医療事務講座コラム

06.医療事務の資格について

資格を持っていると何が有利なのか?

医療事務の資格の種類は多岐にわたり、現在国内で10種類程度の資格が存在します。医療事務の業務を細分化し、それぞれのケースに合わせた資格が用意されています。

医療事務スタッフとして働く際に、資格は絶対必要という訳ではありません。採用時に資格を求めない場合もあります。しかし現状、これから医療事務スタッフを目指す際には資格の取得が必須と言えます。
それは医療事務スタッフを目指す多くの方が、既に資格を取得した状態だからです。医療事務スタッフを採用する際の優先順位は、

1.医療事務の経験者

2.専門学校等を卒業し、資格を持っている志望者

3.資格を持っている志望者

4.無資格の志望者

となっており、無資格の場合は条件面や給料の面で最初から差がついてしまっています。以下に資格についてのご説明を致します。

医療事務の資格の種類

医療事務管理士

医療事務での就職を目指すとき、受験者数の多い資格のひとつです。一般的な医学知識から、医療保険制度、保険請求事務に関する知識まで、幅広く身についているかを調べ、さらにレセプト作成(診療報酬請求明細書のことで、患者さんの医療費のうち、保険会社が支払うべき請求をまとめたものです。医療事務の業務の大きな部分を占めます)の実技試験も行われます。正に医療事務の業務に即した資格と言えます。

試験は年6回、全国各地で行われ、受験料は6700円です(2015年3月現在)。通信講座で50000円ほどから受講できるため、在宅で勉強し、合格を目指すことが出来ます。受験資格もありません。ただ合格率は50パーセント程で、受けた人が必ず合格する訳ではありません。きちんと学習する必要があります。

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

医療事務管理士と同様、受験者数の多い資格です。医療保険制度、高齢者医療制度、介護保険制度、医事法規一般等、7科目についての学科試験を受け、実技としてコミュニケーション(患者対応)、レセプト作成が設けられています。受験資格は医療事務管理士と同様に特に設けられておらず、受験料も同額の7500円で、毎月全国で試験日が設定されています。通信講座も6ヶ月で50000円程度から受講できます。

医師事務作業補助技能認定試験

医師が行う事務作業(診療録の記入等)を補助する能力があることを証明する資格です。受験資格に6ヶ月以上の実務経験か、専門学校等での教育訓練が必要になります。メディカルクラークと同様に学科と実技の試験があり、年6回、全国で開催されています。受験料は8300円です。
医療事務としてのキャリアアップを目指す方にお勧めの資格です。

診療報酬請求事務能力認定試験

内閣府公認である日本医療保険事務協会の定めた資格です。受験資格はありませんが、医科と歯科に分かれ、年2回学科試験と実技試験が開催されています。特筆すべきはその試験時間であり、3時間にも及びます。また診療報酬点数表などの持ち込みも自由です。それでも合格率は30パーセント前後と低く、勉強に必要な時間も膨大で、かなり難しい資格となりますが、それ故他の資格とは一線を画すものとなります。専門学校に入学して対策をしたり、通信講座(80000円程からございます)で学んだり、専門書籍を自分で揃え、独学で学習する方法もあります。受験料は7500円です。

ここでご紹介しきれなかった資格も多数あります。しかし資格取得が就職への道のりであることは、勉強を進める上で大きな励みになるでしょう。資格があると採用されやすくなる他に、職場によっては特別手当が付く場合もあります。

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