医療事務講座コラム

04.医療事務スタッフに必要な能力・知識

医療事務スタッフに必要な能力・知識とはどのようなものなのでしょうか?実は、医療事務の仕事は資格が無くてもできます。医療事務スタッフの採用で優遇されるのは、医療機関で医療事務の経験がある人です。しかし、誰もが最初は未経験です。医療事務スタッフとして働くために、あると有利な能力や知識とはどのようなものかを、ご紹介します。

医療事務スタッフにはマルチタスクが要求される!

医療事務スタッフの中心となる仕事は、診療報酬請求業務いわゆるレセプト業務です。レセプト業務とは、医療費を算定し、健康保険組合などに請求するためのレセプトを作成する業務です。レセプト業務をこなすには、医師が記述したカルテ、そして処方箋等の専門文書を読める専門的な医療知識が必要になりますし、医療保険制度の法的なルール、仕組み等についての知識が必要になります。また、診療報酬を算定する上で必要になる高度な診療報酬請求業務のノウハウも必要になります。

これらの知識は、やはり実務経験や医療事務の勉強をしないとなかなか身につけることができません。一般的には、医療事務の講座を受講した上で、資格を取得し、実務経験を積むという流れになります。もちろん、資格があれば医療事務の仕事が簡単にできる、というものではありませんし、医療の制度は毎年のように変わるので覚えなければいけないことも多いです。しかし、資格の勉強で学んだことが基礎知識として身についていれば、仕事もしやすくなるはずです。

医療事務の仕事で中心となる仕事は、レセプト業務ですが、他にも様々な業務をこなす必要があります。そのひとつに医療機関の窓口業務があります。仕事の内容は医療機関によって異なります。例えば、大学病院のような大きな病院だと患者さんの数がとても多いので、窓口で患者さんの対応をする人と、レセプト業務だけをこなす人に分かれて、仕事を分担します。しかし、個人の診療所等規模の小さい医療機関では窓口で受け付けをして、患者さんの病状を細かく聞き取り、レセプト業務をした後に、会計をする、というように医療事務業務の全般を任されることがほとんどです。さらに、電話対応や、窓口でのこまごました対応をすることもあるでしょう。

医療はサービス業である

このように窓口対応をする場合に求められるのが、高いコミュニケーション能力と、接客マナーです。特に医療機関に来る患者さんには高齢者や障がいのある方が多いため、わかりやすく丁寧に話し、礼儀正しい態度で対応しなければなりません。また、患者さんは病気やけがをしていて、普段よりもナーバスな状態なので、そんな患者さんの辛い気持ちを思いやって、優しい態度で接することがとても重要です。病院と言ってもサービス業ですから、窓口での対応が悪いと病院の評判を落としかねません。様々な年代の人に笑顔で接することができる高いコミュニケーション能力と接客マナーが求められているのです。

医療機関のIT化

最近の医療の現場ではカルテの電子化が進み、レセプト業務もほとんどが電子化されています。そのため、パソコンスキルは必須です。とはいっても、データを入力したり印刷したりする程度なので、簡単なパソコン操作ができれば、ほとんど問題はないでしょう。簡単なパソコン検定などの資格を取得しておくのも良いでしょう。

また、医療事務の仕事では、てきぱきとした高い事務処理能力も求められます。受付をしてカルテを準備し、患者さんが診察を受けてから帰るまでに会計の準備をします。新規の患者さんの場合は、新しいカルテを作成する必要もあります。医療機関が混んでいる時にも患者さんをお待たせしないように、これらの大量の事務処理を短い時間で正確にこなさなければなりません。

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