医療事務講座コラム

09.医療事務の就職先ってどんな所?

医療事務の仕事は、病院やクリニックの窓口となり、医療費を計算して精算するなど、患者さんと対応すること、また患者さんの加入している保険組合等に医療費の保険分を請求したりすることが仕事の中心です。厚生労働省が規定した点数を用いた医療費の計算には高い専門性が求められます。また、健康に不安を抱える患者さんと直接対面し接する仕事ですので、高いサービス精神と対人スキルが求められます。
一般の事務職の場合、決められた事務を粛々とこなす、という印象がありコミュニケーションが苦手な方でも勤まる仕事といったイメージがあるかもしれませんが、医療事務の仕事はそういうわけにはいきません。患者さんと接する上でコミュニケーションが欠かせません。

なぜ女性に人気ある資格なのか?

医療事務の仕事はフルタイム・パートタイムに加え午前中のみ、午後のみといった自分のライフスタイルに合わせることができる働きやすい職業ということもあり、結婚・出産後の主婦にとって安定性が高い職業として人気がありますが、実は国家資格や公的資格というものがなく、様々な団体が主催している医療事務資格を取得して就職する場合が多いようです。必ずしも資格が必須な職業ではありませんが、そういった医療事務の資格を持っていると、英検のように自身の実力を証明することができるため、就職する上では強いアピールになるでしょう。

資格の学校などでは、そもそも医療分野に対するニーズは好不況に左右されるものではなく、また高齢化社会を迎える日本において医療事務の就職は非常にしやすいと宣伝されています。一方で、そういった医療事務の職に就きたいという方も非常に多く、倍率は決して低くないというのが実情のようです。
ただし、日本の病院・クリニックの数はコンビニエンスストアの2倍以上とも言われています。さらに、資格予備校では就職までしっかりサポートしてくれるところも多いので、相談に乗ってもらうと良いでしょう。

医療機関とIT化

医療の分野は、今後もますます重要性は増していきます。高齢化が進む中、医療に対するニーズはさらに高まってきています。一口に医療事務と言っても、歯科医や調剤薬局など様々な医療のカテゴリーも存在しますし、病院の数も多いです。そんな病院の数以上に患者の数が多く、圧倒的な医者不足であることが指摘されています。こういった状況は今後もトレンドとして継続するでしょう。
ただし、医療費の計算などがITによって取って替わられつつありますので、ITリテラシーの高い人材であることが一つのカギとなるでしょう。医療事務の全てがITによって置き換えられるということも考えにくいです。

かつてのように大人数のスタッフで行っていた診療費の計算や請求業務もレセプトコンピューターと呼ばれるパソコンや電子カルテの普及により少ない人数でもその業務をこなすことが可能となりました。その少ない人数として仕事をしていくためには、ITスキルはもちろん、より専門的な知識が必要となるのです。そのためにも医療事務の資格を取得することは必須となるでしょう。
患者さんと対面することは必ず必要となるものですし、対人スキルの高さ、というものも就職するときも仕事を行うときも重視されるポイントとなります。
厚生労働省が規定する点数は2年ごとに改訂されますので、そういった状況の変化にも対応できる方が望ましいと言えます。

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