活躍する修了生

山内加寿子さんプロフィール 日本語パートナーズ第1期派遣者として活躍した山内さん

出発前インタビューはこちら

国のサポートを受けながら海外で暮らし
文化交流することができる。こんな機会はめったにない

2014年9月末、私はインドネシア・ジャカルタへと飛び立ちました。派遣先は職業訓練校(学生400人)と国立高校(語学クラスの学生30人)。カウンターパートナーと呼ばれる、日本語を教えている現地の教師と日本語パートナーズ(以下NP)がタッグを組んで、ティームティーチングを行います。
この他にも、現地にはNPをサポートしてくれるジャパンファウンデーションの人々がいます。住まいの不具合対応など、生活のサポートをしてくださる調整員の方々と、各地に派遣されているNP向けにさまざまなワークショップを開き、交流や情報交換を通じて指導法のアドバイスをしてくださる日本語教育の専門家の先生のおかげで、海外での生活にも不安はあまり感じませんでした。
一般的には、日本語教師としていざ海外で働こうと思ったら、ネットなどで情報を集め、自力でいろいろな準備をしなくてはいけませんが、国の事業である日本語パートナーに関しては、そういった負担は非常に少ないといえるでしょう。

職業高校での授業シーン。写真奥にいるヒジャブをかぶった女性がカウンターパートナー。

手作りのカルタをつかった、大盛り上がりの動詞の勉強。教材作りはヒューマンアカデミー時代にも経験しているのでお手のもの。

「ニッポン大好き!」輝く学生たちの瞳を見て抱いた
もっと日本語教師として成長したいという願い

現地では、語学の勉強はもちろんですが、もっと広い意味で“日本文化”に触れる機会をつくることが求められました。
着物や折り紙、福笑い、和食、七夕といった伝統的な文化をいかに伝えるか、というのはヒューマンアカデミー時代にも経験していましたが、最近はインターネットやスマホの普及のおかげで、好奇心旺盛な学生たちの間では日本のアニメや漫画、アイドルが大人気!とうてい自分では答えられない質問が来たときなどは、フェイスブックで他のNPと連絡を取り合って、どう説明したらいいかと相談しあっていました。

成人式の貸衣装のパンフを使って、着物を紹介。美しさや織り方、着方だけでなく、レンタル代金などを知ることで、日本の経済感覚なども理解してもらえました。

幸い私は楽天的な性格なので、9ヶ月のインドネシア生活を大いに楽しむことができました。多くの友達ができ、自国とはまったく違う文化・風土に触れ、インドネシアという国が大好きになって帰ってきました。
純朴で愛すべき学生たちが、授業のたびに瞳に浮かべる憧れや驚きの色。その輝きを見るたびに、もっと上手に伝えたい、もっと日本を好きになってほしい、そんな気持ちが強くなっていったことを、私は今でも懐かしく思い出します。
そしてNPの真の目的は、言葉や知識の普及だけでなく、愛情や信頼、尊敬を分かち合って、互いの国を好きになる心の交流だったのだろうな…と思うのです。

もしもヒューマンアカデミーの受講生で、「いずれは海外へ」と考えている人がいたら、ぜひNPにチャレンジしてみてください。アドバイスとしては、とにかく「オープンマインドで!」ということ。NPの仲間や派遣先の人々に心を開いて飛び込めば、きっと有意義で楽しい経験ができるはずですよ!


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