、衣類に掛かるお金はかなり少なく抑えることが可能です。

  • おわりに

    フィリピンの経済状況や、フィリピンで生活する上で具体的にどのようなものにいくら掛かるのかなどについてご紹介しました。フィリピンは東南アジア諸国の中でも、近年経済的に最も成長している国です。渋滞が頻繁に起こるなどの交通インフラがまだ整いきっていない部分はありますが、交通機関自体は格安で便利に利用することができます。

    日本と同じような生活レベルを求めたり、高級志向であったりすると決して安く生活できるわけではありませんが、一般的なフィリピン人と同じ水準の食事や洋服に掛かるお金などを考えるとかなり物価が安いといえるでしょう。